八咫烏シリーズ3巻目となりました。
3巻目は2巻目を引き継いで、日嗣の皇子である奈月彦と雪哉が、新たなる敵に立ち向かう物語になります。
1巻目の韓流風の華やかな朝廷絵巻で食いついてしまったのに、すっかり某国営放送局の藤沢周平風の侍シリーズとなっております。喜んで良いのか、悲しんで良いのか。
しかし、どうにも止まらないのだけは事実です。
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今週読んだ本 2016/9/11~2016/9/17
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再びの、奈月彦と雪哉のコンビ
2巻目の結末でも、大どんでん返しでした。
皇子の近習の道を選ばなかった雪哉。郷里に戻り安穏と暮らしていたところの大事件。
そこから”巻き込み上手”の皇子の手にかかり、またもや巻き込まれていきます。
(まるで、今、一緒に仕事をしているA女史のようだ。彼女も天才的な巻き込み上手!素晴らしい)
また、この巻では、それまで伏せられていた雪哉の出生の秘密が明かされます。
1巻目の最初では”ただのボンクラ”だったのですが、なんとまぁ・・・(ハート)
しかし、なんといってもこの巻の読みどころは、皇子と雪哉のコンビネーションでしょうか。まるで八咫烏版「相棒」シリーズ。
その後の4巻目の話の伏線にもなっています。
そして、ここでも”女”の陰湿かつ狡猾な姿が隠れたテーマ。
(1巻目といい3巻目といい、作者は女に何か痛い目にでも遭ったのかしら?)
人間のしかも女の、強欲と愛に飢えている悲しさというのは、いつの世でも悲劇を巻き起こしますね。
詳しく書くとネタバレになるので、ここまでに留め置いて。ぜひ、3巻も引き続き読んでほしいです。
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