東京文化会館にて
パリ・オペラ座バレエ団の「天井桟敷の人々」を観に行ったとき、
舞台の休憩時間に、「オテロ」の一場面がゲリラ的に上演された。
世界的に有名なバレエ団やカンパニーほど、観客をとことん楽しませてくれると思う。
写真の真ん中少し右に、お客の前に座っている白い仮面をつけ黒子のパントマイム役者が見えるだろうか。
休憩時間の合間のほんの30分でさえ、
劇場内のホワイエ(ロビー)にパントマイム役者に扮したバレエ団員がパントマイムコントをやったり、
ゲリラ上演される「オテロ」の案内チラシをばらまいたり、
お客を誘導したり。
一流はどこまでも一流だと感じるのは、舞台の上でだけでなくこんなほんのちょっとしたところでも手を抜かないところだと思う。
さて、今は英国ロイヤルバレエ団が来日中だ。
「不思議の国のアリス」と「オールスター・ガラ」を観に行った。
これからの数日は「白鳥の湖」が上演される。
私はというと、仕事をシャカリキになって片付け、上司が席を外した瞬間を見逃さず席を離れ
タイミングを見計らって、会社を脱出する。
せっせせっせと劇場通いである。
おかげで「気配を消す」忍術を体得した。笑