前々から気になっていた、郷土料理「すし久」の暖簾をくぐってみました。
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伊勢神宮 内宮横のおかげ横丁にある「すし久」
伊勢神宮に来るたびに気になっていました。
どこで食事をしようか?と迷った結果、たいてい糖質の少ない食事にするために、肉系のお店に入っていました。
しかし、たまには”興味のある店”でも良いじゃないかと、思い切って入ってみました。
なぜ、興味があったかと言うと、建物がひときわ古いからです。
この並びのお店で”古民家風”に設えてあるお店はいくつもありますが、いずれも”風”であって、本物の古さとは一線を画しています。
建物のことについて書かれている説明書きの看板を読むと、明治2年の伊勢神宮式年遷宮の時に宇治橋を架け替えした際に出た古材を使って建てられたものだとのこと。
更に興味が湧きました。
また、店先からちょろっと覗いたところ、五十鈴川の川べりに建っていることから、川が眺められる席もあるのかな?と言う興味です。
お店の場所は、内宮からおかげ横丁に向かい、あんこ餅で有名な赤福と同じ右側の並びの、赤福の少し手前にあります。
歴史を感じる店内
お店に入ると、小上がりになっています。
靴を脱いで、向かって左側の下駄箱へ入れます。
下駄箱の手前は帳場。
大きな階段があり、一階と二階席に分かれています。
階段の左側に、名前を書くウエイティングボードがあるので、そこに名前を書いて待ちます。
階段の右側には大きな茶釜があり、客を待ち構えるように湯が沸いていました。
風情のある店内
平日金曜日の12:30。
ウェイティングボードに名前を書いたところ、すぐに案内されました。
一階席は全てお座敷。
大きなテーブルに相席でどんどん案内されます。
お座敷に座布団が基本ですが、座布団が苦手な人は高さの低い椅子も用意してくれます。
さて、五十鈴川は眺められるのか?と言う疑問ですが、窓際の席は、窓ギリギリになる訳では無いので、川を眺めながらと言うことにはなりませんでした。
二階席だとまた違うのでしょうか?
伊勢志摩名物 てこね寿司
名物の手こね寿司(梅) 1,250円です。
手こね寿司とは、伊勢志摩の漁師が釣った鰹をその場で醤油漬けをして、寿司飯に混ぜて食べたのが始まりだそうです。
寿司桶の酢飯がガッツリ入っています。
私は、宿で食べた朝ごはんがボリュームがあったので、完食出来ませんでした。
行くなら、お腹を空かせて行った方が良いかもしれません。
そのほかのメニューはこちら。
周りのお客さんのオーダーしているものは、ひつまぶしも人気のようでした。
手こね寿司は、アッサリ味のでしたので、次回はひつまぶしを食べてみたいですね。
伊勢と言えば、
・手こね寿司
・伊勢うどん
・松坂牛
この中のひとつをゆっくり味わうことが出来て、大満足。
また、「古い建物大好き」な好奇心も満たされた『すし久』でして。