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宮城県 鳴子:鳴子温泉 貸切露天風呂が有名な「扇屋」 細胞が歓喜を上げる名湯。ご当地クラフトビール「鳴子の風」が美味い

旅好き・温泉好きの@3trip5.さゆりっぷです。

温泉へ行ってきました。
行った先は、宮城県 大崎市にある鳴子温泉です。
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前置き

鳴子温泉へ行こう!と急に思い立ったため、宿も急いで予約する必要がありました。
最初ここが良いなと思って選んだ宿がこちらの「大人の隠れ家 鳴子 風雅」です。

なんと言っても、コンセプトホテルやラグジュアリーホテルを愛してやまないさゆりっぷですよ。
私らしいチョイスと思いました。
思いましたが、なぜか「本当にこんなに急に鳴子温泉まで行っていいのだろうか?」と迷ってもいたのです。
この時「鳴子 風雅」の客室は”残り1室”となっていました。

あと1室しか無いのに、珍しく「ほんとに行くんだよね?」なとどグズグズしていたら・・・
『満室』
となってしまったのです。

買い物に行って買おうか?迷っていたら、目の前で他のお客さんにその品物をかっさらって行かれて、買えなかったことありませんか?
その時って、妙に悔しくて「ぐぉ~~~~~っ!買っておけばよかった~~~~~」と、本当に必要なのか?という熟考する以前に後悔ばかりが残ってしまうことありませんか?
まさに、その状態。

こうなったら「絶対に行ってやる」と、宿探しに一層気合が入ったのです。

しかし、、、朝晩の食事がついているお一人様が泊まれる宿となると、扇屋さんのみ残っていました。
他にも宿は何件かありましたが、食事が付いてないとか、朝食だけとか、内湯の温泉はあっても露天が無いとかで、心が動きません。
条件にぴったりだったのが扇屋さんだったのです。

クドクドと前置きを書いたのは、宿に到着してからの私の気持ちのアップダウンの激しさが、もう笑うしかない七転八倒ぶりで、それを語る前に扇屋さんへ辿り着いた理由をまず知ってもらとうということでした。

さて、前置きはここまでにして、さっそく名湯 扇屋さんのご紹介です。

宿・宿の中・部屋の中

外観と宿の中

じつは、陸羽東線に乗ってあと少しで鳴子温泉駅というところで、電車の中から扇谷さんが見えていました。
電車から降りる前に、ふむふむあそこだなと。

▼あわてて撮った電車の中からの扇屋さん

▼鳴子温泉駅に到着後、まっすぐ宿に向かいます。

▼見えてきました。
(電車の中で見たよりも、鄙びた感じがするのは気のせい?)

▼到着
正しい昭和の温泉宿の風情です。

▼チェックイン。
フロント・ロビーも正しい昭和の温泉宿

▼お土産コーナー

さっそく部屋へ案内されました。

▼廊下
正しい昭和の温泉宿のたたずまいです。
案内されながら、宿の人に聞いたところ、コロナ自粛中に比べると少しずつお客さんは戻ってきているそうですが、土曜日にしてはまだまだ少ないのだそうです。
(この日は、土曜日チェックイン→日曜日チェックアウトのピーク時のカレンダー)
部屋の前には名前が貼ってあり、自分の部屋がすぐわかるようにされてありました。
その名前の数をさり気に一瞥すると1部屋おきにお客さんが入っていましたので(コロナ対策?)どんなに多くても満室時の半分なのでしょう。

▼トイレ(共同)
トイレは共同だということは、予約時点で知っておりましたよ。

部屋の中

入った途端に衝撃的でした。。。
昭和だ、昭和がまだここに息づいていた!!!すでに敷いてある布団がエロい!
昭和初期の文豪あたりが、退廃的な男女の情のもつれなどをテーマにした小説に書いていそうな室内。

部屋の電話が、もう今はお目にかかることが難しいダイヤル式

窓に取り付け式のエアコンって、まだあったのか!!!
ここは江戸東京たてもの園???とつい声を上げてしまいそうになったレトロ感
この後、このエアコンは本当に動くのか?とスイッチを押してみたところ「何言っちゃってんの、動くの当たり前じゃん」と言わんばかりに普通に動いて涼しかったです。
人は見かけじゃない、いや人じゃなくてエアコンだし。

