ジャパニーズウィスキー、人気沸騰ですね。
随分前に北海道の余市で4000円ぐらいで勝ったウィスキーが、15倍ぐらいの値段になっていました。ひえーーー。
そのような希少で値段も高いウィスキーは、飲みたいけれどもおいそれとはぐびぐび飲めない貧乏性の私です。
そんなに値段の高く無いジャパニーズウィスキーは無いものか?と酒屋を見かけるたびに物色していましたところ、見つけたのが、マルスウィスキーの「越百(コスモ)」
たしか、えいやぁ!と気合入れて買ったので「マルス モルテージ 越百 モルトセレクション」の方だったと思います。
これをロックで飲むと、口に入った瞬間香りがパァーーーーーっと花開いて、美味しいのなんの。
久々に良いなぁと思うお酒に出会いました。
そこで、長野 信州駒ケ根に行った際に、マルスウィスキーの「マルス信州蒸留所」へ行ってみました。
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蔵の中が見学できる蒸留所
敷地内に入ると微かに酵母の香りがします。
発酵と蒸留が行われている証拠ですね。
サントリー白州蒸留所もそうでしたが、良いお酒を造っているところは、酵母の匂いに良い具合なモッサリ感があります。
空気中に漂っている酵母が濃いのかもしれません。
入場料は無料です。
通常は、スタッフによる見学案内があるそうなのですが、私が行った時は流行り病が理由で中止でした。
そして、試飲も中止(涙
現在の開催状況はマルス信州蒸留所のホームページを確認してください。
まぁ私も一応なりに発酵食の講師をしているので、ざっと製造過程についてお話しすると、
・モルトウィスキーなら大麦、グレーンウィスキーならその原料(穀物)になるものを粉砕します。
・粉砕した原料に温水を入れると、大麦にくっついている酵素が活発になり、原料を分解し糖にしてくれます。
・糖化したものをろ過して麦汁を作ります。
・麦汁を発酵させると、アルコールになります。
(これは果物を酵素ジュースにして、どんどん発酵させるとお酒になるのと同じ仕組みです)
・アルコールになったら、ポットスティルに入れて二回ほど蒸留し、蒸留された蒸気を液体化したのがニューポットと呼ばれるウィスキーの赤ちゃん。
・ニューポットを樽に詰めて長期間寝かせると、熟成がすすんで香りも味も深みが出て美味しくなります。
樽を見ていると、私が感動した「越百」がここに眠っているのだと思うとときめきます。
ときめくショップ
蒸留所の中にはショップがありました。
越百がいっぱい並んでいます。
もちろん、蒸留所でしか買えないやつを1本お買い上げ。
下の写真の最下段右側のもの。
シリアルナンバーが降られていて、販売本数も少ない希少品です。
そして、こっそりジン「和美人」もお買い上げ
ウィスキーの話しをここまで書いていて何なんですが、お酒の中で一番好きなのがジンなんです(笑
ついでに帰路の最中に、ジン用の炭酸水も発注しておきました。
こちらの炭酸水、ジントニックを1杯作るのに、缶1個が丁度いいのです。
キリッとしたジントニックが出来上がります。
バーや居酒屋で飲む、口当たりの良いジントニックが飲みたい場合は、こちらがおすすめ。
失敗無く作れます。
ちなみになぜ缶の炭酸水を買っているかというと、英国に住む好きなYouTuberさんが、缶の炭酸水でジントニックを作り、お料理作りながら飲んでいるのがカッコイイなぁと思ったからで、深い意味はありません。
見た目とシチュエーション大切。
蒸留所内のBar(バー)
バーがあります。
ですが、残念ながら休業中でした。
ちなみに蒸留所までは車が無いといけません。
(もしくはバス)
飲酒運転はやめましょう。
日帰り温泉
余談ですが、マルスウィスキー蒸留所の近くに、日帰り温泉「こまくさの湯」もあります。
もちろん立ち寄りました。
良い湯でした。
まとめ
マルスウィスキー蒸留所は、そんなに敷地も広くありませんので、見学やらショップをウロウロして1時間もかからないと思います。
けれども、ここで良いお酒に巡り合えて、その後温泉にも入れてと、蒸留所だけでなくこの”付近一帯を丸ごと楽し”めるところでした。
特に夏場は、避暑地としても良さそうで、トレッキングコースやキャンプ場もあるようです。
蕎麦も美味しい土地柄です。
次は夏場に再訪してみたいと思います。