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日本橋に住むという夢:日記 2017/6/25

日本橋に自転車で買い物に来ている。
私の仕事場である浅草橋から自転車で15分もかからない。
浅草橋から秋葉原は昭和通りに抜け、昭和通りから神田紺屋町へ。
神田紺屋町の交差点で、昭和通り通りから1本通りを中央通りへと道を変え、麒麟像のある日本橋へ抜ける。
すると、日本橋高島屋はもう目の前である。
なんと便利な。

それまでは、日本橋や銀座へ行くには、少しよそ行きの服に着替え、お化粧もあらため、今日ぐらいヒールのある靴でも履こうかな、などと身支度からスタートしなくてはならなかった。
しかし、今ではジーパンにスニーカー姿で自転車でちゃっちゃと行けるのだ。

これで、日本橋に住んだらもっと便利で、何処へでも楽にアクセスできるのだろうなと思う。

そう言えば、新卒で社会人になったころ、日本橋に住むことに憧れていた時期がある。
新卒で、某IT機器メーカーに就職した。
自社製の端末(PC)をオンラインでつないで、オーダーで構築したアプリを入れたお客様のところへ、先輩と一緒に何度も訪問していた。
いよいよ、端末のセットアップも終わり、アプリもインストールし稼働し始めた。
そんなお客様の、セールス後サポートとして、その後不具合は無いか?と1人で訪問した時である。
特に不具合は無かったのだが、そこの専務(社長の奥様)に呼び止められた。

「とにかく商品マスターを入力するのが大変。システムが稼働するために、もろもろのマスターが入らないと先に進めない」とのお話し。
しかし、こちらとしては「頑張ってください」としか言いようが無いのだ。

すると、専務がジワっと躙り寄りこう言った。
「会社が終わってからで良いので、ウチにバイトに来ない?」
びびびっくりである。

その頃、新卒で一人暮らしで懐も心細い。
「はい。分かりました。いつから来れば良いですか?」とサクッと受けてしまったのである。
(新入社員にして不良社員)

そして、数日後から、会社が終わった後に日本橋のお客様のところでバイトをする生活が始まったのである。
田町にあった会社から終業後に、たいてい19:00ぐらいに日本橋に到着して、さまざまなマスターを入力したり登録したり。
自社製なので、たいていのマスターやテーブルについては理解出来ているので、楽なものだ。
それから22:00まで仕事をして帰宅する。
1日3時間だけど、その頃にしては破格の時給1,500円。キャバクラでバイトするよりかは安いけれど、夜は私以外いないオフィスで安全にバイト。
美味しいオシゴトだった。

その会社は規模で言うと中小の”小”
社長と専務(奥様)と、社員数名。代々、日本橋で商売する老舗。
しかし、この規模の小ささでそれなりのネットワークを構築して支店と結ぶ新たなシステムを入れるぐらいなので、ビジネスは順調なのだろう。

日本橋の自社ビルの最上階は、社長の自宅となっていた。

「ふぅん、日本橋に住んでいるのか。なんだか、かっこいいな」と憧れてしまったものである。

憧れながらも、この辺りで新鮮な生鮮食料品を買うとしたら、デパ地下しかないでは無いか?と思い生活費の高さにただ憧れるしかなかった年頃だった。

しかし、今となっては案外無理な話でも無いと思うようになってきた。
いずれ歳をとったら、葛飾の自宅を人に貸すなり売るなりして、日本橋に引っ越すのも悪く無い。
などと、チャリを走らせながら妄想に耽るのである。

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