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器の魅力

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この壺からは、願いごとをしてもジーニーは出て来ません。
でも、夢と幸せは詰まっています。

 

このところ、キッチンまわりの本にばかり目が行く。
「料理上手の台所」もVol.2を買ってしまい、本に影響されて少しずつキッチンまわりを整理し始めた。
調味料入れを使いやすい物に交換したり、いっぱい溜まってきたツール類の不要なものは処分したり、
ちょっとだけ買い足したり。そして、要らない器を選り分けているところ。
食器は何かとかさばるのでなるべく買わない様にしていたが、ここ最近食器類が欲しくなってきている。もう何年買ってないのだろう?(笑
不要なものを処分したら、少しだけ買い足そうかと思っている。

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食器の好みはと言うとiittalaやDANSKなどの北欧系のシンプルなデザインのものが好きだ。ジノリやロイコペ(ロイヤルコペンハーゲン)などの少しデコっとしたものはあまり好みでは無い。
まぁいずれも高価で手が出ないけど。
万一、万が一自分が大富豪だったならば、ルーシー・リーの作品を買い漁るだろう。あ、これもデザインは至ってシンプル。しかし、色味はハンパ無く凄い。

となると次に好きなもの、、と考える。
次に好きなのは、小谷田潤さんなどの日本の作家の物が好きだ。
やはりシンプルなフォルムやデザインのものに目が行く。いつか小谷田さんの作った土鍋で美味しい玄米ご飯を炊いてみたいなと夢が膨らむ。

うーん、それでも私には高価。。。

そこで何か良いものが無いかなーと、時々目の保養に行くギャラリーSHIZANでは、年に一度日本の作家さんの食器がお手頃価格で手に入る時がある。『弐の市』の日だ。
何気なくサイトを見に行ったら、なんと!今週末がその”年に一度の日”ではないか!!

いやぁーもうこれは、食器が私を呼んでいるとしか思えない。
お安くなる分、紙袋などの持ち帰るための袋は持参しなくてはいけないが、そんなのお安い御用である。
ウキウキ。

ギャラリーSHIZENの『弐の市』の他に楽しみにしているのは、益子焼の陶器市。
こちらは年に二回開催。まだ少し先の11月の連休とゴールデンウィークに開催される。

以前、行ってお手頃価格でお気に入りの大皿・小皿・マグカップを買ってご機嫌で帰ったことがある。
今年はどうにか都合をつけて陶器市に行ってみよう。

hikaku

なんでこんなに器に萌えるのか?は自分でも分からない。
あまりにも好きすぎて、学生の頃、夏休みを利用して窯元を巡って九州を一周してしまった事がある。
一周廻った割には、学生でお金が無かったので唯一写真の小さな壺だけ買って帰った。散々巡ってこれ1個である(笑
隣は自分のiPhone。これで大きさがいかに小さいかがうかがえる。
有田焼 源右衛門の窯元で買ったもので、値段は忘れたが、学生の身分だったので安いものだと思う。
今も大切にベッドサイドテーブルにちょこんと飾ってある。このぽてっとしたフォルムが何ともワタシ好みである。
3.11の震災の時は、この小壺の横に一緒に飾っていた沖縄の焼き物のぐい飲みは落ちて割れてしまったが、この小壺は生き残った。

一番上の写真のブルーの小壺は益子焼の陶器市で買ったもの。
これは轆轤で作ったものでは無く、筋一つ一つが色の違いが出る粘土というか陶器の土なのである。つまり重ね合わされて層になっているところを筒状にして成形している。
たとえれば、バームクーヘンを薄くスライスする。スライスした生地を筒状に丸めて、下はお尻をつまんでくっつけ。上は壺の首になる様に少しだけすぼめるという感じだ。
そして、花が活けられる様に内側のみ釉薬が塗られているという普通の作り方とはちょっと違ったなかなか面白い小壺である。
これまたお気に入りの一品。

なーんて話し始めるときりがない。(笑
あぁ、弐の市の事を考えると、早く週末が来ないかなぁと待ち遠しい!
今年はどんな器に出会えるだろう?

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