妙心寺の朝
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妙心寺境内の朝の散歩
宿坊へ泊まろう! 京都への旅 Vol.7 で、すったもんだの挙句ようやく妙心寺東林院から外に出る事ができました。
朝早いお寺の境内はとても美しい光景でした。
最初は、こんな朝早くから境内を散歩しているのは自分たちだけかなぁと思っていたのですが、妙心寺町にお住いのご近所の方も多くお散歩されていました。
お散歩だけでなくジョギングされている方も多く見受けられました。
出会ったのは、境内の中で走っている人ですが、
外周だと約2.5キロ~3キロぐらいあるので良いジョギングコースだと思います。
すれ違う地元の方々は、「おはようございます」と気持ち良く声をかけて頂きます。
そのイントネーションが京都弁なので、響きがやさしく耳に届きました。
妙心寺内には、東林院や、退蔵院とか、隣華院など、
〇〇院という様に”院”が多くあります。妙心寺の敷地内には38院あるそうです。
”院”とは「寺の境内に独自に本尊・堂舎・資材を有する僧侶の住房を意味」だそうです。
敷地内にそれぞれの院があり、院ごとに立派な門構えになっています。
それぞれの院の瓦の紋は、院ごとに違っていて、それをみて歩くのも面白かったです。
中には葵の御門もありました。
境内に咲く花
それぞれの院のお庭にはいろんな花が咲いていて、それだけでも目を楽しませてくれます。
空き地に咲く朝顔も、早朝だととてもきれいです。
散歩をしているメンバーは、写真好き・カメラ好きの人が多いので、お散歩というよりも「お写歩」という感じで、写真を撮るのに夢中でなかなか歩みが進みませんでしたが、朝の気持ち良い空気をたっぷり吸う事ができました。
精進料理の朝ごはん
さてさて、旅の楽しみと言えばお食事。
東林院は精進料理で有名なところなので、朝ごはんが楽しみです。
これが、朝ごはん。
ご飯は白米です。
お櫃も一緒に出されますので、おかわり自由です。
見た目薄味風に見えますが、しっかりとした味付けでした。
東林院は、住職が作る精進料理が有名で、本も何冊か出版されています。
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また、毎週火曜日に精進料理教室も開いているそうです。
ただし、予約サイトはありませんので、直接電話で問い合わせすることになります。
神妙にお膳の前に座る修学旅行生(?)たち。
お食事をするところは、自分たちのお部屋では無く、東林院の玄関を入ってすぐの、控えの間の様なところに、宿泊者全員が集まって頂きます。
館内放送で「お食事の用意が出来ました」と7:00になると知らされます。
この時に、初めて他の宿泊者の方たちの顔をみる事になるのですが、若い女性の2人組や、初老のご夫婦とか年代性別はさまざまでした。
なんか、ふざけている修学旅行生(?)たちに、黙々とおかわりする漢。
私は『形式美』という物にいたく心を奪われてしまうのです。
この お膳も、この様に重ねる事ができる様になっています。しかも、美しい。
以前から欲しくてたまらない「応量器」がますます欲しくなっています。
応量器とは、禅僧が托鉢の時に持った入れ子の器です。
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漆塗が美しく入れ子になっているので仕舞うとコンパクトです。機能的でかつ美しいです。
7:40には、食事を終わらせてチェックアウトです。
一泊朝食付きで一人 5,400円です。
大勢で泊まる時は、代表者の人が取りまとめて支払をします。
宿泊の予約は、精進料理教室と同様、予約サイトがありませんので電話での問い合わせとなります。
8:00には宿坊を出発して、さっそく観光へ行きます。