最近、お風呂上りの髪の毛のブローの仕方を変えました。
「変えました」などと偉そうに書いてみましたが、そもそも女子力が低いので、世間一般から見ると今更的なことなのかもしれません。
しかし、自分にとってはなるほど~と思ったので書き記しておこうと思います。
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今までのブローの仕方
今までどのようなブローの仕方をしていたかと言うと、右利きなので右手てドライヤーを持っていました。
今はショートカットですが、1年前はショートボブ。二年前は肩辺りのセミロング。三年前は背中まであるロングヘアーでした。
しかし、どの髪型の時でも変わらず、右手でドライヤーを持って頭の右耳から始まり、右後頭部に風を当てる場所を移動してそこから、頭頂部に上がり、左側頭部へ、そして右手に持ったまま左斜めの後頭部をブローしておしまいでした。
残った左手はどうしていたかというと、ドライヤーの位置が移動するのと一緒に、風が当たるあたりをくしゅくしゅと掻き回して、頭皮まで風を入れるようにしていました。
ブローが終わった後、ブラシで梳かしてみて、まだしっとり感があるようだったらもう一周していました。
風の強度は常に「強」のままです。
これで乾いたつもりでいました。
翌朝 起きてみると寝ぐせがついていることが多く四苦八苦していて、髪型は「自分ではうまく整えられないもの」と思い込んで生きていました。
そして寝ぐせと格闘しながらも「こういうものなんだ」とずっとずっと何十年も思っていました。
ブローの仕方を変えてみた
左手でもブローしてみる
ブローの仕方を変えてみました。それは、何の気なしに、「いつも右手でブローしているけれども左手でブローしてみたらどうなんだろう?」という出来心です。
いつもの様に「今までのブローの仕方」をやった後、左手に持ち替えて「今までのブローの仕方」の逆バージョンをやってみたのです。
するとどうでしょう!驚いたのは、今まで乾かし切っていたと思っていたのは大きな間違いで、逆バージョンをやってみると、まだ乾いていない部分をあちらこちら右手で感じるのです。
つまり、乾かし残しが随分あったということです。
道理で寝ぐせがついてしまうはずです。生乾きのまま寝ると即寝ぐせへの道まっしぐらです。
乾かし残しを防ぐためにも、右手でブローした後、左手でも同じようにブローしてみるという発見を今更ながらに気づきました。
弱風を使ってみる
”逆の手”の気付きがあってから、今まで強風でしかブローをしてなかったので、逆の弱風でのブローを試してみることにしました。
強風でもうあらかた髪の毛全体は乾いているので、弱風を使ってどうするかというと「形作り」をしてみました。
例えば前髪を右から左に流したい場合に、弱風を当てながら手ぐしで右から左にゆっくりと流してみます。
すると、今まで自分はブローで髪の毛をセットできない人間なんだと思っていましたが、あら不思議。それなりに整ってくるではありませんか。
ゆっくりゆっくり、手ぐしで髪型を形作っていくうちに、髪の毛の艶が出てきました。
強風だけでブローしていた時は、ブローが終わってしばらくすると、髪の毛にパサパサ感が出てしまっていました。そのパサパサ感は”まぁ、これも年なんでしょうがないかな・・・”と勝手に諦めていたのです。
いえいえ年のせいにしてしまうと、年にも髪の毛にも申し訳無い。
若い人には敵いませんが、十分に髪に艶を出すことができるのです。ヘアケアの専門家では無いので、推測ではありますが、おそらく緩く暖かい風でキューティクルの向きが整えられるからかもしれません。
ブローの仕方を変えて思ったこと
今まで、自分には女子力が無いと思っていました。
そもそもビジュアル的にも美人の部類では無いですし、何をしてもどうしようもないものだと思って生きてきました。
それって、自分に対して可哀想な扱いをしていたのだなと。
整形でもしない限り美人にはなれないけれど、ちょっと丁寧に自分を扱うだけで、艶が出たり整えたりすることが出来るのだと今更ながらに気づいたのです。
『もっと自分を、宝物のように丁寧に扱ってあげたい』
ブローを変えただけで、そんな気持ちが湧いてきました。
これからどんどん年を取っていきます。そして、容姿はどんどん衰えていくかもしれません。
しかし、せっかく女性として生まれたのだから女性であることをおばあちゃんになっても大切にしていこうと今更ながらに反省しました。
おそらく、自分が可愛くないのは自分への愛情、大切に扱う気持ちが足りなかったせいだと。
残りの人生、今までの罪滅ぼしとして、自分を猫可愛がりして磨いて行きたいと、ブローを変えてみて感じた秋でした。
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