三重県の旅。
名古屋から賢島まで、人気の近鉄特急「しまかぜ」のチケットをやっと取ることができ、乗ってきました。
これまで、お伊勢参りをする度にチケットを取ろうとしていたのですが、しかも空いていそうな平日を狙っていたのに、なかなか予約が取れなかったほどの人気ぶりです。
チケットは、近鉄のサイトから予約ができます。
会員登録しても、登録無しでも購入可能です。
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東京からも乗り継ぎが便利
東京からは名古屋まで新幹線で向かいます。
東京発 8:24 に乗ると 名古屋着 10:04
しまかぜの下りが10:20発 となりますので、新幹線名古屋駅から近鉄名古屋駅まで、約15分の乗り換えとなります。
新幹線名古屋駅では後方の車両に乗っていると、近鉄名古屋駅への乗り換えが早くて近いです。
近鉄名古屋駅ではお弁当を買ったりする時間も(わたし的には余裕で)あります。
しかし、ここでお弁当は買わず、しまかぜに乗ってから入手がしにくい『しまかぜ弁当』を買うか、サロンカーで食事もしくはお茶をすることをお勧めします。
いざ!しまかぜに
新幹線名古屋駅に10:04に到着して、近鉄名古屋駅に行っても、しまかぜは入線していません。
ワクワクしながら入線を待ちます。
平日だったので子供の姿は見かけず、社員旅行風な団体や、女性グループが多く見受けられました。
そして、入線と共にほとんどの人が写真を撮りまくり。
車内はいたるところに気遣いが感じられる
今回はプレミアムシートを予約しました。
サロンカー、和風個室、洋風個室は3〜4人用となり、ひとり旅だったため選択肢は無くプレミアムシートとなりました。
リーディングライトが頭の横にあるのがカッコいいです。
カーテンはボタンで開閉します、
リクライニングの操作もボタン。
フットレストがあり、足元が楽々になります。
※この日台風前だったため、レインブーツで。
2人席はこんな感じ。
先頭車両だったため、展望もよかっです。
ただ、電源コンセントは見当たりませんでした。
何よりも特筆すべきは、網棚が無いこと。
この日私は大きなキャリーカートを持って来ていたのですが、どこに置いたかと言うと!
車両に乗ってすぐにロッカーがあるのです。
もちろん鍵もかかります。
乗ったらすぐに荷物を入れて、小上がりの階段で座席に向かうことができます。
つまり、私のような非力な人間でも、楽々と荷物を預けられて、必死の思いで網棚に載せなくても良いのです。
それだけで心の安心は計り知れません。
サロンカーで優雅に、景色を眺めながらお茶を
しまかぜの面白いところはサロンカーがあることでそしょうか。
その昔、JR東海の新幹線にもサロンカーや食堂車がありましたが、ドル箱路線である東海道新幹線は輸送効率を上げるためにと、食堂車やサロンカーの利用者が減ったことで、姿を消してしまいました。
私はサロンカーや食堂車が大好きで、その頃若くてお金が無かったけれども、新幹線に乗ったらお茶の一杯でも飲みに行っていました。
ヨーロッパの列車で、優雅にお茶を飲んでいる場面をテレビで観る度に憧れていたからかです。
その、大好きなサロンカーがあるので、行ってみました。
サロンカーに行くと、乗務員さんが案内してくれます。
下り進行方向左側の窓に向かって席があります。
左側には、伊勢湾の海が見えたりします。
ちょうど紀伊半島の右側を南下する路線なので、右側が山側、左側の方が見所が多いためです。
こちらがスイーツメニューです。
お食事メニューもあります。
こちらをご参照ください。
ジャンドゥーヤ・ピスタチオと紅茶をオーダーしてみました。
オーダーするときは、各席にあるコールボタンで呼びます。
オーダーしたら、紅茶は揺れ対策でシリコンの蓋がしてありましたり
オーダー以外にもプチ焼き菓子が添えられていたのが嬉しかったですー!
ケーキが予想外に美味しくてびっくり。
もし、サロンカーに行く場合は、五十鈴川駅を過ぎてからがおススメです。
五十鈴川駅から次の鳥羽駅に着くまでと、鳥羽駅を過ぎてからしばらくは、伊勢湾の澄んで美しい海が見られます。
10:20に近鉄名古屋駅を出発したしまかぜは、12:32に賢島駅に到着します。
景色を眺めたり、サロンカーに行ってスイーツとお茶を楽しんでいたら、あっという間の2時間10分となりました。
しまかぜに乗っている間に、乗務員さんが乗車記念カードを配ってくれ、旅の思い出になります。
一度は乗ってみたいと思っていたので、良い経験になりました。
さて、次はどんな列車に乗ってみようかな?