濃い夏の日

濃い夏の日

会社を辞めてから、1日1日が濃いです。

1日の内容もさることながら、見上げた空の青さが濃かったり、 土砂降りの雨雲の存在が濃かったり、 夕焼けの切なさが濃かったり。
今まで気にすることが少なかった、何気無い季節の気配が猛烈に濃く目に飛び込んで来て、日常のひとつひとつが、身近で濃く感じられて来ます。

目に写るそれらひとつひとつが愛おしくて、全てを記憶に留めたいと言う衝動に駆られます。
しかし、一瞬一瞬があまりにも刹那で、留めたいと言う気持ちと反して、ものすごい勢いで過ぎて行ってしまい、逃すまいと、あっと手を伸ばした瞬間流れ去り、そしてまた次の濃い瞬間がやってきます。

濃密な瞬間の中で、ただ流されているのかと言うとそうではなく、濃くて愛おしくて心地よい瞬間の中に身を委ねて、気持ち良くぷかぷかと浮かんでいる感覚です。
とても澄んだ清流の中に浮かんで、濃密な川の流れを全身で感じながら楽しんでいる、そんな気分です。

その風景を頭の中で想像したら、幼い頃、父親に連れて行ってもらった、
四万十川の上流で川遊びをした、暑い夏の日が思い起こされてきました。

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