近鉄名古屋駅の駅弁です。
東京在住の都合上、どうしても東京駅や上野駅の駅弁メインになりますが、今日は攻めてみました!
近鉄名古屋駅参上です。
年に一度の伊勢神宮詣。
去年は不覚にも、神無月の10月に伊勢神宮詣をしてしまい、だめじゃん!神様いないじゃん!!という顛末でしたが、今年はギリ9月にお詣りです。
旅の計画は基本ノープランですが、電車の乗換えだけは事前に綿密に立てます。
そこで、(私にしては時間たっぷり的な)15分という乗換え時間を利用して、駅弁を買い求めました。
しまかぜ弁当がイチオシらしいですが、11:00時点で売り切れ。
そこで買ったのが「海女の玉手箱」弁当
1,350円
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二段弁当は見た目豪華だけでなく、持ち運びやすい
なんと、二段弁当です。
豪華に見えるだけでなく実は持ち運びやすいのが特徴。
駅弁って、たいてい横に平べったい形をしていますが、あれっていつの間にかビニールの中でひっくり返り、縦になっていることアルアルです。
あれを防ぐには、実はビニールに最初にペットボトルのお茶を入れて袋をV字形にし、その上に平べったいお弁当を載せると、ビニールの中でお弁当が縦置きにならないと言う裏技があります。
細長の二段重ねの形状は、そのV字型に近い形でビニール袋に収まるのでひっくり返らないのです。
なーんてウンチクはさて置き。
お弁当の側面がお品書きになっているのです。
海の幸いっぱいのおかず
お弁当を開けてみましょう。
紐ではなくゴムで固定されていますので開けやすいです。
どーん!
まるで、ルネッサンス期のイタリアの画家サンドロ・ボッティチェッリの「ヴィーナスの誕生」を彷彿とさせる盛付け。
えっ!?それは違う?
一口食べた感想は「関西風の薄味」
薄味と言うのはパンチが無いと言う意味ではありません。
お醤油は濃口醤油よりも、薄口醤油の方が実は塩分濃度が高く、アッサリしながらもちゃんと存在感がある味付けと言う意味です。
東京の駅弁の、黒く濃く煮しめたおかずを見慣れているので、色も薄口、味も淡く、でもちゃんと旨味も感じる新鮮な驚きとなりました。
日常と変わった味付けに出会うと「あゝ旅の空の下にいるのだな」と旅の風情を感じられるものですね。
伊勢旅にピッタリな一品となりました。