高野山 一乗院の精進料理の美味しさが芸術的:1泊目

高野山の宿坊 一乗院に泊まりました。
精進料理が美味しいことで有名な宿坊ですので、非常に期待していて、そして期待以上の美味しく美しいお料理と出会ったのです。

今回のコースは「花山吹」というコースとなります。

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美しいお料理の数々

食事はどの宿泊者も全て17:30スタートとなります。
それまでに自慢のお風呂で、汗を流し着替えてサッパリ。

17:30になると、お坊さんと宿坊を手伝っている男性2名が「お食事を用意してもよろしいでしょうか?」と部屋の外から声をかけてくれます。

そして、御膳を並べて準備をしてくれます。
グレードアップすると「お品書き」が添えられます。


▲先付け:筍の木の芽和え、独活、わらび。平椀:胡麻豆腐


▲筍の木の芽和えの彩りが美しい。お味は白味噌が絶妙に効いていました。


▲吸物:清汁仕立て 若竹、菜種、木の芽


▲八寸:湯葉山椒、ちまき麩、一寸塩蒸し、ぶどう豆、はじかみ、季のものいろいろ

5月ならではの菖蒲が添えられているところが日本料理の美です。


▲油物:百合根のみじんこ揚げ、たらの芽、姫人参、満願寺ししとう、花茗荷

百合根のみじんこ揚げが、百合根のホクホクさがまるでコロッケなのですが、味は非常に上品な仕上がり。
抹茶塩でいただきます。


▲冷し鉢:賀茂茄子の精進料理麩射込み、三度豆、土生姜、穂じそ

「いんげん豆」を「三度豆」とお品書きに書かれているところが”ああ、関西にいるのだなぁ”という旅愁いや旅の空の下だという実感が込み上げてきます。
一般的には「いんげん豆」と呼びますが、関西でのみ「三度豆」と呼ばれています。
年に3回獲れるのが所以です。


▲射込みの部分です。麩をそぼろ状にしてしっかりと味付けされていて、まるでひき肉のよう。


▲お造り:汲み上げ湯葉、こごみ、造り醤油


▲飯:大葉と柴漬けの飯蒸し

もち米が蒸されています。


▲香の物三種盛り


▲水物:季節のデザート。今年初すいかをいただきました。

感想

素晴らしいのひとことです。
味付けは上品な関西風です。
薄味ですが、塩味の効かせるところと控えるところのメリハリが素晴らしいです。

量は、最初見た時に「これ食べきれるかな?」と思うぐらい量があり、またお腹いっぱいになりましたが、全て野菜の植物性。
全く胃がもたれません。
爽やかな豊満感と言うところでしょうか。

実は、上の献立以外に「白飯」があります。
これは食事の最後に、欲しいかどうか聞いてくれます。
さすがに今回は遠慮しました。

日本酒は、”般若湯”と言って別料金で注文できます。
ビールは、”泡般若”と言ってこれまた別料金で注文できます。
今回は般若湯と泡般若、両方注文しました。
しかし、私の胃袋は「1日1合のアルコール」が気持ち良い量。
残った般若湯は御膳を下げてもらう時にお坊さんに伝えると(スクリューキャップの小瓶なので)部屋の冷蔵庫に冷やしておいてくれ、翌日の夕飯の時に楽しむことができました。

お味も、盛り付けも、見た目も、心配りもどれもパーフェクトな、美味しく美しい晩餐となりました。


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