▼洗面台
共同じゃなくて室内にあってよかった・・・
小さく張り紙がしてあり、ここのお水はとても美味しいので飲用できますと書いてあり、実際に飲んでみたら、とてもピュアで柔らかい美味しい水でした!喜

▼部屋の窓から見える景色。
下がすぐ線路です。
そして、電車が来るたびに部屋が軽く揺れます。
(そもそも本数が少ないので、あまり気にならない。逆に電車が通って揺れると寂しく無くて良い)

すいません、扇屋さん。
コンセプトホテル・ラグジュアリーホテルを愛してやまない私は、あまりのレトロ感に、この後すぐに友人に

「・・・orz・・・仙台あたりに戻って都会の空気が吸いたい」

とチャットしたのは本当です。

しかし、この後名湯と呼ばれる貸切露天風呂との邂逅で、こんなレトロ感あふれる部屋などどうでも良い!!!と、いきなりテンションがアップしました!
そのアゲアゲ具合は留まるところを知らない青天井。

食事

あまりのレトロ具合にショックで、すでに敷かれていた布団の上にうつ伏せになり、「東京に、いやせめて仙台ぐらいに戻りたい・・・」とシクシクしていたところ、17:50になったところあのダイヤル式電話がジリリと勢いよくなり、
「晩御飯のお仕度ができましたーーー!」と連絡が入りました。

1階の広間での食事です。

▼テーブルに案内された途端に、気分が上がる豪華夕食
富士急ハイランドのFUJIYAMA並みに、急降下したと思ったら気分は急上昇です。

▼地元のブルワリーで作られたクラフトビール。これが激うま。
「鳴子の風」には『高原ラガー』と『山ぶどう』と『ゆきむすび』があり、
『高原ラガー』は正統派ラガービールでインターナショナル ビアコンペティションで金賞を受賞しています。
今回私が選んだ『山ぶどう』は薄っすらとブドウ色をしており、インターナショナル ビアコンペティションで銀賞を受賞しています。
『ゆきむすび』は、シャンパンタイプで地元のお米”ゆきむすび”から作られています。
鳴子温泉駅に到着するまでの車窓は一面の青々とした田んぼ。
さぞかし美味しいお米が取れるのだろうなと思います。

▼贅沢に2つの鍋が用意されていました。
地元産の豚を使った豆乳しゃぶしゃぶ。
この豚肉が旨味が濃くて、間違いなく美味しかったです。

▼牛タン
宮城と言えば牛タン。その期待を裏切らない肉厚だけど歯切れのよい牛タン。
見た目通り、猛烈に美味しかったです。

食事の感想は、文句なしに美味しかった。
ご飯に蕎麦にと、これでもかこれでもかと言わんばかりなボリューム。
あまりの量にご飯には手を出さず、翌朝のお楽しみにとしました。

朝食

朝7:30になると、再びレトロな電話がジリリと鳴り「朝ごはんのお仕度ができましたーーー!」と勢いよく連絡がきます。

▼夕食と同じ大広間へ行くと朝ごはんがお出迎え
鍋の中は湯豆腐。
この写真のメニュー以外に、地元の瑞々しいお米のごはんとお味噌汁。
全体的に甘じょっぱい東北らしい味付けのおかずの数々。
朝から元気をいただきました!

最高の貸切露天風呂と、鉄道ファンには垂涎の見晴らしの良い内風呂

貸切露天風呂

晩御飯を食べているときに、ご年配の宿の人に「貸切露天風呂は行かれました?」と聞かれました。

しかしこの時は、晩御飯ぎりぎりまで、部屋のショックで布団の上でシクシクしてたところを、晩御飯でようやく気分が上がってきたところだったので、温泉どころではありませんでした。

どうせ露天風呂に入るなら、まだ空が明るいうちの方が景色が見えて良いかなというぐらいの気分で、貸切露天風呂へ向かったのです。

▼階段を上がりきると「貸切露天風呂」です。
宿の人に「事前に予約は必要ですか?」と尋ねたところ、
「ドアの前にスリッパがあって、露天風呂入口に鍵がかかっていたら誰か使っていて、開いていれば入れるというぐらいの緩さです」と説明してもらいました。

ドア、開いています。

▼貸切露天風呂は2つ
今回は、一つは閉鎖中で、一つのみ空いていました。

▼木の引き戸を開けて中に入り、内側から鍵をかけたらもうそこは私だけの貸切露天風呂。
レトロ感溢れますが、部屋ですっかり腹を括ったので「風情があってよろしい」とすんなり受け入れられます。

▼貸切露天風呂
えっ!?後光がさしてますけど!!!

