歴史のある街 有松
熱田神宮から名鉄名古屋本線に乗って下方面へ行きます。
向かった先は「有松」
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有松・鳴海絞り 染物の街
有松とは、着物好きには憧れの土地。
有松・鳴海絞りという、浴衣生地では高級品である絞りの産地です。
こちらを参照 → 有松・鳴海絞り
工程に手間がかかります。しかしその分非常に美しい柄が染め抜かれている浴衣生地です。
中でも、井桁屋さんは江戸時代 寛政2年 1790年から続く老舗。
そこへ訪れてみました。
歴史的な建物 品々が残る老舗
店内は、江戸時代から伝わる生活用品の品々も、絞り生地と一緒に展示されています。
お店の方に写真を撮らせて欲しいとお声掛けすると、にこやかに「いいですよ」と快くお返事を下さいました。
立派な蔵です。
また、お店の方が言うには、「浴衣生地の注文が入り始める3月ごろまでは、お店の中も静かなので、買わなくても、生地を当ててみるだけでも良いので楽しんで行ってください。」と、これまた気持ちよくお店の座敷に上げてくださいました。
絞り生地はもちろん一級品がずらりと並んでいます。が、一方でB反品と言って一級品とは変わらないのだけど、ほんの少し分かるか分からないか程度のキズや色落ちがある反物もあります。
B級品は仕立てるときに、キズを縫い目の内側にして表には見えない様に仕立てたり、その部分は使わなかったりするので、仕立てあがりは一級品と何ら変わりはありません。
いくつか、当ててみて、本当に欲しくなりました。
これが欲しかった反物
家族と一緒だったので、好きな物を1反買ってくれると言ってくれたのですが、今回は見送りました。
とっても気に入った生地がありましたが「あと5キロ痩せたら、ご褒美に」ということで、一旦見送りです。
一反を一旦見送り。。。あっ。。。
お店は井桁屋さんだけでなく、たくさんあります。
「そのお店、お店。それぞれの特徴のあるデザインになっているので、ここだけで決めないで、他のお店を回れるだけ回って、それで決める方が良いですよ。お好みの物が見つかると思います。」
と言っていました。
その言葉通りに、時間が許す限り有松の町をぶらぶらと散歩がてら、反物屋さんを回ってみました。
散歩していると江戸時代にタイムスリップした様なき分になる街並みです。
そして、たくさんの反物屋を回ってみたのですが、やはり最初に行った井桁屋のデザインが私は一番気に入りました。
よし!お店の繁忙期になるまでに5キロ痩せて仕立てに行くぞ!
そう心に誓って、有松の風情ある街並みを後にして名古屋市内に戻りました。
つづく。
街情報
毎年、6月に「有松絞りまつり」が開かれます。
参考→ http://shibori-kaikan.com/event.html
イベント情報は「有松絞り会館」のサイトを参考にされると良いです。
ココではお土産も買えます。
有松絞り会館→ http://shibori-kaikan.com/kaikan.html
浴衣の注文の最盛期がこの頃なので、もし有松絞りで浴衣を仕立てたい場合は、
3月までに反物を買って注文した方が良いとのこと。
夏が過ぎたあたりから2月ぐらいまでは、仕立て屋さんの手が空いているそうで、腕の良い仕立て屋さんへまず仕立てに出すそうです。
お値段もお安いそうです。
オフシーズンに買って仕立てて置いて、オンシーズンに着るのがベストです。
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