千葉県を旅してきました。
旅の途中でランチで立ち寄ったところが、パスタの塩加減が絶妙に美味しくて、そして何よりも景色が美味しさ倍増してくれたイタリアンだったのでご紹介です。
お店の名前は「OSTERIA BECCAFICO オステリアベッカフィーコ」
ベッカフィーコとはイタリアの鳥の名前で、少し太めな鳥なんだそうです。
お腹が膨らんでいることで、魚に詰め物をしたお料理のことを、その取りにに似ていることから「ベッカフィーコ」というお料理の名前にもなっています。
〒294‐0302 千葉県館山市塩見226-4
TEL 0470-29-7600
営業時間と定休日はホームページで確認してください。
アクセスは、車で行くのが一番簡単で楽ですが、公共交通機関でも行けます。
公共交通機関を使う場合は、Jバス関東があります。
館山駅を出て、安房塩見バス停で下車します。
1時間に一本しか便が無いので、時間に要注意です。
広告
偶然見つけた海が見えるレストラン
そもそもなぜこのレストランに行ったかというと、
安房神社にお水取りに行きたかったので、館山方面に向かい前泊する予定でした。
13:00ごろ館山に到着して、さてお昼ご飯を食べようとしたところ、蕎麦好きな私はまぁたいてい蕎麦屋を探します。
ですが、なんとなくこの日は「蕎麦じゃないんだなぁ~~」という気分。
Googleマップを見ながら「あれ?こんな海の近くにイタリアンがある。しかも口コミ評価が高い」と気付きました。
そこで向かったのが、今回言ったオステリア ベッカフィーコです。
ちなみに
”オステリア(Osteria)”はイタリアでワインと簡単な食事を提供するお店のこと
“リストランテ(Ristorante)”はイタリア語でレストランの意味です。一般的な高級レストランのこと
“トラットリア(Trattoria)”はイタリアの気軽に入れる大衆向けのレストラン。リストランテより高級感はありませんが、コース料理が用意されています。
“オステリア(Osteria)”イタリアでワインと簡単な食事を提供するお店のこと
“タベルナ(Taverna)”は小規模な居酒屋や大衆食堂のようなお店
”ピッツェリア(Pizzeria)”はピザ専門店
“エノテカ(Enoteca)”はワインメインでおつまみもあるお店
”バル(Bar)”はお酒を注文しながら食事も楽しめるお店
話はそれましたが、オステリアということでランチにはちょうど良い気もしたのです。
さて、地図を再掲しているのは、ベッカフィーコへのアクセスが少々大変だったからなのです。
ぐるっとレストランと「おさしみの宿たろべ」の2つの建物を囲むように道がありますが、この道がなかなかに狭いのです。
オススメは、車で「おさしみの宿たろべ」側から反時計回りに行くことです。
時計回りのベッカフィーコ側から行くと、通れなくは無いですが「これ・・行けるのかな?」と少し不安になるぐらい狭いです。
絶妙な塩加減のパスタ
お腹が空いたので早速食べましょう。
ランチメニューは、黒板に書いてあります。
それを参考にして選びます。
前菜が豊富で美味しそうなので迷いますが、お店に到着したのがラストオーダー14:00の少し前ぐらいだったので、手軽に食べられるパスタを選びました。
一見みたところ、普通のメニューっぽく感じます。
文章で味を伝えられないのが残念なのですが、このパスタが絶品なのです。
よくパスタは”アルデンテ”と言われますが、日本のアルデンテは少々固い気がするのです。
(蕎麦も同様)
アルデンテと茹で過ぎの絶妙な間で、固すぎず柔らかすぎず。
そして、塩加減がなんとも良い塩梅。
ソース無しのパスタだけでも、バクバクいけそうな感じの味わい深さがあります。
そこに、塩が利き過ぎず素材の味を生かしたソースが乗っているのです。
通常、塩味はソース側優先でパスタからはあんまり感じないのですが、ここはその逆。
なので、新鮮な海の幸の素材や、豊富な山の幸の素材の味が充分に楽しめるのです。
パスタがあまりにも美味しかったので、調子をこいてデザートも追加注文。
大変おいしゅうございました。
特にイチジクのコンポートが美味しすぎて、東京に帰宅してすぐにイチジクをお取り寄せして、コンポートを自分でも作ったぐらいです。
そう、この味をすぐに再現してみたい衝動に駆られるぐらいの美味しさ。
レモンのタルトも、東京に帰宅してから、一般的なレシピってどんな感じ?とガンガン検索したぐらい美味しかったです。
(タルトは作りませんでしたが。作ったら食べることになり食べるとますます肥えるのでやめました。)
海が近い景色の良いロケーション
お料理がとても美味しかったのですが、店内もロケーションも素敵でした。
お店には大きな窓があり、そのおかげで店内がとても明るいのです。
白いシャツを着ている女性がこちらのお店の方で、この海を望める景色が気に入ってここに窓を作ったそうです。
お店の目の前の道をまっすぐ進むと徒歩2分ぐらいで海岸に出ます。
私も靴と靴下を脱いで、海に足を浸してみました。
気持ちい!
海に足を運んでいたのは、なんと自分だけでなく、店内にいた他のお客さんも来ていました。
そうよねぇ、だれもが海まで行きたくなるよねぇと、私は思ってしまいました。
お客が少なければお店の人に確認してから、車を置かせてもらったままで食後のお散歩に海まで行くのもアリです。
ただし、長時間お散歩したり、お店が混んでいる時は、すみやかに車は出しましょうね。
味よし、景色よし、自然も体感できる、五感に美味しいイタリアレストランでした。
最後に
こちらのおすすめスポットは全て同じバス路線上にあります。
1時間に1本しか便が無いのですが、1時間ごとにそれぞれのスポットを巡ることができます。