『烏に単は似合わない』阿部智里著:久々に夢中になって読んだ小説。ハマると寝不足でも止まらない

フェイスブックをつらつらと眺めていたら、「おススメの小説」としてウォールを流れてきました。
「これは面白い!」ととても押してくるのです。
それならば、どれどれ・・・とKindleで購入してみました。

さぁそれからが大変です!
面白くてやめられない止まらない!!!

阿部智里が書く『烏に・・・』は、「八咫烏シリーズ」とも言い、「八咫烏」の一族が支配する世界「山内」で繰り広げられる物語です。

折しも、この夏に京都は「上賀茂神社」にお参りに行って来たところ。
京都市内からかなり離れているのにも関わらず、無理繰りタクシーで上賀茂神社に行き、八咫烏おみくじを引いてお参りしただけで、再び京都駅までタクシーですっ飛んで引き返したという酔狂をしでかしておりました。

上賀茂神社は八咫烏が祀られていることで有名な神社。

神武天皇を導いた「八咫烏(やたがらす)」
賀茂氏の始祖「賀茂建角身命(かもたけつねのみこと)は初代神武(じんむ)天皇が東征にて大和の国(現在の奈良県)あたりに入られる際、八咫烏の姿となり一行を無事導いたと伝えられている。上賀茂神社の摂社、久我神社に祀られています。
上賀茂神社サイトより

これも何かのご縁でしょうか。
いやいや、最後の5巻目を読み終えたときに、ただならぬご縁を感じました。
(詳しくは5巻目のレビュー記事にて)

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今週読んだ本 2016/9/11~2016/9/17





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『空棺の烏』阿部智里著:八咫烏シリーズ第4巻目。

寝不足間違いなしのSFファンタジー

今週は、思いっきり寝不足です。
仕事が結構忙しい+インプットが多い+・・・・・「八咫烏シリーズ」が面白過ぎて寝る間も惜しんで読みふけっています。

久々に面白い本に出合いました。
先日読んだ、「あきない世傳 金と銀」も面白かったですが、こちらは続き物で続編がまだ発売になっていないため、自分にも歯止めが掛かりました。
「あきない世傳 金と銀」源流編 高田郁著:女性が自分の力で逞しく生きて行く、そんな姿に感動できる本

この八咫烏シリーズは、1冊で1ストーリーが完結。しかもシリーズ5巻まで発売されています。読みました、読みふけりました。

緻密な描写が、脳内の想像力の翼を限りなく広げてくれる

この本の何に惹かれるかというと、文章の描写力です。
八咫烏たちの住む世界は、もちろん架空の世界です。この世に存在しない世界は、読者は頭の中で想像するしかありません。
微に入り細にいる文章表現力は、八咫烏の長である”宗家”が住まう朝廷の、きらびやかな世界を容易に想像させてくれます。
極彩色でまばゆいばかりの朝廷で、次の世代を担う「日嗣の皇子」が后を選ぶために、東西南北の貴族から4人の姫様が登殿するところから、この物語は始まります。
(お后選びのための、朝廷内にある屋敷に住まうことを登殿と呼ぶ)
東西南北の姫が、東=春、南=夏、西=秋、北=冬 それぞれ四季になぞらえた屋敷に住まいながら、お后の座を狙う戦いです。

ここから先の展開は、なんか既視感があるなぁと思ったら、ストーリーはオリジナルですが、目に浮かぶ様相がまるで韓流歴史ドラマ。
韓流ドラマはハマらなかったクチでしたが、歴史ドラマは好きです。
いや、嘘です。韓流ドラマにハマった友人からDVDを貸してもらって寝ずに見たことはあります。まるでその時のように、起きている間のちょっとした隙間時間はすべて、この本を読んでいる生活に突入してしまいました。
本ですから、すべて文字表現なのですが、目の前に容易に様相が浮かぶほどの描写力にすっかり引き込まれてしまいました。

ストーリーを書くとネタバレになってしまうので控えますが、最後の最後に大どんでん返し。
あぁ・・そう来たかと、良い意味で作者に裏切られました。

空想SFファンタジーの場合、ロジカルな人にとっては空想の翼を広げるのがしんどいと思う人もいるかもしれませんが、とにかく描写がわかりやすいので、読みやすいです。

これからの秋の夜長。
韓流ドラマが好きな方はハマること間違いなしの面白い小説でした。
しかも、ドロドロキラキラな宮廷ドラマが好きなら尚更です。





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