5泊6日の台湾旅行記。
九份を十二分に堪能した後、バスと台湾鉄道を乗り継いで十分へ行く。
九份から十分へは、
バスで、九份から瑞芳(ルイファン)へ行き、
台鐡で瑞芳(ルイファン)から菁桐(チントン)行きの電車に乗る。
だいたい1時間ほどで到着できる。
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スーツケースは「瑞芳駅」の手荷物一時預かり所に預けるのがおすすめ
海外の旅だと、どうしても大きな荷物を持って歩くことになるが、日本のようにコインロッカーがいたるところにある訳でも無い。
今回は「瑞芳駅」(ルイファン)で手荷物一時預かり所があることを知り、そこに預けることにした。
台湾に旅行する際は「行李房」と書かれているところを探すと良い。
営業時間は8:00〜20:00
夜、ギリギリに取りに行くと閉まっている場合があるので、余裕を持って取りに行くこと。
荷物は重さや大きさによって値段が違う。
十分に到着、ランチ
十分行きの電車は、国内外の観光客で瑞芳駅からもう混んでいるため、なるべく早めに瑞芳駅には行っていた方がいい。
どちらも麺はあっさりしているので、軽い感じ。日本で食べるラーメン屋のラーメンよりも7割ぐらいの量。
台湾のナイアガラ 十分瀑布公園
ランタンを飛ばす前に、十分の観光名所「十分瀑布公園」へ行く。
十分瀑布公園は、十分駅からだいたい徒歩30分ぐらいかかる。
私は歩いて行ったが、疲れている人は途中でタクシーが拾えるのでそれに乗るのもありかも。
十分瀑布公園内は、大小様々な滝がある。
公園内を滝を巡って散策し、早ければ1時間、じっくり観たいなら2時間ぐらい時間あると良い。
基隆河(キールンガ)の吊り橋を渡って十分老街を見渡す
十分の観光地「十分老街」は、基隆河沿いにあり、大小様々な吊り橋がかかっている。
十分駅のすぐ近くにも「静安吊り橋」という古い吊り橋がかかっていたので、渡ってみた。
地元の人には何でもないのかもしれないが、外国人である自分にとっては何かといちいち珍しくて感動する。
橋の手前(駅側)が十分里と呼ばれ、橋の向こう側(山側)が南山里と呼べれており、十分里と南山里を結ぶ全長128mもの長い吊り橋。
このあたりは、昔は石炭が採掘できる場所で賑わっていたらしい。
西暦1947年に炭鉱を運ぶために作られ、炭鉱が閉山になった後は、地元の人や観光客が渡れるように歩道を整備しなおしたのだそう。
天燈 ランタンを飛ばす
せっかく十分に来たので、天燈(ランタン)を飛ばしてみることにした。
14:00ごろ到着してから3時間経過した17:00ごろの写真。
到着してからひっきりなしで観光客が訪れ、みんな天燈(ランタン)を飛ばしている。
他の人が飛ばしているところを動画に撮ってみた。
天燈(ランタン)を飛ばすのは、線路の上。
列車が来る時だけ両脇に避けるが、それ以外は線路に入り放題でランタンまで上げちゃうという、日本じゃありえない逞しさを感じる。
列車とランタン飛ばしの動画を撮ったので残しておく。
動画のように、ランタン屋のおじさんが、連写で写真を撮ってくれるのがありがたい。
その中の何枚かをここに残しておく。
ランタンは次第に遠ざかり、隣の駅「望古駅」の方角へ飛んで行った。
天燈(ランタン)の回収は?
天燈(ランタン)飛ばしは、かつては台湾の旧暦『元宵節』を祝う為の行事で「平溪天燈節」が由来だったのだそう。
今では観光客が毎日飛ばしている。
では、台湾全土が天燈(ランタン)を飛ばして良いのか?というとそうでは無く、台北で飛ばした天燈(ランタン)が燃え移ったりして事故が起きてからは、十分以外では天燈(ランタン)を飛ばすことをは禁止となったそうだ。
(ただし、イベント時などでは十分以外の場所で飛ばしているみたいだ)
私が一番気がかりなのは、この飛ばした天燈(ランタン)はこの後一体どうなるのか?ということだ。
私が訪れた日だけでもかなりの天燈(ランタン)が飛んでおり、またスカイランタンフェスティバルなどのイベントもあるので相当数が飛んでいるはずだ。(1日平均3万個らしい)
それらは飛んだ後、どうなるのか?調べてみた。
基本的には回収するお仕事があるそうだ。
こちらの記事が参考になる。
これを知って少しホッとした。
天燈(ランタン)の種類
自分が飛ばした天燈(ランタン)は4色だった。
ランタンの色はそれぞれ意味がある。
赤:健康・安全祈願
黄:金運
青:仕事運
紫:勉強運・合格祈願
オレンジ:愛情運・結婚運
白:運気アップ
ピンク:幸運
赤一色のランタンもあれば、いろんな色があるカラフルなランタンもあり、色が多ければ多いほど値段は高くなる。
線路脇にランタン屋がひしめいていて、どこで買っても同じ値段。
買うと、お店の中で、筆と墨汁を渡されるので、それで願い事を書くようになっている。
感想
何度も台湾を訪れているが、天燈(ランタン)を飛ばしたのは初めてなので、嬉しかった。
やっと飛ばせられる!と。
飛び去るまでほんの数分の自分だけのドラマだ。
ずっと飛んでいくのを名残惜しいような、嬉しいような気分で見送るのは、なかなか無い体験だ。
次に来る時は、夜に飛ばして、その灯りを見てみたいと思った。
十分での観光を終えて、瑞芳駅に戻り、荷物をピックアップして台北へと戻った。
旅はまだ続く。