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「七つ屋 志のぶの宝石匣」二ノ宮知子 著:宝石の世界を面白く覗くことが出来る 「のだめカンタービレ」の作者がおくる長編漫画

「七つ屋 志のぶの宝石匣」二ノ宮知子 著
二ノ宮知子の漫画は本当に目が離せません。
そして、ハマります。

「のだめカンタービレ」と言うと知っている人が多いのではなかろうか?と思います。
そう、その作者です。

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何系?

主人公は
質屋の跡取り娘 倉田志のぶ
質屋の質草として預けられ、質流れとなった 元公家の家系を継ぐ 北上顕定

この二人が、北上家に伝わる「豊穣の赤い石」を探しつつ、顕定が預けられた直後に燃えて無くなった家と居なくなった家族の謎を追う、ヒューマンドラマです。

はい!ヒューマンドラマ系です。
そして、顕定が質流れをしたら質屋 倉田屋の孫娘の婚約者となることが、お互いの祖父母との約束だったことから、二人のあるような無いような(いやきっとある!)恋心を巡る話も絡んできます。

ヒューマンドラマだけど笑える二ノ宮ワールド

二ノ宮知子は、のだめカンタービレを描く前に、編集担当からどちらを選ぶ?と聞かれたそうです。
・オーケストラネタ
・宝石ネタ

そこでオーケストラネタを選んで、のだめカンタービレを描く事に。

のだめカンタービレの連載を終えて4年、宝石ネタで連載がスタートしたのだそう。
いゃーもう、二ノ宮知子は漫画界の宝ですね。

ヒューマンドラマなのに至る所に笑えるネタが満載なのもハマる理由です。
まずは登場人物構成で笑えます。

主人公の北上顕定は超イケメンの、頭のキレるブランドハイジュエリーの外商。
しかし、質流れになって婚約者となった志のぶに振り回されっぱなし。
外ではクールだけど、志のぶの前では三枚目。

志のぶは、質屋が大好きな事から高校生なのに店頭に出て接客をしているせいで、宝石を見る目はプロ顔負け。しかし、石から”気”を感じられるという明るいオカルト少女。
武将好きの剣道部。

志のぶの母親は、ブランド物大好き、派手好き、浪費家。しかし、その性格の明るさから、質屋のある銀座9丁目のご近所さんの人気者。

一家離散した顕定の過去の暗さを一掃してくれる勢いの、明るさ満載の役者が周りを固めています。
とにかくキャラクター設定が明るく絶妙。

取材系 漫画家が分かりやすく描く宝石の世界

二ノ宮知子の凄いところは「取材系漫画」であるところです。
連載をスタートする前に、GIA JAPANという世界的に権威のある宝石の学校で学んでいること。
※GIA JAPANは2015年末に閉校となりました。
※この漫画は2013年より連載がスタートしています。

よく、子供の頃、日本史や世界史を漫画を読むことで理解出来た人が多いのではないでしょうか。
(若干、作者によってアレンジはされていますが)

それと同じで、全く興味が無かった宝石の世界が、ストーリーを追っていくごとに、どんどん”私も学んでみたい”と思い始めています。
いやぁ奥深い!宝石の世界。

感想

一言で言うと「学びながら笑える漫画」
よく”マンガで解説”的な本が多々出回っていますが、これは学びながら笑えます。ぷぷっ
しかも、ヒューマンドラマですからジーンと感動したり、キュンキュンときめいたり、事件の成り行きにハラハラしたりと心揺さぶられます。

このゴールデンウィークに、2018年5月で発売されている1巻から7巻まで大人買いして一気読みです。

GWに旅行も良いですが、引きこもって漫画三昧も楽しいもんです。
そんなインドアな休日を過ごしたいアナタにぜひオススメの「七つ屋 志のぶの宝石匣」です。

ちなみにタイトルの「七つ屋」は「質屋」しちやを江戸っ子が粋に呼ぶときの呼び名。

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