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高野山 宿坊 一乗院:憧れの宿坊に泊まる

和歌山県は高野山に行ってきました。

宿はなんと!宿坊 一乗院です。

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高野山駅からのアクセス

高野山駅から「奥の院行き」のバスに乗り「千手院橋」で下車します。


▲地図の19番が一乗院

まるで高級旅館の様相です。
高級旅館と違うのは、一言で言うと配慮は細かいのに無駄なものが無いこと。
シンプルかつ気配りがあって気持ち良いです。

また、朝の勤行、阿息観(瞑想)体験、写経などもできます。
阿息観と写経は1,000円/人の参加費を一階の受付で申し込みます。

▲日本で一番標高の高い”スクランブル交差点”千手院橋交差点

千手院橋の交差点に立つとすぐもう一乗院が見えます。
千手院橋交差点のスクランブル交差点は、高野山での一番の繁華街となります。
高野山唯一のコンビニ、ヤマザキデイリーストアもあります。

一乗院に到着。
宿坊は海外の観光客に人気のあるところは、8割ほどが海外の観光客(欧米系)だそうです。
ほぼ、口コミやSNSなどで予約が来るのだそうです。

一乗院は私が泊まった二泊三日の間に、日だけ1人欧米系の外国人観光客をみかけました。
それ以外はほぼ日本人観光客でした。

玄関からお部屋まで


▲玄関でお坊さんたちが出迎えてくれます。

かつて、京都の宿坊に泊まった経験があり、
https://3trip.jp/archives/2639
(お坊さんにしては緩いのだろうけど)一般庶民にとってはなかなかに大変だなぁと思う経験をしたことがありました。
この時は大勢で泊まったので、それはそれで修学旅行的な面白さはありましたが。

その記憶があったため、お風呂とかアメニティとか設備とかは少々厳しくても仕方ないと覚悟して行ったのですが、
一乗院のホスピタリティの高さと料理のクオリティの高さに、この後度肝を抜かれることになるのです。

下駄箱

玄関横に靴を入れる下駄箱があり、そこへ靴を脱いで入れておき、スリッパに履き替えます。
この下駄箱。
寺社によくある木でできた普通の下駄箱の様に見えますが、ヒーターが入っているのです。
翌朝、靴を履くとき気持ち良く暖かいのです。

春から夏場は不要では?と思われがちですが、春・夏は足がよく汗を書くので、翌朝その汗がサッパリと乾いている靴に足を入れる爽やかさ、一度体験して頂きたいものです!

お茶菓子とお土産


▲部屋に入るとコタツ

部屋に入るとまず目に入るのはコタツです。
5月上旬の今、コタツが必要か?と一瞬思いますが、実は高野山は朝晩と昼間の温度差が非常に激しいのです。
高野山の寺社のほとんどが、瓦を使わずに茅葺き屋根にしてあるのは、温度差が激しく割れてしまうからという理由です。
5月上旬で、最低気温が5-6度、最高気温が27度前後でした。
曇ると最高気温が22度ぐらいに。

朝晩、このコタツに入って普段あまり観ないテレビを楽しんだり、ちょっとしたPC作業をしたりするのにホッとするんですよね。


▲毎日違うお茶菓子

コタツの上にはお茶菓子が準備されていて、毎日違うお茶菓子が2種類ずつ用意されました。


▲高野山ではどこのお寺に入る時でも使う塗香。

ネット予約だと、塗香がプレゼントされます。
御紋が「藤」つまり一乗院は藤原家ゆかりのお寺となり、藤原北家の九条家のお寺です。

他の宿坊の御紋を見ると丸に十字の島津家など、それぞれどちらに所縁があるかが分かるので、高野山を歩いている最中に御紋をチェックすると面白いです。


▲窓から中庭が見下ろせるお部屋


▲窓の外にら石楠花が満開。お部屋の名前も「石楠花」でした。

設備とアメニティ


▲浴衣と半纏、タオルとバスタオル、歯ブラシセット


▲床暖房が効いた洗面所


▲洗面所の奥にトイレ


▲トイレ

一見シンプルに見えますが、洗面所には床暖房が効いていて(不要であれば自分でOFF出来る)、
トイレの照明は自動点灯し、便器の蓋は自動開閉。
もちろんウォシュレット付き。
きめ細かい心配りがされています。


▲お茶セットと本

本は空海についての本、一乗院の写真集など。
一乗院は写真集が出るほどの、由緒あるお部屋があるのです。
夜、ここにある空海の本を読んでいたら「性霊集」が読みたくなり、ついネットで購入してしまいました。


▲冷蔵庫

浴室

お風呂はとても広くて、足を伸ばしてゆっくりと旅の疲れを取ることができます。
撮影禁止なのでこちらをご参照ください。

https://www.itijyoin.or.jp/shukubou/rooms.html

浴槽が二つあるのは、手前が約43度の熱めの湯船。奥が約41度の普通の温度です。

シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、フェイスクレンジングがあります。

着替えをする場所は、床暖房が効いています。
また、冷たい水、ブラシ、ヘアゴム、シャワーキャップ、綿棒、ドライヤーがあり至れり尽くせり。

入浴時間は、15:00〜22:00
時間内に入るようにしましょう。
温泉ではないので深夜の入浴や朝風呂はできません。

感想

プロブロガーの立花岳志さんのブログで読んでから、行きたかった宿坊です。
https://www.ttcbn.net/no_second_life/archives/60753
何度か自分で高野山への旅と、一乗院への宿泊予約を試みたのですが、自分の予定が空いている日には予約が取れない事が続いていました。

今回の旅は家族で行くので全部お任せで自分で予約した訳では無かったのです。
また一乗院へ泊まりたいとも一言も言ってはいないのに、私の好みを知ってか知らずか?
我が家は星野リゾートファンなので、それなりのグレードは期待していましたが、まさか一乗院を予約してもらえるとは思ってもみませんでした。
嬉しさに小躍りしたのは本当です。はい。

さて、一乗院は精進料理が素晴らしく美味しいことで有名な宿坊です。
夕食と朝食が楽しみ!

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