徳島県勝浦郡上勝町へ行ってきました。
四国の東側にある徳島市内から車でおよそ1時間山の中へ向かって行った先に、770世帯に1,525人(2019年時点)が暮らす静かな農村があります。
そこには「ゼロウェイストアクションホテル HOTEL WHY」があり、ゴミウェイストアクションセンターで上勝町のゴミゼロ運動について学ぶことができます。
この記事では、「ゼロウェイストアクションホテル HOTEL WHY」のお部屋以外の施設と、現地の観光・お土産情報をお伝えします。
ホテル内部についてはこちらの記事をご覧ください。
ホテルの朝食についてはこちらの記事をご覧ください。
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交流ホールとラーニングセンター
交流ホール
ホテルのフロントや、くるくるショップがある逆側に「交流ホール」があります。
子ども用のおもちゃや、椅子・テーブルがあり(ソーシャルディスタンスをしっかり確保されて配置)、町民をはじめここを訪れた人が自由に利用できる場所になっています。
常に開放されているようです。
ラーニングセンター
交流ホールの隣に「ラーニングセンター」があり、勉強会などが開催できる施設になっています。
ホテルのスタッフの方に最大収容人数について質問したところ17~8人ぐらいとのことでした。
20人は机と椅子の数から難しいようです。
事前に許可・予約が必要のようで、普段は施錠された入れなくなっています。
コインランドリーと芝生広場
コインランドリー
上勝町は年間を通して雨の多い地域で、洗濯物を干すのが少々大変なのだそうです。
ホテルにはコインランドリーがあり、最大16キロの洗濯物が洗えて、乾燥までできます。
洗濯だけなら27キロまで。
ホテルに泊まる人だけでなく、自由に利用できます。
私は3泊4日以上の旅の場合は3組の着替えだけ持って行き、それ以降はコインランドリーを使って、洗濯・乾燥して着まわしています。
また、夏場などは長期泊で無くても、旅先のコインランドリーで洗濯してから持って帰ることも多々。
ホテルを選ぶ際にコインランドリーの有無をチェックするぐらい愛用者なので助かります。
芝生広場
コインランドリー・ラーニングセンター・交流ホールの裏手は、芝生広場になっています。
かなりの広さなので、お子さんなど走り回れますし、芝生なので転んでも安全です。
徒歩5分にある物産店「いっきゅう茶屋」
ホテルから徒歩5分のところに「いっきゅう茶屋」という小さな物産店があります。
”ミニ道の駅”みたいな感じで、昼ご飯などは、ここちちらし寿司、お餅、お饅頭、お土産、地元の野菜が買えたりします。
クロネコヤマトの宅配便の取り扱いもあり、荷物はここから発送することもできます。
「いっきゅう茶屋」の前には、ホテルの一番最寄りとなる「日比ケ谷」バス停と公衆トイレがあります。
交通機関:上勝町営バスとボランティアタクシー
上勝町営バス
町内では「上勝町営バス」があり、町民の足になっています。
私は滞在期間中、随分とお世話になりました。
ホテルの最寄りだと「いっきゅう茶屋」の前の『日比ケ谷』が最寄りです。
一応バス停はありますが、上勝町営バスを見かけたら手を挙げるとバス停で無くてもバスに乗ることができます。
降り場合はバス停で降りることになりますが、町営バスの運営がとても親切で、ホテル宿泊者だという話しを運転手さんにしたところ、便利なところに停めてもらえます。
町営バスには『スクールバス』と車のボディに書かれていますので、上勝町でスクールバスを見かけたら手を挙げて乗ってください。
ボランティアタクシー
上勝町では「ボランティアタクシー」というサービスがあり、事前予約必須ですが足代わりに利用することができます。
ただし、時期やタイミングによって”町民のみ利用可能”だったり、サービスを中止していたりしますので、必ず事前に電話して確認してください。
