2か月ごとに大阪に行っている 大阪大好きな@3trip5.さゆりっぷです。
今回は12月の来阪です。
大阪では仕事で行っており、日程的に時間ができる曜日が月曜日になることが多く、そして月曜日は定休日のレストランが多いので、なかなか行きたいところに行けない場合が多いのです。
しかし、今回は日曜日がフリー!
いつもアシスタントをしてくれているスタッフさんへの、一年間の”お疲れ様”と”感謝”をこめて、忘年会ランチへ行くことにしました。
一人で行くときはお店の選択肢が狭まりますが、今回は二人ということで「ご予約は2人から」と謳っているお店へも行けます。選び放題。
そこで、かねてから気になっていた、『リストランテ・リナッシェレ・ドウジマ』へ行ってきました。
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堂島川沿いの古民家を改装した静かな佇まいの小さなリストランテ
なぜ気になっていたかと言うと、理由は3つあります。
1つ目は
「古民家を改装した店舗」という点。
古民家が好きなんですよね。
古き良き建造物を、どうやって今の時代に沿った作りに改装しているのか?
どこまで歴史を残して、どこまで便利にしてあるのか、とても興味があります。
こちらが、お店の外観。
まるで、普通の民家のようです。
スマホの地図を頼りに到着した時は、お店の前を何度も往復してしまったほど、
つまり、見逃してしまうほど静かにひっそりとありました。
仰々しい看板や、目を引く物などなし。
イタリアの国旗がデザインされた、小さなでも可愛い看板があるぐらい。
この控えめさに、惚れてしまいました。まさに隠れ家的なたたずまいです。
こちらは、玄関を入ったところ。
”和”の設えがそのまま残っています。
照明がモダンですが”和”で統一されています。
入ってすぐにレセプション。
ここで、パリッと糊の効いた真っ白のユニフォームを着た女性のカメリエーレが迎えてくれました。
イタリアンで言うところのカメリエーレとは、フレンチで言うところのギャルソンです。
ランチのだからか?それともたまたまなのか?この日は全員女性のカメリエーレでした。
店内の様子。
築100年の古民家を改装してあるそうです。
12:00にスタートで予約をして、11:50に到着し、まだ店内は自分以外だれも来ていませんでしたので、気持ちよく写真が撮れました(笑
使い込まれたダークブラウンの天井と柱、よく磨かれた同じくダークブラウンの床に、サーモンオレンジの椅子がとてもしっくりきていました。
川沿いのリストランテというロケーション
気になっていた理由の2つ目は
「川沿いにある」という立地。
大阪は川の街と言われるほど、街中を美しく川と街が一体となっています。
最近は東京もようやく少しずつ墨田川沿いが整って来ましたが、大阪の北区一体の川沿いの風光明媚さは、東京よりもずっとずっと先駆けて整えられてきました。
また、東京では第二次世界大戦でほとんどの建物が焼けてしまいましたが、大阪にはレトロビルと呼ばれる、古くてでもいまだに堅牢で堂々とした素晴らしい建物が残されて、今も大切に使われています。
特に堂島川や土佐堀川沿いには、大阪商人たちがかつて贅を尽くして立てたレトロビルが多く残っています。
川沿いの景色が、(東京モンから言わせると)まるでパリの街並みのようなのです。
案内された席は、1階でした。
2階も客席があるようですが、この日のお客のほとんどは1階へ案内されていたようです。
1階からは川の風景は、窓越しで少し垣間見えるぐらい。
レストランガイドで高評価のイタリアン
気になっていた理由の3つ目は
どのレストランガイドでも、高評価のリストランテだということ。
一度そのお味を堪能してみたい好奇心からです。
特に、私もアシスタントさんも”食”に関わる仕事をしているため、美味しいものを食べることは学びでもあります。
お互いどのような印象を受けるか、どのような材料を使ってどう作っているのかを話しながら食べる食事はとても勉強になります。
予約席に案内されると、テーブルの上には、シャンパンのMOETのキャップをまるで椅子のような形にしたメッセージスタンドが。
裏にはメッセージが書かれてありました。
こんなちょっとした心遣いが、スペシャル感があって嬉しいですね。
席は窓側沿いではありませんでしたが、このリストランテ・リナッシェ・ドウジマのアイコンでもある、ロゴが描かれたタイル壁のすぐそば。
ナプキンは、椅子の色とコーディネートされたサーモンオレンジ。
カトラリー類は、ナイフ・フォーク・スプーンのほかにお箸もあるのがうれしいです。
ナイフ・フォークが苦手な方へも、連れて来られますね。
ここからは写真で一気にお料理(ランチ)をご紹介します。
感想
期待以上でした。
室内の装飾はもちろん、落ち着いた内装に落ち着いた雰囲気が自分好み。
テーブル間隔もゆとりがあるので、ゆっくりと食事ができました。
アクリル板などの無粋なものは一切無く、しかし間隔が広いのでコロナ対策ともなっています。
お料理も、それぞれ手の込んだ味付けに、アシスタントさんと「この材料は何?この味付けは?どうやって作っている?」などの話しに花が咲き、楽しい時間を過ごすことができました。
一番最初に入店し、12:00にスタートしたのに気づくと15:00。最後の客となっていたほど。
(※大阪ではあるある?)
店内のお客の回転は、日曜日のランチでだいたい2~2.5ぐらいと、なかなかの人気店のようです。
ゆっくりと食事とおしゃべりを楽しむテーブルと、回転の速いテーブルと二極に分かれていたようです。
コースでは無く、ランチセットもメニューにあるので気軽に立ち寄る人もいるのかも。
今回予約していたメニューは
「DegustazioneLunch~シェフおまかせランチフルコース~」
5,980円
一番、皿数の多いランチコースを予約して、二人ともお酒は飲まずソフトドリンクを注文。
サービス料、消費税、飲み物代込みで2名分14,000円でおつりがくるぐらいのお値段。
内容はお値段以上のサービスだったと感じています。
次回は、『絶対に夜のディナーで2階・川沿いの席で』とリクエストして来たいと思います。
ネット予約をしたので、もしかしたら電話予約にして、希望を伝えた方が良かったのかな。
営業時間等は、状況に応じて変更になりますので、ホームページを確認した方が良いです。