映画「シュガー・ブルース」家族で砂糖をやめたわけ:自分の食生活を見直したくなる映画

上映が始まってから、行きたくて行きたくて仕方が無かった映画。
ようやく行くことができました。

私が観た映画館は渋谷アップリンク

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全国の上映スケジュールはサイトをご参照ください。

シュガー・ブルース 家族で砂糖をやめたわけ

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原作の「シュガー・ブルース」とは

「シュガー・ブルース」とは、1975年に出版された「SUGAR BLUES」邦訳「砂糖病~甘い麻薬の正体」 ウィリアム・ダフティ著 で、砂糖の危険性を訴えたベストセラーです。

私は5~6年前に、その頃通っていたバレエ教室の先生のご主人から奨められて読みました。
先生のご主人とは、東京バレエ団の元ダンサーでしたが、退団後あっという間に10キロ体重が増量してしまい、それをなんとかしたいと思い身体に関する著書を片っ端から読んだそうです。
読んだ中でお奨めの本があれば、バレエスタジオのウェイティングスペースにある本棚に並べておいてくれます。
(お奨めで無い本も入れてあるそうで、良いか?悪いか?は自分で判断して読む様にと言われていました。)
その中でも特に、これは!という本は奨めてくれます。

すでに日本では絶版になっている本で入手は非常に難しいです。
Amazonで調べてみたら、中古本が16,000円台~30,000円台で売られていて驚きです。
どうしても読みたいという方は英語版を読んでみてください。

内容は邦訳「砂糖病~甘い麻薬の正体」のタイトルの通り、砂糖の人体や健康に及ぼす危険性を唱えています。

映画「シュガー・ブルース 家族で砂糖をやめたわけ」でも、砂糖がいかに危険かということが、ドキュメンタリー映画作家であり、この映画の監督でもある、アンドレア・ツルコヴァーの目を通して語られているのです。

映画「シュガー・ブルース」

このドキュメンタリー映画をナビゲートするのは、監督であるアンドレア・ツルコヴァーです。彼女は3人目の子供を妊娠した時に妊娠糖尿病と診断されます。
正直言って、見た目は決して太っているわけではありません。私よりずっとスレンダーです。
生まれてくる子供のために、また生まれた後言葉の発達の遅い子供は、自分の糖尿病が影響しているのでは?と病気に真正面から向き合うことになります。

まずは、家の中の砂糖そして砂糖が含まれる食品を排除することから始まります。
私自身、マクロビオテック料理を勉強したり(今も教室に定期的に通っています)、薬膳を学んだりしていますが、これは本当に至難の業です。

映画の中で、アンドレア・ツルコヴァーが語っていますが、外食はまず難しいでしょう。
マクロビオテック料理や砂糖などを排除したレストランやカフェが東京でも増えつつありますが、いまや砂糖だけでなく果糖ぶどう糖液などいろんな姿に変えて、名前も変えて食品の中に侵食しています。

そうなると自炊するしかありません。
仕事や家事、育児などの追われる家庭では、手間ひまをかけて砂糖を排除した献立をつくるのは、難しいのが現状です。

例えば、この抹茶のムースは砂糖や人口甘味料を一切使っていません。
しかし時間をかけて葛を練って、ソースは甘酒から煮て・・・と時間があるからこそできるメニューです。

その大変さが分かるので、「糖質カットした、作り置きおかず」のお料理会を開いてみてはいましたが、興味のある人は少なかったという印象でした。

そう、もう現代人は「砂糖の味に慣らされている」のです。

砂糖や化学調味料の味に飼い慣らされている現代人

私は自分が運営するキッチンでお料理会や、お食事付きのイベントを開いたりします。
そこで興味深いな・・・と感じるのは、コストカット重視で手軽に手に入る砂糖や化学調味料を使った料理の方が評判が良かったことが度々ありました。

また、一旦作ってはみたけれども、なんとなく味に締まりが無いなと思って、純粋に塩だけを加えたものと化学調味料で味を調えたものとを出すと、どうなると思いますか?

