大阪に仕事で行ってきました。
そこで夕飯として連れて行ってもらったのが、大阪北区曽根崎にある「瓢亭」です。
大阪の麺=うどん と思っていましたが、なんと蕎麦屋。
すぐ隣がお初天神さんという神社。
細かく入り組んだところにあるので、お初天神さんを目指して行くと迷わずに着けます。
住所:大阪府大阪市北区曽根崎2-2-7
電話:06-6311-5041
営業時間:11:00〜23:00
定休日:日曜
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風情ある店構え
▼お店に到着。場所は大阪駅から歩いて行ける距離。地下鉄を利用するなら東梅田が最寄駅となります。
▼とにかく裏路地にありますので、隠れた銘店とでも言いましょうか。しかし、隠れていたとしても知名度はとても高いお蕎麦屋さんのようです。
名物の夕霧そば
今回は、「瓢亭と言えば”夕霧そば”」と言われるほどの、名物蕎麦を注文しました。
お店のサイトを引用しますと、
名物『夕霧そば』とは
『夕霧そば(商標登録645736号)』は、柚子の上(表)皮を細かくおろし、信州で特に石臼で挽かせた真白いそば粉に混ぜて、特別入念に打った日本で唯一の香り豊かな変わりそばです。
そばの淡白な味と柚子のもつ優雅な香気が良くマッチして、特殊そばとしては最高の気品を誇っております。評論家の鳥江鉄也先生が、色や香りの優れたこのそばを、ぜひ大阪唯一の名物そばとして育つよう、近松門左衛門作「廓文章」吉田屋の夕霧太夫にちなみ『夕霧そば』と銘名され、以来、その雅味を認められ、広く御嘉賞を享け賜っております。
昭和29年11月25日(約60年前)、大阪府麺類組合連合会・新調理品展示会に、はじめて柚子切りそばを『夕霧そば』の名で出品し、業界内外でも絶賛の声をいただき「最高優位賞」を受賞いたしました。
それ以来お客様に愛され、今日まで多くの方々にご提供させていただいております。
なんと長く愛され続けているお蕎麦です。
▼注文すると、なんと生卵が出てきました。まるですき焼きみたい。
▼天ぷらつき 2,100円をオーダー。天つゆやそばつゆとは別に出されます。
▼お蕎麦が到着。暖かいのを注文したので、ざるの中に入っているお蕎麦がほこほこと湯気を立てています。おちょこに入っているのが天つゆ。
これがとっても熱々なので、蕎麦つゆを注ぐときは注意してください。溶いた卵の中に蕎麦つゆを入れます。
この辺りのお作法は、お店の人が「初めてですか?」と聞いてくれるので、素直にお願いすると一連の動作をやってくれます。
蕎麦つゆは、甘め。甘塩っぱいつゆと卵とで、まるですき焼き風。
そして、この蕎麦が柚子の皮が練りこまれていて、とても爽やかかつ、なんとも言えない馥郁たる風味を醸し出してくれます。
▼そば湯が最後に出てきます。鉄瓶なのもいいですね(鉄分補給)
感想
このお蕎麦をSNSに投稿したところ、次々に元大阪在住の方々から「懐かしい」というコメントをいただきました。
大阪に住んでいる人にとっては”ふるさとの味”みたいなものでしょうか。
そして、お蕎麦の美味しさにびっくり。関西はうどんというイメージが定着していますが、蕎麦の銘店ありです。
参考情報
お店の玄関のところに、皮を剥き終わった、柚子の実が袋詰めされていて「ご自由にお持ち帰りください」と書かれていました。
一袋6個ぐらい入っています。
私はさっそく貰って帰って、ホテルの湯船に入れてゆず湯として楽しみました。
大阪に2泊したので、2個はお風呂に使い、残り4個は大阪での忘年会にゆずぽんにして出そうと思ったのですが、残念ながら実が柔らか過ぎて使えませんでした。
お風呂に入れるのが一番良いみたいです。