蕎麦が大好きです。
赤穂浪士が討ち入りの際に墨田区本所の堀江安兵衛宅に集まったそうな。
安兵衛宅に集まる前に、両国橋向川岸町の茶屋亀田屋に立ち寄り、そば切りで一休みしたそうです。
その後、八ツ時(午前二時)前に安兵衛宅に集まりいよいよ討ち入りとなったのです。
私のキッチンスタジオは浅草橋、すぐ近くには両国橋があり、蕎麦とご縁のようなものを感じます。
(無理矢理感はあるけどな)
さて今回は、私の人生史上最高の「そばがき」に出会いました。
今まで中尊寺金色堂の門前で食べたそばがきが最高だ!と思っていましたが、それを上回るほどの感動でしたのでご紹介です。
場所は、栃木県の中禅寺湖畔にある「手打ち蕎麦 かつら」
〒321-1661 栃木県日光市中宮祠2482
05054851299
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中禅寺湖畔にある静かで景色の良い蕎麦屋
アクセス方法は、車で行くのが一番利便性が良いです。
公共交通機関を使う場合は、中禅寺湖バスターミナルから湖畔を左回りに進み、徒歩10~15分ぐらいでしょうか。
歩いて行けない距離では無いです。ですがこれはあくまでも主観。
日頃から徒歩が多い人にとっては何でもない距離に感じますが、そうで無い人にとってはバスターミナルに運よく(可能性は低いですが)タクシーがいたら利用することをお勧めします。
注文と精算、料理の受取りの仕方
「かつら」は注文と精算、お料理の受取り方が独特です。
お店の入口を入ると、すぐに”注文”と”精算”する窓口があります。
メニューもそこに置いてありますので、何を注文するか決められます。
(その脇では、蕎麦打ちしています)
精算が終わると、料理が出来上がるとブルブルと震える札を渡されます。
その後、精算する窓口の左側に2階に上がる階段がありますので、そこを登って行きます。
料理が出来上がって、ゲストレシーバー(ブルブルと震える札)が鳴ると、2階の隅に料理用のエレベーターがあり、料理が上がってきますので、自分で取りに行きます。
人手不足解消のためでしょうか?半セルフサービスです。
飲み物は、お水とお茶が用意されており、これもセルフサービスです。
一押しの蕎麦がき
イチオシは何と言っても「そばがき」です。
単品では750円です。(2022年11月17日の価格)
冒頭にも書きましたが、私の人生史上最高のそばがきでした。
通常そばがきは、蕎麦粉を練った後茹でるのですが、
手打ち蕎麦かつらのそばがきは、表面が軽くカリっとなるように揚げてあります。
このカリっとした歯ごたえが美味しさを何倍にも増幅させているように感じました。
カリっと気持ちよく揚がったそばがきの上に、削った柚子が軽くトッピングされていて、そのハーモニーが何とも言えない豊かな風味を生み出しています。
わざわざ中禅寺湖まで、このそばがきのためだけに足を運ぶ価値ありと思っています。
家に蕎麦の実があるので、粉にして作ってみたいと思ってはいるのですが、この風味が再現できるのか?と頭を捻ってしまします。
蕎麦も好きですが、蕎麦がきも好き過ぎて、痩せる暇が無い。