大人の場合は、化学調味料で味を調えた方を「美味しい」と言ってくれる場合が多いです。
子どもの場合は、自然で採れた海塩で味を調えた方を、何も言わずに黙々と喜んで食べてくれるのです。

もちろん、私のキッチンでは極力これらの物は排除するようにしています。

しかし、これまた面白いのが、お客様がキッチンに置いて帰られる調味料類を見ていると、果糖ぶどう糖液が入っている醤油や、綺麗な名前にすり替えられた消毒用アルコールが入ったお味噌とかが多いのです。

成長するに従って、グルメ番組はネットでのグルメ情報をキャッチして自分で「美味しい」と言われる物を食べに行く大人たちは、すっかり砂糖と化学調味料の味に慣らされてしまって、ガツンとくるパンチの効いた調味料の味の方が好む様になってしまいます。
例えばガツンとくるパンチの効いた味の代表格と言うと、酵母エキスがあります。
大抵のラーメンチェーン店のスープにはこの添加物である酵母エキスが入っており、砂糖同様常習性を引き起こします。
身体に良い悪いは賛否両論があるので置いておいて「常習性」ここがポイントかと思います。
つまり、やめられ無くなるんですよね。

映画「シュガー・ブルース」の中でも、食品メーカーの開発部門や市場研究部門では、消費者が買わずにはいられなくなる
虜にするポイント=至福点を研究していることが紹介されています。
至福点を見つけるにはどうするか?
彼らは「答えは簡単」と言っています。砂糖を加えて常習性を誘因すれば良いと。

結果、過食による肥満や、砂糖の取り過ぎによるインスリン分泌障害を引き起こし、糖尿病へまっしぐらという訳です。
そして糖尿病が引き起こす合併症によって、心臓病や脳卒中のリスクが高まるのです。

しかしですね、食品メーカーが悪であるのか?というと消費者にも責任があると、映画の中でのインタビューでは語られています。
映画の中に登場する、市場研究者/心理物理学者は「消費者が買いすぎたり食べ過ぎたりする責任を企業に問うのはお門違いだ」というのです。

こちらもごもっとも。

すると、消費者は砂糖や化学調味料などに騙されない様に、学んで賢く選択するしかないのです。
また、調理時間が無いとか面倒だとかの問題は、シンプルな調理方法で手間も時間もかけない工夫をすればよいのですよね。

シンプルなのが一番良い

さて、ここまできて。
たいてい声として上がってくるのが、「じゃあ、私たちは一体何を食べたらいいの?」という言葉です。

砂糖を全て排除する暮らしは、本当に難しくなってきています。
排除が難しいのであれば、まずは減らせば良いと思います。

どうやって減らすのかは、まずはホールフード(丸のままの食べ物)を選ぶことだと思います。
加工されたハムやソーセージではなく、肉の塊。
冷凍食品のハンバーグではなく、自分で買ってきたお魚をフードプロセッサーでががーっと回して作る、イワシハンバーグや、もちろんお肉を包丁でたたいてつくるハンバーク。

ちょっとした加工品の隙間から、砂糖や化学調味料は侵入してきます。それらに隙を与えないことがまず最初の一歩かと思います。
果物であれば、果物屋さんに並ぶそのままのリンゴをかじるとか。

太古の昔、人間は木の実や果物を採り、狩りに出かけて動物を仕留めてきていたわけです。
そこまで行かなくても、せめてそれに近いホールフードで食品を手に入れて自分の手で調理することです。
調理方法もなるべくシンプルにすれば手間もかかりません。
不必要に調味料を使わなくても、食品がそれぞで一番美味しくなる温度で調理すれば、見違えるほど美味しくなります。

何かを加える料理方法ではなく、引き算の調理方法で、砂糖や化学調味料から自身の手で身を守るべきかと思います。

健康に興味のある人はおススメの映画

最近、本を読む人が少なくなってきているそうです。
本を読んでいる人でも、読書量・冊数は昔ほど多くは無いそうです。
その代りとい言っては何ですが、マンガや映画など、本で無くても知識を得られる方法がたくさんあります。

読書法で「フォトリーディング」というのがあり、イメージで本の内容を捉える読書法があります。
私もフォトリーディングのセミナーに通ってみました。
それと同じで、今や絶版になって入手が難しい本の内容を、この映画の様にビジュアル的に表現してくれているのです。
見ていて飽きません。

是非、お時間があり、これからの人生を健康で美しくありたいと願っている方には、一度観ておくことをお勧めする映画です。

この記事を書いた人

さゆりっぷ

さゆりっぷ

■ブログ紹介
管理人:さゆりっぷ
2013年7月8日よりブログ『Tomorrow is anotherday』をスタート!
2015年12月11日に『さゆりっぷ』にブログ名・ドメインともに変更。
好奇心が赴くままに、いろんなことにチャレンジして日々をEnjoy
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【キッチンスタジオの運営】
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