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「一汁一菜でよいという提案:土井善晴」に思う:日記 2017/6/22

スーパーマーケットに食材を買い出しに行った帰りに、ふと目に留まった雑誌をペラペラとめくってみた。
そこに、土井善晴先生の「一汁一菜」の写真が乗っていた。

私は土井善晴先生のファンである。
某国営放送の「今日の料理」で、土井先生の放送をよく観ている。
とても勉強になる。

土井先生のお料理を作っているところを観ていると、いかに手を抜きながら美味しく仕上げるか、理由を添えながら説明をしてくれるところが好きである。
今まで一般的に「この下ごしらえは必要だ」と言われているところを簡単にしてみたり、品数が少なくても”見栄えのする盛り付け方”を説明してくれたり、つまり手を抜きつつも美味しく、目からも美味しく仕上げるのである。
しかし”ここだけは抑えて置くと美味しくなる”というポイントを教えてくれて目から鱗がポロポロ落ちるのである。
トータルで見ると、普段の工程よりも一手間もふた手間も省いてあるけれども、一段と美味しい仕上がりに着地するところが好きなのだ。

これは、働く女性や主婦にはとてもありがたいことだと思う。
忙しい合間を縫っての台所仕事である。
しかし、今でも家事は女性の仕事と根強く思われている。

食事を作る女性にとっては、作るからには美味しくて栄養バランスが取れたものを食べてもらい、家族の健康を願って止まないのだ。
しかし、仕事や子育て、山積みの残業に追われて、クタクタになった体に、手間のかかるお料理など作れる体力が残っているだろうか?

ある日私は友人から質問されたことがある。
「イベントで大量の料理を何品も作っていて、家でご飯を作るのが嫌にならない?」と。
その時に友人に正直な気持ちを答えた。
「疲れ果てて家に着いたら、炊飯器のスイッチを押すのが精一杯」

イベントがある日は、あらかじめ作ってから家を出ることもあるが、大抵家を出る前は買い出しや、イベントのための準備で”作ってから家をでる”こともままならないことが多い。
イベントや仕事が立て混んでいる時など、まさに家に着いて「炊飯器のスイッチを入れるのが精一杯」や、お米をとぐことすらしんどい時もあり。
ましてや手の混んだおかずなど拷問に等しいし、そんな気持ちで作るおかずなど果たして美味しいのだろうか?と思ってしまう。
休みの日に”作り置き”をどっさり作っておくが、休みの日に体を休めたいと思ったら”作り置きを作るか?それとも体を休めるか?”で迷うこともある。

そんな気持ちを日々抱えている女性にとって、
土井先生の「一汁一菜でよいという提案」に、心救われたものである。
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”ご飯と、一杯の具沢山お味噌汁で良い”

この言葉でスッーーーーーっと心が軽くなった。
そう言ってもらえただけで、救われた気持ちになった。

お味噌汁には、もうポイポイポイポイ何でも良いのである。
冷蔵庫にある、野菜の残り、豚肉、鶏肉。。何でもかんでもお味噌汁の中に入れてしまうのである。
それとご飯があれば、何とか頑張れる気がするのだ。

食事には「ハレの日」と「ケの日」があり、イベントで作る食事はまさに「ハレの日」の食事。多くの人が集まって賑やかに会話を弾ませるための食事である。
しかし、毎日ハレの日だと、食べる方も栄養過多になり飽きてもくる。ケの日ばかりだとこれまた食卓に彩や華やかさが欠けてしまう。
上手にハレとケを取り混ぜて、普段の食事は「一汁一菜」で良いのだと思う。

スーパーマーケットで見つけた雑誌には、土井先生の「一汁一菜でよいという提案」の本の要約と、その本にまつわる文章が載せられていた。
まだ、ちゃんと「一汁一菜でよいという提案」という本を読んでいないので、Webで注文してみた。
しっかり読んで、日々の食事に着いて改めて見直して見ようと思う。

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