手前味噌が一番美味しい
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お味噌作り教室へ行ってみる
ゴールデンウイーク直前の4月28日にお味噌作り教室に行って来ました。
お味噌作り教室は、奈良県にある「西林屋」を運営しているMikaさんのお教室です。
Mikaさんは、3月29日(日)にものくろキャンプが奈良で開催した、よくばりワークショップに参加して頂いたご縁で、今度は私がワークショップにお邪魔しに行きました。
ちょうど4月29日(祝)に、大阪でワークショップを開催するために、前日から大阪へ行くことになっていたのでグッドタイミングです。
東京から新大阪まで場ビューンッ!と新幹線で移動。
新大阪駅真上のホテルを予約していたので、荷物を預け、御堂筋線→千日前線→近鉄と乗り継いでお教室に向かいます。
途中の駅で偶然にも、このお味噌作り教室を誘ってくれた「AHA LIFE」のtomoko3さんと近鉄電車の中でバッタリ出会えました。
お味噌教室の最寄り駅で待ち合わせしていたのに、同じ車両の同じドアに乗ってくるなんてびっくりでした(笑
最寄り駅に着くと、先生のMikaさんか車で迎えに来てくれていて、送迎してくれます。
ありがたいーーー!
さっそくお味噌作り開始
教室に到着すると、エプロンを付けて手を良く洗います。
出来上がり約2キロのお味噌を仕込みます。
バットには糀と塩が用意されていました。
先生がお手本を見せてくれて、まずは糀を混ぜやすい様にほぐします。
ほぐした糀に塩をまんべんなくまぶしていきます。
大豆はよく洗って、水に浸しておきます。
その大豆を指で潰れるぐらいに茹でます。
今回は先生が茹でてくれていました。
この茹で汁は味噌玉を作る時にも使いますし、スープにすると栄養価が高くで美味しいそうです。
捨てずにとっておきますが、日持ちはしないので保存はできません。
塩をまぶした糀をバットの端に寄せます。
茹でた大豆はすりこ木で潰していきます。
大豆は小分けにして潰していきます。
これが結構時間がかかります。右利きなのですが、途中で左手に持ち替えないとしんどくなってきます。
大変な作業ですが、三人でおしゃべりしながらやると結構楽しいです。
よく、田植えや稲刈りなど単純だけど時間がかかる作業の場合は歌を歌いながらやりますよね。
あれと同じで、単純作業は歌うかおしゃべりするかで、楽しい時間に変身するのが面白いです。
潰した大豆は、塩をまぶした糀と混ぜ合わせ丸めます。
いわゆる”味噌玉”という物ですね。
これを、容器に隙間なく詰めて行きます。
隙間が出来て空気に触れるとカビやすくなるため、ギュッギュッと詰めていきます。
今回は持って帰れる様に、厚手のビニール容器に詰めました。
これだと、天地返しが必要無くて、容器ごと1週間おきにお味噌の向きを変えると良いので便利です。
お味噌作りの後は・・・
お味噌作りの後は、焼きおにぎりとお味噌汁を頂きました。
焼きおにぎりは、醤油を作る時に出来る醪(もろみ)とチーズで味付けされています。
この醪が物凄く美味しいんです。
少しお裾分けして貰って、持って帰りました。
家で、卵かけごはんを食べる時に、お醤油の代わりにかけて食べた美味しいのなんのって。
感想
お味噌作りは大豆を潰すことが大変でした。
しかし、昔はこの大豆を潰す時間に、井戸端会議の様にあーだこーだと話に花を咲かせては作業をしていたのだと思います。
今回のお味噌作りでも、先生であるMikaさんの味噌だけに限らず発酵食品についていろいろな話しを聞かせて貰ったのが、とてもためになりました。
こやって昔は情報交換していたのでしょうね。
今は、ファストフードを始め手軽に食べ物が手に入ります。
しかし、昔はこうやって口に入れる物を丁寧に時間をかけて手作りしていたと思うと、有難いと思います。
手軽に手に入る物ほど、いったい何が原材料なのか分からない、分かっても添加物で速成して作られていたりします。
身体に入れる食べ物だからこそ、材料を選び手をかけて時間をかけて大切に作っていくことは大切だと感じました。
また、お味噌作りの面白いところは、
Tomoko3さんと同じ大豆で同じ時間に同じ場所で同じ手順でお味噌を仕込みましたが、
作った人の身体表皮常在菌や、熟成する場所によって全く違う味になるそうです。
Tomoko3さんは大阪で熟成させます。一方、私は東京で熟成。
さて、半年後にはどんな味の違いが出ているかが楽しみです。お互い食べ比べをしてみようと約束しています。
仕込んでから一カ月と少しが経過しました。
白っぽくて大豆の色そのものだったお味噌は、少し飴色になって来ています。
Tomoko3さんのお味噌は順調だそうです。私のお味噌は途中でちょっと変なもの、カビ?が生えかけていましたが、スプーンで掬って取り除き、ホワイトリカーで綺麗にしました。ふぅ~。。
2月3月にしか仕込まないと勘違いしていましたが、一年中仕込めるそうです。
これからも機会をみては、お味噌を仕込んで行こうと思います。
また、いろんな知識を吸収するために、関西地方に行く機会があったら、味噌教室に行ってMikaさんに大豆を潰しながら教えてもらおうと思います。
楽しくで、美味しい一日。
あぁ、出来上がるのが楽しみ!!!