新幹線を乗り遅れました。
悲しいので、美味しいお弁当箱で自分を励ましています。
いつもは、発車10分前に駅に到着するのですが、今回は30分前に余裕の東京駅に到着。
しかし、乗るべき新幹線は、滅多に乗らない「こだま」
ウッカリホームを間違えキョロキョロ・アワアワしているうちに乗り遅れました。
気づいてホームをが分かり、正しいホームに行くまでに発車2分差。。
乗る新幹線が去った後でした。
つまり、早く行こうが遅く行こうが、乗り遅れる時は遅れるということです。
さて、気分を切り替えて駅弁を食べるとします。
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「賛否両論」弁当を奮発
今回は、前々から気になっていた「賛否両論」弁当です。
1,600円也
気になっていたけど買わなかったのは、土地柄の特長が無いお弁当だったからです。
例えば、イカめしとか『上野駅 駅弁:「みやぎ三陸 黄金海道」海の幸てんこ盛りの様に、ご当地感が無いのにこの価格はどうなの?
幕の内弁当と何が違うの?
そんな疑問から、気になるけど選んで来ませんでした。
しかし、まぁ滅多に乗らない「こだま」に乗るのだから、滅多に選ばない物を選んでみようという出来心好奇心から手に取りました。
包みを取ると、今、駅弁ではよくあるタイプの塗り箱風の容器です。
しかし、他の少しお値段が手頃なお弁当よりも、しっかりした作りになっている気がしました。
料亭の幕の内風。
盛付けも上品で、開けた瞬間味への期待が一気に膨らみます。
駅弁だけでなく、歌舞伎座やちょっとかしこまったシチュエーションで出す幕の内弁当としても、活躍しそうなグレード感があります。
日本料理の美味しさが詰まったお弁当
どれも美味。
揚げ物類は軽く味がついてい、駅弁では手が汚れて厄介な醤油やソース類が必要ありません。
合鴨のスモークも、スモーキーな香りが立ち上がりパサパサ感も無し。
特筆すべきは『帆立南蛮漬け』
駅弁では珍しい南蛮漬けが入っていました。
水分の多い南蛮漬けはなかなか入れることは無いのですが、適度に汁気を切ってあって汁漏れを起こすこと無くお弁当箱に収まっていました。
程好い酢のシメ具合が、駅弁のマンネリになりやすい甘塩っぱいテイストに、新鮮な酸味がアクセントになっていました。
全体的にバランスの取れた『ミニ懐石』の様で、1,600円と奮発した甲斐があったと思います。
まとめ
駅弁で1,600円はお高い気がしましたが、味わってみて損得抜きの美味しさと思いました。
今のところ、自分の中での駅弁ランキングNo. 1です。
《過去記事》
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