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オテル・ドゥ・ミクニ:四ツ谷の古い洋館の小さなレストラン 2022年12月末で一旦閉店

私がYouTubeのチャンネル登録をしているシェフ・料理研究家の一人に、三國清三シェフがいます。

親しみやすい話し方と、前髪を可愛いヘアピンで留めているのが楽しいのです。

三國シェフは、フランス料理のシェフですが、フランス料理をさらに日本風に進化させ「ジャポニゼ」と呼ばれるスタイルの料理を生み出しています。

「ジャポニゼ」とは直訳すると「日本風、日本趣味」

三國シェフの経歴はこちらの「料理王国」というサイトがとてもわかりやすいので、興味のある方はご参照ください。

私には「一流のシェフや料理家のレシピほど、思った通りに作れない」と思っていて、三國シェフもその一人で、YouTubeでは数々のレシピが掲載されていてことあるごとに作ってはいますが、いまだ一度も満足の出来にはなりません(笑

うまく行ったとしても”まぁまぁ”ぐらいでしょう。

徹底的に体に染み込んでいる確固たる「基礎」が、ある人であればうまく作れるとは思うのですが。

おそらく、言葉や映像だけでは伝わらない「温度感」「香り」「味」の中に、一流たる理由が秘められていると思っています。

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2022年12月末に閉店となる四ツ谷オテル・ドゥ・ミクニ

さて、前置きはこれぐらいにして。

今回、急遽友人を誘って三國シェフのお膝元、四ツ谷にある「オテル・ドゥ・ミクニ」に行ってきました。

理由は、2022年12月末に閉店となるためです。

古い洋館を使ったレストランなのですが老朽化が進んでおり、一旦閉店をし、約一年ほどかけて改修するのだそうです。

あの古さが良いのにもったいない・・と思うのは私だけじゃないと思います。

ですが、それを振り切ってまでも店を一旦閉めるというのは、我々が思っている以上に老朽化が進んでいるとか?よっぽどの事情があるのでしょうね。

古き良き建物とレストラン

今回はランチで行ってきました。

場所は、JR四ツ谷駅、東京メトロ四ツ谷駅から徒歩8分ぐらいのところにあります。

〒160-0011 東京都新宿区若葉1丁目18

0333513810

近くの別棟には、日本家屋の古民家を使ったカフェ、マンションの1階を使ったブライダルサロンもありますので、うっかり間違えてそちらに行かないように注意です。

こちらはレストランに併設されているサロンの方の入口

行った日はあいにくの土砂降りの日。

ようやく門が見えてきました。

写真真ん中の窓は、ブライダルなどパーティができる別棟
生茂る蔦が絡まる洋館。蔦が凄過ぎて全体像が分からない(笑
看板。このこじんまりさが古い建物好きにはたまらない。

この古い洋館は、レストランを開業する前は持ち主がいて実際に住んでいたのだそうです。

外観を一眼見て気に入った三國シェフが、いきなり訪ねて行って「ここをレストランにさせて欲しいので、貸して欲しい」と直談判したのだそう。

普通なら「はぁ???」となり断るものですが、洋館の持ち主もなかなかの器の人だったらしく「君、面白いこと言うね」と言って、今は予定があるのであらためて来て欲しいですと伝えたのだそうです。

そして、三國シェフの熱意に承諾したのだそう。

そもそも東京でも一等地である四ツ谷で、洋館に住んでいるというだけでタダモノでは無さそうな気配がしますね。

この日のランチは土砂降りでも満席。思っていたよりもモダンなしつらえ。
ギャルソンの方も蝶ネクタイでお迎えしてくれます。

ランチメニュー

さていただきましょう。
今日のメニュー
キッシュ
とても軽い食感のバター

ゆり根のスープ

お魚のポワレと山芋。おしゃべりに夢中でビーツのソースを洋服にこぼしてします(汗)ギャルソンさんがおしぼりを持ってすっ飛んで来てくれました。
お口直しのデザート
お肉料理。柔らかくて美味しい。
オレンジのムース
絵画の様に美しいデザート
焼き菓子

感想

さすが日本のフレンチを牽引してきたシェフ。

唸るほど美味しかったです。

ゆり根や山芋、日本で採れる野菜をふんだんに使っており、それを意外な組み合わせで驚かせてくれます。

そしてソースが命のフレンチのセオリーを決して外れていない。

どのお皿も一つ一つ絵画のよう。

素人や半人前が盛り付けると、なんだかどこかが盛り付けに”緩み”みたいなのが滲み出てくるものですが、どれもパーフェクト!さすがです。

そして、いつもYouTubeで画面越ししか聞けていなかった三國シェフの声が、厨房から客席まで聞こえてきて、おおお!シェフちゃんといるんだ(当たり前だけど)とドキドキしました。

最後に出された紅茶「マリーアントワネット」

その香りがとても柔らかなのにしっかりとバラの香りがして、一緒に行った友人と「この紅茶の茶葉欲しいね~」と話していました。

(後日、日本橋高島屋のル カフェ ドゥ ジョエル・ロブションで見つけたので購入。仕事の合間にバラの香りで癒されています)

価格は7000円でおつりがきました。

※別料金の飲み物代が含まれているので、ホームページの価格通りではありません。

しかし・・・

古くてモダンな建物が壊されてしまうのが惜しくて惜しくてしょうがないです。

お料理も美味しいのに、建物が醸し出す雰囲気がさらにお料理を美味しくしている気がしています。

私が億万長者だったら、この建物買い取りたいぐらい。

建物はとても残念ですが、1年間の休業を経て更にパワーアップして生まれ変わるそうなので、そちらもまた楽しみです。

いや、しかし・・・建物どうにかならないものかしら?

閉店後のオテル・ドゥ・ミクニ

2022年12月28日のランチ営業を最後に閉店した四谷の「オテル・ドゥ・ミクニ」

建物は一旦更地にし、三國シェフが目の届く範囲、おおよそ8名ぐらいの席数のこじんまりとしたレストランをオープン予定とのこと。

その間、約1年リニューアルのために休業されるとのことです。

再び、三國シェフの「ジャポニゼ」に合えることを楽しみにしています。

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