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東京 二子玉川 花冠 陽明庵(会席料理):絶品「蝦夷あわび」が堪能出来る御紹介制の店

最初に書いておきます。
こちらのお店は「御紹介制」です。紹介者がいなければ予約を取ることが出来ません。

そんな敷居の高い、しかし悶絶するほど美味しいお店に、連れて行ってもらいました。

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二子玉川駅のすぐ近くの隠れ家


御紹介頂いた方々と二子玉川駅で待ち合わせです。
駅から徒歩4分のところにある、とあるビルの中。
どう見ても隠れ家

選び抜かれた素材で作られたお料理

御紹介と言うことで、粗相があってはいけないと、店内の写真はこれ一枚。

大将でありオーナーは、一般社団法人日本食文化会議理事長の松本栄文氏。グルマン中のグルマンです。
発酵食への造詣が深いことから、私の勉強になるからとこのお店を紹介してもらいました。
ありがたや!

▼まずはお酒。
「今日の料理に合うウイスキーをお願いします。飲み方は炭酸割りで。」とお願いしたところ、これだけの候補をささっと出してくださいました。
私が選んだのは、竹鶴の向かって左隣の「Penk Whisky 」
岐阜県養老郡養老町にある玉泉堂酒造のウイスキーです。

▼菊芋。白味噌仕立てのお出汁がとても温まります

▼先付けにしては凄い量!

▼そうこうしているうちにどんどん出てきます(笑)載らなきゃグイグイ押し出して、お皿を出してきます(笑)

▼気付くとあっという間に5品(笑)
特筆すべきはガンジー牛(ガーンジィ牛とも言う)のクリームチーズと梅干しの組み合わせ。
これが、やめられない止まらない。しかし、大根のなますが添えられており、大根のジアスターゼが消化を助けてくれます。

▼更にラム肉のステーキに、時間をかけて煮込んだニンニク。ニンニクがとても柔らかくて醤油味が染み染み。これをお箸で崩してお肉と一緒に食べると、ジューシーな肉に味が絡まってジュワッと口の中で広がります。

▼海老と白菜の葛流し。海老の出汁がよく沁みて旨味が口の中で蕩けるように広がります。
もうこれ自体が主役級。
しかし、大将が言うには「あなた、ちょっと〜何を食べに来たのよっ!あわびでしょ?あ・わ・び!」と(笑)
いやもう主役を忘れるほどの美味しさです。

▼箸休めに「肉どうふ」
ちょwwwこれまた主役級なのに”箸休め”とな?
よく煮込まれて味がしみしみな牛肉とお豆腐です。
お豆腐の大きさは半丁あります。
かつては一丁で出していたそうですが、あまりの量の多さにお客が怒り出して、やむなく半丁にしたそうです。

▼そして今日の主役「あわび」そう漢字で書くと「鮑」
え?!どこに鮑?と思うでしょう。とろろご飯の上にかかっている”とろろ”が鮑なんです!
左側には肝。嗚呼、鮑の肝がお酒に合う〜〜。

▼とろろご飯をアップ。
大将に「なんでとろろにしたんですか?」と聞いたら、「何言ってるの。とろろと言ったら鮑でしょ。」と一蹴(笑)

鮑をすり鉢でとろろ状にしたその下には、細かく刻んだ鮑もはいっていました。それに刻み海苔とわさびで頂きます。

▼最後の締めは苺

▼鎌倉 歐林洞(おうりんどう)のフレーバーティー

感想

一品一品が、美味しすぎて悶絶でした。
見た目は少し地味な様ですが、吟味された食材で、かつ丁寧に作られています。深い味わいの皿、サラッと食べられる皿、口の中で豊穣な風味が広がる皿と、様々な味覚を繰り広げてくれるのです。

量は圧倒的に多いため(笑)タッパー持参で来るように予め教えてもらいました。
もちろん、食べられなかった分は自分でタッパーに詰めてお持ち帰り。
これはありがたいです!

そして、何よりも大将のトークがとても楽しく、食の知識の深さと広さには圧倒されました。そのお話しを聞いているだけで、とっても勉強になります。
日本の食文化を学べて、美味しいお食事が食べられて至福の時間。

お値段は、会席コースが15,000円
これに税・サービス料。お酒は別途料金なので、お一人20,000円〜25,000円ほどを用意すると良いと思います。

お料理に感動する夜、ホクホクしながら帰宅したのは言うまでもありません。

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