普通のタクシーは上勝町にはありません。
おすすめの温泉「月ケ谷温泉 月の宿」日帰り入浴も可能
上勝町営バスで、日比ケ谷バス停から温泉入口まで行くと(2021年4月時点で200円)温泉宿があります。
弘法大師が薬師如来のお告げを聞き開いたとも伝えられる由緒ある温泉です。
HOTEL WHYの部屋にもお風呂はありますが、温泉と聞けば入ってみたくなります。
ドライサウナもありますので、サウナ好きには嬉しいです。
また「月ケ谷温泉 月の宿」で食事ができますので、ひと風呂浴びた後に食事をするのもおすすめです。
このあたりには、コンビニも”簡単なものが食べられる食堂”が無いので、温泉宿のレストランと売店は大いに助けられました。
コンビニと”簡単なものが食べられる食堂”は無いのですが、お洒落で美味しいイタリアンレストランとカフェはあるのです(笑
ギャップがすごい。
こちらが、「月ケ谷温泉 月の宿」から道路挟んだ反対側にあり「リストランテ・ペルトナーレ」
「月ケ谷温泉 月の宿」で食事、地ビールで乾杯
おすすめのお土産
おすすめのお土産は何と言っても「神田茶」と「上勝晩茶」
四国の徳島・高知・愛媛には、日本でも珍しい発酵茶が作られています。
(香川にはなし)
3県とも、それぞれ作る工程が違っており、それぞれ独特の美味しさがあります。
発酵させることで、お茶の葉に乳酸菌が発生します。
つまり、乳酸菌発酵茶。
味は、とても美味しいです。
普通の緑茶や番茶には無い、ほのかな酸味が上品さを醸し出していて、番茶ではありますが高級茶としてどこのお茶にも引けをとらない味です。
こちらは、幻のお茶と言われている「神田茶」(じでんちゃ)
お値段も、上勝晩茶と比較すると高いです。
ですが、手に入ってホクホクです。
お茶のお土産は軽いので、持ち帰るのも楽でおすすめのお土産です。
「月ヶ谷温泉村キャンプ場 パンゲア・フィールド」と「いろどり橋」
月ヶ谷温泉にはキャンプ場があります。
整備されたキャンプ場で、コテージ泊とテント泊とができ、BBQも楽しめます。
このキャンプ場の近くに「いろどり橋」という大きなつり橋もあります。
つり橋、、めっちゃスリリングでした(笑・笑・笑
高いところや、絶叫マシンは大好きなんですが、、、すごくドキドキしまして、写真を撮る余裕すらありませんでした(汗
祖谷のかずら橋に負けずとも劣らないスリルとサスペンス(笑
ぜひお試しください!
感想
交通機関は車が無いと不便ですが、バスを利用することを覚えると一気に行動範囲が広がりました。
今回は利用しませんでしたが、事前にボランティアタクシーをお願いするのも良いですね。
初日に、イタリアンレストランへ行くのに、行きは35分帰りは45分かけて歩いたので、次回はぜひボランティアタクシーを使いたいです。
コンビニエンスストアはありませんので、温泉旅館の売店を利用すると便利です。
自動販売機はありますが数が少ないので、欲しい飲み物があれば自動販売機を見つけたら買っておくのも良いと思います。
食料は「いっきゅう茶屋」か「温泉旅館」で手に入れることになります。
「いっきゅう茶屋」では、お菓子を買っておやつにしましたが、それで出たゴミを洗って干すのが大変でしたので、今後上勝町へ来るときはお菓子断ちしようとおもいます(笑
東京での生活に比べると、不便なことが多いかもしれません。
けれども、この不便さが「どうやって?」を考えて、知恵をひねるきっかけになり、ゲーム感覚で楽しかったです。
普段使わない部分の脳を使った気分。
”考える”チカラ、”頭をつかう”チカラを鍛えられて、それがとてもリフレッシュとなりました。
また、自然の環境がとてもいいので、上勝町でワーケーションや多拠点生活をするのも面白いと思います。
ネットと電源があれば、生きていける世の中になりつつあることを実感した旅でした。