バレエ公演「ブライト・ステップ」:海外で活躍する若いダンサーを応援!

2018年7月30日にバレエ公演「ブライト・ステップ」を観に行ってきました。

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ブライト・ステップとは

「ブライト・ステップ」とは、海外8か国で活躍する若い日本人ダンサーが毎年夏に集まり「バレエを通して、夢や希望を届けたい」という主旨で開催されている公演です。

ロシア国立バレエ・モスクワで活躍している西島勇人が、リーダーになって活動しています。
西島勇人さんは、2013年に医者から二度とダンサーの道に進むことが難しいと言われたほどの大けがをしました。しかし、懸命なリハビリによって、またダンサー仲間の応援・励ましによって翌年から復帰し、それを機に始めたのがこの「ブライト・ステップ」です。

夏に日本で公演をしている理由としては、夏になると世界の主だったバレエ団はSummer vacationに入るので、海外にいる日本人ダンサーは帰国して集まりやすいからなのです。

また、ダンサーたちはいつものバレエ団を離れて、いろんなところに客演に行く機会が出来るのも”夏”ならでは。
特に日本は、夏になると「バレエ公演祭り」となり、私の様なバレエファンにとっては嬉しいが散財してしまうという時期でもあります。

しかし、この「ブライト・ステップ」は若手ダンサーであること、(あまり)営利目的ではないこと、母国であることから、バレエ公演にしては格安で観られるのが特徴です。

特に、2012年のローザンヌ国際バレエコンクールで優勝した菅井円加が出演者の一人でもあり、ここ数年海外でのコンクールで軒並み1位を獲っているいる大川航矢が出演することから、非常に楽しみにしていました。

▼2102年ローザンヌ国際バレエコンクールの決勝はこちら

演目

Act1

1.「パキータ」よりパ・ド・トロワ
石川まどか・升本結花・関野海斗

2.「白鳥の湖」よりアダージオ
佐々晴香・高橋裕哉

3.「My Neon Flicker」
刈谷円香

4.「パリの炎」よりグラン・パ・ド・ドゥ
菅井円加・西島勇人

5.「エスメラルダ」よりグラン・パ・ド・ドゥ
奥村彩・山田翔

Act2

1.「海賊」よりグラン・パ・ド・ドゥ
芝本梨花子・高橋裕哉・山本勝利

2.「Consequence」日本初演
奥村彩・加藤三希央

3.「眠れる森の美女」よりグラン・パ・ド・ドゥ
佐々晴香・石田浩明

4.「ドンキ・ホーテ」よりジプシーの踊り
石川まどか・菅井円加・升本結花・関野海斗・西島勇人・山田翔

5.「ドンキ・ホーテ」よりグラン・パ・ド・ドゥ
寺田翠・大川航矢

BRIGHT STEP 2018 with FASHION DESIGNER

今回の公演の試みとして、Act2では日本の若手ファッションデザイナーがデザインした衣装を纏って主演するというところ。
観客の目を更に楽しませてくれるプログラムとなっていました。

感想


期待していた菅井円加については、期待以上でした。
彼女の目を見張るほどの素晴らしいところは、バネの強さ。他のダンサーとは比較にならないほど、高く・長く・美しくジャンプする様は、重力というものが彼女にはあるのか?と思ってしまうくらいでした。
そのバネの強さに加えて、安定感のある回転。身体能力の高さを買ってのローザンヌ優勝だったという事を目の前で見ることができたのです。
表現力においては、年齢や経験を重ねるごとにもっと深みのあるものが期待できると感じています。


クラクラ眩暈がするほど美しかったのが、スウェーデン王立バレエ団所属の佐々晴香と、ウィーン国立歌劇場バレエ団所属の芝本梨花子。
佐々晴香はノーブルで清楚な美しさが光り、「白鳥の湖」のオデットと「眠れる森の美女」のオーロラ姫がまさに適役。
8頭身のスタイルの良さは海外での活躍が期待できるものでした。
芝本梨花子は、こんな美少女が世の中にいたのか!と思う程の美しさ。2020年までパリ・オペラ座のエトワールだったマニュエル・ルグリが芸術監督を務めるウィーン国立バレエで、彼の審美眼に敵うのもうなずけるほどでした。
私は容姿の事を問われると口ごもってしまいますが、やはり「美しい」ことは正義だと思わせられるダンサーでした。

バレエとファッションデザイナーのコラボについては、少々残念な部分も。
あまりにも衣装デザインが奇抜過ぎて、”イメージが違う・・・”と思ってしまう点がいくつか。
せめて、演目のテーマとデザインのテーマの擦り合わせがされていると良かったかも?と思う点がありました。
しかし、違った角度で観るきっかけにもなり、これはこれでアリなのかもしれません。

これからバレエを観たいと思っている方々へ

もし、これからバレエを観てみたいと思っている方がいらっしゃったら、ぜひこのような若手の公演をおススメします。
価格が安いのでハードルが下がると思います。
感想に書いた3人の女性ダンサーなどは”これから応援したい”と思っているので、このような”ご贔屓さん”を見つけるのも楽しみのひとつになります。

その他におススメなのが、「新国立バレエ団」でしょうか。

国が援助しているため、チケット代が一般のバレエ団の公演に比べてお手頃なのが、とっつきやすい理由に。

ぜひ、”日本のバレエ”を応援してくださいねー!

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