アサヒビール大山崎山荘美術館:もう一つのルーシー・リー展

先日、姫路市立美術館へルーシー・リー展を観に行きました。

「没後20年 ルーシー・リー展」 姫路市立美術館 | さゆりっぷ

その帰りに、京都にあるアサヒビール大山崎山荘美術館に立ち寄りました。
以前、サントリー山崎蒸留所へ行きましたが、そのすぐ近くにあります。

ウィスキー好きの聖地。山崎蒸溜所 | さゆりっぷ

この山荘はもともとは、大阪船場の株相場師の息子として生まれた実業家加賀正太郎によって建てられた別荘です。
加賀正太郎は、ニッカウヰスキーを立ち上げた鶴竹政孝を支援するなど酒業業界に深くかかわっている人物です。
加賀正太郎がこの別荘を手放した後、取り壊しの危機に遭いますが、アサヒビール初代社長の山本為三郎と親交が深かった縁でアサヒビールが山荘を買取り今に至っています。

別荘だったとあって、山小屋風な造りになっています。
山小屋風と言えども、内部の端々には手の込んだ細工や装飾があり、贅を尽くして作られたことが伺えます。

この山荘は、名前が「アサヒビール大山崎山荘美術館」とあるように、今は美術館として使われています。
常設展としては、ルーシー・リーの一世代前の著名な陶芸家バーナード・リーチの作品がいくつも展示されていたのは、こんな貴重な物があるなんてと驚きました。
また、もっと驚いたのは、シリアのパルミラ遺跡の石像の一部も展示されていたことです。
シリアのパルミラ遺跡と言うと、ISにことごとく爆破され今も破壊活動が続いています。貴重な世界的な遺産が危機に瀕していますが、こうやって日本の安全なところに展示されていることに感謝です。

そんな貴重な展示物が並ぶ本館とは別にモダンな造りの別館があり、そこに今回のお目当ての「かたちのであい ルーシー・リー、ハンス・コパーと英国陶磁」展が開催されていました。

姫路市立美術館で展示されているため、多くの作品はそちらに集まったのでしょう。
こちらのアサヒビール大山崎山荘美術館の方の展示では、展示数こそ少ないですが、ハンス・コパーの作品も何点か一緒に展示されてあったのは嬉しかったです。

ハンス・コパーとは、ルーシー・リーと一緒に創作活動をした人物です。ルーシー・リーのアトリエで共に陶磁器を作っていましたが、作風はまったく違います。
違った作風の二人でしたが、釉薬や粘土などさまざまな研究を一緒にやっていて、またお互いの創作活動に刺激を与えあっていました。

山荘と英国陶磁。この二つの組み合わせは、しばし日本の京都の山の中に居ることをしばし忘れさせてくれるシチュエーションでした。

特に訪れた時期が、秋の紅葉の真っ盛りだったため、紅と緑と山荘とのコントラストがなんとも美しく目を楽しませてくれました。

美術品を鑑賞しなくても、四季折々の景色を楽しみに行くのも良い場所です。

住所: 京都府乙訓郡大山崎町銭原5-3
Tel:075-957-3123(総合案内)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始、臨時休館日
開館時間:午前10時~午後5時 ※入館は午後4時30分まで。
入場料:一般900円(団体:800円)
高・大学生500円(団体:400円)
中学生以下無料
障害者手帳をお持ちの方300円
行き方:JR山崎駅、阪急京都線 大山崎駅 徒歩10分
駅から美術館までの距離は近いですが、急な山道となるので、JR山崎駅・阪急京都線 大山崎駅から無料送迎バスが出ています。
ルートは、大山崎駅→山崎駅→美術館とりますので、どうしてもバスで座りたい方は阪急 大山崎駅の利用をおススメします。
サイト:http://www.asahibeer-oyamazaki.com/

京都府乙訓郡大山崎町銭原5-3

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