貸切なので特には「撮影禁止」とはされていませんでした。
直径2メートル以上はあります。
広々とした湯舟を独り占めです。
かけ湯をしてからそっと入ります。

▼湯舟から、脱衣場を眺める

▼遠目でみると薄っすらとしたエメラルドグリーン。
近づくと細かく湯の花が浮かんでいます。

▼チラッとサービスショット。。。なんてのんびりしていたのは束の間
突然衝撃的なことが。

肩までお湯に体を沈めたとたんに、頭ではなくて腹の底から「最高!」「最高!」「最高!」「最高!」「最高!」と私の内側から連呼する声が上がったのです。
頭で理解しようとしても「えっ?!私に何が起こったの?」と慌てるばかりですが、目を閉じて自分の内側の声に耳を澄ませてみると、「最高!」「最高!」「最高!」という声がずーっと聞こえてくるのです。

つまり、私自身の細胞のひとつひとつが「気持ちいい」「最高だ」と歓喜の声を上げているのではないか!

温泉を見たとたんに、虹のような後光がさしていましたが、それのせいか?とも思いましたが、
温泉の詳細を確認してみたところ「アルカリ性高温泉」

人によって、温泉の合う合わないはありますが、
アルカリ性のお湯は、皮脂を溶かし皮膚の角質層を緩やかに軟化させるので、美肌の湯・美人の湯ともいわれます。
お湯がやさしく肌に纏わり、少しぬるっとしますがそれがとても気持ちいのです。

細胞レベルから蘇る気がします。

温度が少し高めのお湯なので長い時間は浸かれませんが、のんびりと景色を楽しみながら何度も出たり入ったりを楽しんで、控えめに言っても最高のお湯でした。
テンションMaxです。

内風呂

貸切露天風呂がどう言っても最高だったので、内風呂も入ってみたくなりました。

▼内風呂
こちらは、翌日の10:00チェックアウトの直前に(内風呂はその1時間前の9:00まで利用可能)撮らせてもらった写真です。

▼面白いのはお風呂からの景色
目の前が線路です。
そうです!来るときも車窓から扇屋さんが見えていました。
お風呂の窓からなんと電車が眺められます。
外が明るいのと、窓の下のため外からは見えないと思います。

▼温泉に浸かりながら、陸羽東線の電車の往来(本数は1時間に1本程度)が見られるなんて最高かよ。

▼帰りに電車の中から、お風呂の写真を撮ってみました。
中は見えない。

感想

とにかく貸切露天風呂が最高です。
頭ではなくて体の内なる声が喜びまくるアルカリ性温泉。

ちなみに、鳴子温泉には「滝の湯」と「早稲田桟敷湯」という公衆浴場があります。
「滝の湯」は酸性
「早稲田桟敷湯」は中性

同じ温泉地で、酸性・中性・アルカリ性と湯の種類が豊富な温泉は珍しいですし、
扇屋さんは「美肌の湯」ともいわれるアルカリ性温泉。

最初に部屋で衝撃を受けましたが、住めば都。
一泊したらあんまり気にならない。

それよりも湯の質が自分にとっても合っている扇屋さんの名湯にまた入りたいと思っています。

次回、鳴子温泉に来るときは扇屋さん一択で来ようと思います。

予約する前に、レビューで★の数が多くて、その理由が最初は分からなかったのですが、湯に浸かってみたら納得の温泉でした。

ホテル扇屋情報

住所:〒989-6822 宮城県大崎市鳴子温泉新屋敷38−1
電話:0229833205
サイト:http://www.naruko-oogiya.co.jp/
今回の予約方法:じゃらんサイト
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