時は確実に過ぎていく。
8月31日で、逓信総合博物館ていぱーくが閉館となる。
郵便・電話・通信事業の歴史に関する資料を展示している博物館である。
かつては、ここの広いロビーのソファでお昼休みを過ごすOLや会社員が話題になったこともあり、私は博物館には入ったことは無いが、急な通り雨に出くわした時に雨宿りでここのロビーにはお世話になったことがある。
その時は、ちょっと古臭くて暗い感じだなと思ったが、東京の一等地でこんな広々としたロビーがあるなんて贅沢だと感心した記憶がある。
閉館の理由は、大手町地区の再開発だそうだ。
最近、丸の内界隈の再開発は勢いを増している気がするが、耐震対策や、土地の有効活用を考えると、確かにこんな贅沢な場所は無いと思う。
ていぱーくはそもそもは、NTT・KDDI・NHKなどの情報インフラの礎を築いた機関が立ち上げ、現在は公益財団法人通信文化協会・NTT東日本とで運営されている。運営の際のコストも同時に見直しという腹積もりもあると思う。
閉館後は、東京スカイツリータウン イーストヤードで郵政資料館のみリニューアルオープンするとのこと。通信事業関連は撤退となる。
これと言って、思い入れがある分けでは無いが、思い残すは切手の展示を見たかった。
かつて関東郵政局の仕事に携わった事があり、その際に関東一円の集配局をかなりの数を訪問し、局長の御好意でノベルティ用の切手アルバムを頂いたのがきっかけで、切手の種類とデザインに心惹かれたものである。
「いつか行きたい」と思っていたが、思いもよらぬ閉館のお知らせだ。
最終日31日は土曜日という事もあり、混雑が予想されるので、行くとしたら今週末だろう。
うーん。。もうかなり埋まってしまったスケジュールを眺めていると。。結局行けず仕舞いとなってしまいそうである。。
しかしまぁ。郵政資料館はリニューアルされるとの事なのでそう焦る事は無い。
「いつか」が「お化けと同じぐらい”出た試しの無い”」ことにならない様に、いつか必ず行ってみようと思う。