神社巡りが趣味のさゆりっぷです。
千葉県は海に囲まれているからでしょうか、海に関わる神様がいらっしゃいます。
今回訪れたのは「安房国一之宮 洲崎神社」様です。
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洲崎の意味と位置
「洲崎」という言葉の意味として
州が海中または河中に長く突き出て岬のようになった所。
コトバンクより
昔から、岬のところは気を付けて船を通らせなさいという意味でも神様が祭られ、岬から遠い海に漁に出る人たちを見守る神様でもあります。
こちらの地図が「洲崎」という名の付く神社様の位置です。
こうやって俯瞰して見ると、太平洋から東京湾に繋がる航路は洲崎神社様が守っておられるのが分かります。
安房国一之宮 洲崎神社(あわのくにいちのみや すさきじんじゃ)
洲崎神社の中でも、今回ご紹介している「安房国一之宮 洲崎神社」様は「一之宮」の名がつけられています。
一之宮とは
一宮とは、ある地域の中で最も社格の高いとされる神社のことである。一の宮、一ノ宮、一之宮などとも書く。
Wikipediaより
つまり、洲崎神社は安房国(千葉県)では最も社格の高い神社なのです。
安房国には洲崎神社の他に、もう一社一之宮がついている神社があり、そちらは「安房神社」様です。
安房神社様についてはこちらの記事をご参照ください。
”一之宮”については、その指定についていろいろ論議があったようですが、格式が高いことについては間違いなしです。
アクセス
館山の洲崎神社へのアクセス方法は、車で行くのが一番便利です。
公共交通機関で行く場合は、館山駅からJRバス関東が出ています。
1時間に1本しか便が無いので、行き帰りの時間はよく考えて旅程を組みましょう。
下車するバス停は「洲の崎神社前」となり、そこから徒歩14~20分です。
圧巻の147段の石段の上のご本殿
現地に到着したら。。。圧巻の石段が待っていました。
登りましょうとも。ここまで来たのでせっかくです。
行った日は、急に雨が降ったり止んだりの繰り返して天候が不安定なことと、道がぬかるんでいるので、迷った末「霊峰富士遥拝所」へ行くのは断念しました。
本殿から海へ続く道
登ったら降りるのが自然のならい。
下山しましょう。
面白いのは、本殿から海岸まで一直線に道が続き、その先にも遥拝所があることです。
洲崎神社は海の守り神の神様です。
そう聞いていたのですが・・・海側に鎮座ましましたのは、どう見えて男●のような・・・
男●が海に突き刺さるがごとく据えらえております。
なぜに?
自問自答しながらこういう結論を勝手に導きだしてみました(笑
海で働く男性たちの安全を守ったのですね、神様。
そして女性という海と一体になりたいということなのでしょう。
感想とまとめ
行くのに苦労する神社ではありましたが、天に向かってそびえるような社殿や、海に向かって突き刺さるような海側の遥拝所。
景色全体が一体となったスケールの大きな神社に感じました。
そしてそれを祭った人々の大らかさ。
見える景色の抜けた爽快感。
ダイナミックな感じを受けました。
どちらかと言うとひなびた感じさえ受ける田舎ですが、この景色か見られるのであれば足を運んで良かったと感じました。
洲崎神社に行った際には、同じバス路線上にある「漁港食堂だいぼ」もおすすめ。
東京からアクセスできる、プチトリップにはとてもオススメです。
御祭神
祭神は天比理乃咩命(あめのひりのめのみこと)