「コーヒーが冷めないうちに」 川口俊和著:ホロリと泣きたい時に読む本

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この本を手に取ったきっかけ

先日、ドリアン助川著「あん」を読みました。

ブックレビュー 「あん」 ドリアン助川著 | さゆりっぷ

今週読んだ本 2016/1/3 ~ 2016/1/9 …

ブログに書いてフェイスブックに「ブログ書きました~」とポストしたところ、友達からこの本を勧められました。
「あん」も気持ち良く泣ける本ですが、この本も気持ち良く泣ける本だということです。
友人はお母さんに勧められたとのこと。
お母さん、本のチョイスのセンスが良いっ!!!

2015年はビジネス書やライフハック系の本ばかりを読んでいて小説を読む機会が少なかったので、立て続けに小説を選んでみたのです。

今週読んだ本 2016/1/10 ~ 2016/1/16

川口俊和
サンマーク出版
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「コーヒーが冷めないうちに」とは

この小説の舞台はとある小さな古めかしい喫茶店です。
今、全盛を極めているカフェではありません。
そこには不思議な席があって、その席に座ると過去に戻れるという事なのです。
しかし、SF小説の様に過去に戻って危険を回避したり、ドラえもんののび太の様に自分の都合の良い様に未来を変えてしまえる訳ではありません。

”未来は変えることはできない”

というのが、過去に戻るルールなのです。
ルールは他にもいろいろあって、けっこう七面倒な決まりがあります。詳しいことは本をご参照ください。
面倒くさいルールがあったとして、それでもどうしても『過去に戻りたい』時はありますよね。
物語の中で、4人の人が過去に戻る4つのお話しで構成されています。

未来は変えることは出来ないけれど、どうしても一言伝えたかったことってありませんか?
私はあります。
祖母が脳梗塞で倒れて入院し、数日後の夜中に無くなりました。
その亡くなる前の夕方に戻りたいです。

祖母は言葉に出して返事が出来なかったとは思うのですが、周りが話している声や言葉はおそらく聞こえていたと思います。
その時間に、1時間、いや30分でも良いので戻りたいです。
理由は書きません。
書きませんが、私の心の中に一つだけ心残りがあるからです。
祖母が亡くなるという未来は変えることは出来ないでしょうが、どうしても伝えたかったこととやりたかったことがあります。

”未来は変えることはできない”
けれど、その心残りをスッと消せることが出来たならが、もう少しその後に起きる変えることの出来ない未来を違った気持ちで受け止めることができたでしょう。
そう、未来は変えられないけれど、起きた事実に対しての”受け止め方””心の有り様”を変えられると思います。

心の有り方次第で、人生は甘くもあり辛くもある。
そう、感じた本でした。

この本を読んで、号泣・・・とは行きませんでしたが、読み終えた時に清々しい気持ちになったことは間違いありません。

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