劇場のレストランが好きです。
東京 上野にある 明治5年創業の老舗 「精養軒」でランチを食べてきました。
今回行ったのは、東京文化会館内にあるフォレスティーユ精養軒(東京文化会館内)です。
この日は、国立博物館に「特別展 始皇帝と大兵馬俑」を鑑賞するために上野に足を運びました。
東京 上野 国立博物館 特別展「始皇帝と大兵馬俑」を観てきました。 | さゆりっぷ
始皇帝と大兵馬俑」 …
正直なところ、「精養軒に食べに行くぞ!」と思って行った訳ではありませんでした。
しかし、東京文化会館内にある精養軒に行く割合は結構多いのです。
理由はいくつかあります。
<その1>
この日は日曜日のお昼時でした。
日曜日の上野はカオスです。人・人・人・・・溢れんばかりの人がひしめいています。
ましてや上野公園となると、公園に散歩に来る家族連れ、博物館や美術館へ行く人たち、東京文化会館で音楽コンサートや演劇・バレエなどの舞台芸術を楽しみに来る人、公園のグラウンドに練習にくる人。。。観光客、ホームレス、子供たち。。。
それはそれは凄いことになっています。
そんな日の食べ物屋さんはどこもいっぱいです。
しかし、この東京文化会館内にある精養軒は穴場で、よっぽどでないと長時間待たされることがありません。
今回もスルッと入れました。
<その2>
劇場にあるレストランが好きです。
大ホールのチケットのモギリのすぐ右手に、ひっそりと螺旋階段があります。
そこが入口となっていて、仰々しい看板などはありません。
大ホールで舞台が上演されている途中、劇場内の売店ではシャンパンやワイン、おつまみやサンドイッチが売られています。
そこには「今夜のメニュー」が必ず置いてあり、演目に応じたスペシャルメニューが用意されていて、幕間に席を予約することができます。
これは東京文化会館に限らす、新国立劇場も同じです。
劇場内のレストランは、観客のざわめきやウキウキした雰囲気も伝わってきて、普通のレストランには無い特別なスパイスが入っている様に感じられるからです。
上野には多くのレストランがありますが、この雰囲気を味わいたくて足を運びます。
<その3>
上野精養軒は、お値段的に少し高めになっています。
そのせいか、うるさく騒ぐ人たちがあまり来ません。
子供ももちろんいますが、”おばあちゃまに連れられて美味しいオムライスを食べに来たお行儀の良い子供たち”で、躾のよく行き届いた家族連れが多いです。
また、美術鑑賞や劇場鑑賞の行き返りが多いため、お客様の雰囲気も”動”というよりも”静”のアカデミックな雰囲気が漂っています。
そこが好きなところです。
この日注文したのは、カツサンドと紅茶。
まったりと落ち着いた雰囲気。
日曜日の午後を優雅に過ごすには最適かと思います。
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