茨城へお水取りをして、仙台へ行った旅の記録。
今回の旅で、1記事としては書けそうにもないけれど、記録として残しておきたいことも含めて、まとめてみる。
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旅程
上野→大甕→泉神社→常陸多賀→いわき→仙台→上野
大甕へ
泉神社に向かう予定が、バスを乗り間違える。
美味しい蕎麦屋に出会う
バスを乗り間違えて、すぐさま降りるが、時間も行程も大幅にロス。
しかし、そこで美味しそうな蕎麦屋を発見してお蕎麦を堪能。
これが大ヒットのお蕎麦。
今回の目的の泉神社へ参拝とお水取り
お蕎麦を食べた後、泉神社へ参拝しお水取りもする。
泉神社から仙台に向かう
ここから北上開始
このJR多賀駅に向かう日立のバスが面白かった。
「バス専用レーン」があり、北上するのにバス上り車線も下車線も全て、道路の右側にある。
日本の道路交通法では、左車線は車が走るのだが、一般の自動車の右側を逆方向に走るのだ。
なんだか乗車しているだけなのに、悪いことをしている気分に半分、残り半分は滅多にない状況にワクワクする。
「バス専用レーン」はバス1台分だけ走れる幅で、必ずバス停で上りと下りがすれ違い、そこだけ膨らんだように数メールだけ2車線になるので、道路部分は1台分の幅で十分だ。
調べてみたら、大甕に日立製作所の道路交通システムの研究所があるらしく、もしかするとそのモデルケースとして運用しているのかもしれない。
バス料金はクレジットカード決済が使えるので、私のような異邦人でもクレカで簡単に現金無しで支払えるのが助かる。
JR常陸多賀駅までバスで移動したら、そこで常磐線に乗り換えてJRいわき駅に向かう。
JRいわき駅から仙台駅まで高速バスで移動
JRいわき駅に到着。
初めていわき駅に降り立ち、新しくて立派で広い駅に驚く。
高速バスへの乗り換え時間が12分しか無く、どちらの出口に行けば良いのか迷うし、もし迷って違う出口に行ってしまったら、駅が広いので致命的な時間ロスになりかねないと少々焦る。
焦ってもしょうがないと、改札を出たところにあったコンビニの店員さんに尋ねてみたら「南口」であることを教えてくれた上に、品出しなどで忙しそうにしていたにも関わらず、店の外のわかりやすいところまで送ってくれた。
しかも、どのエレベーターを使うとすぐに行けるとまで案内してくれる。
常々東北に来て感じるのは、人柄が懐っこくて優しくて人情が厚い。
だから何度も東北に来たくなるのだ。
おかげで迷わず、高速バス乗り場まで行ける。
滅多に高速バスに乗らないので、乗り方がよく分からない・・
外にいたバスのスタッフさんに、前払いなのか?どう乗るのか?と尋ねたら「事前に予約してチケットを買う」ことを教えてもらう。
教えてもらうが・・・オメェそんなことも知らねえのかよ!なぜそんなことを聞く?という口調に無性に腹が立つ。
しかし、怒っていてもしょうがない。
ついさっきまで東北の人は人懐っこくて優しいと思っていたが、前言取消しとまではいかないが、コンビニ店員さんの親切でチャラにしよう。
どこで予約してどこでチケットを買えば良いのかも分からないので、すぐ近くにあったチケット売り場に行き「当日でもチケットは予約できますか?」と質問すると、その場で予約でき買えた。
バスは少々内陸側を走って北上していたが、いわきから北の海岸線が遠くに見える。
3.11東日本大震災では被害があり、多くの方の命が失われたことを想うと、なんとも言えない悲しみを感じ、一人黙祷を捧げる。
仙台に到着
実は今回の旅では、仙台駅そばのホテルモントレ仙台に泊まる。
しかし、こちらの宿もおすすめ。
もし「OF HOTEL」に泊まるのであれば、三花で夜ご飯もしくは一杯飲むのをおすすめ
残念ながら、この日が「三花」の定休日で、しかたないのでホテルモントレ仙台の道路を挟んで斜向かいにある「おさかなセンター イチノイチ」で一杯飲む。
ホテルモントレ仙台の大浴場+サウナの門限があるから近場でサクッと。
2日目も、もりもりのお楽しみ
ボックス型だと内密性が保ててとても便利。
そして、青山文庫でランチ。
ランチ後、観光しようか?とも考えたが、仙台市内の観光スポットはほぼ行っているし、疲れている感じもあったので素直に帰途へ着く。
空間が「はやぶさ」車両より狭くてコンパクトだが、はやぶさだと2席と3席のどちらかから選ぶので、2席側が埋まってしまっていると、3席車両に渋々乗ることになる。
その点、コンパクトなこまちは、左右とも2席なのが嬉しい。
そして、仙台駅を出発すると次の駅が大宮で、2つ目の駅が上野。
新幹線だとなんて近いんだ。
感想
出だしから、寝坊して1時間出発が遅れた今回の旅。
それが失敗だったのか?成功だったのか?は分からない。
しかし、その1時間のロスによって、事前に綺麗にまとめていた旅程は総崩れになり、その場その場で判断してルートを選んで乗り換えて行く行程がロールプレイングゲームのようで、いつもの旅よりもワクワク感が高まっていたのは間違い無い。
知った街に到着した時にある安心感が縦糸となり、知らない街に計らずして着いてしまった時の冒険感とが横糸となり、こうやって一つにまとめてみると、悪くは無い一つのタペストリーが出来上がっている気がする。
いや、悪くは無いどころかむしろ、楽しかった。
また、東北は美味しいものが多いのが嬉しい。
今回の旅も、食事に関してはハズレなし!
311で大変な思いをされたと想うが、ほんの少しでも元気な東北であって欲しいと願って、これからも足を運んでいこうと思う。