2016年の12月にフィンランドの織物、ピルタナウハ織りのワークショップに参加してきました。
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下手がおっかなびっくり挑戦 北欧の食器ブランド イッタラのイベントに参加
私を知っている人は、うすうす気付いているかと思うのですが・・・
不器用です。
手芸は大好きですが、初めて挑戦するものは超壊滅的な物を次々と産み出しております。
かつて挑戦した、羊毛フェルトなどは家族から「不憫なフビンちゃん」と命名されてしまった摩訶不思議な生物をこの世に送り出してしまいました。
お裁縫とか、編み物とかはちゃんと一通りできますが、それは訓練の結果であって、決して最初からそれなりに出来ていたわけではありません。
今も着付教室の先生からは、毎週ガミガミを言われており、たまにちゃんと出来たならば「今までなんで一生懸命やらなかったの」などと叱られておりますです、はい。
(ちゃんと毎回全力投球してましたとも)
世の”先生”と呼ばれる人たちからは、いつも叱られ、褒められることは決して無く、時には「チッ」と舌打ちされつつ、それでも”頑張ればできるようになる”という恐ろしくポジティブな思い込みからやりたいと思ったことには挑戦しております。
さて、そんなこんなこんなに不器用なのに、ドM的な自虐行為とも思える、新しい手芸体験をしてみました。
クリスマスっぽい織物、ピルタナウハ織りです。
これは、北欧の食器ブランドのittala(イッタラ)が開催したイベントでもあります。
https://www.iittalashop.jp/news_detail.php?news_code=311
こんな風に小さな手の平より一回り大きいサイズの、簾状の織り機を足の間に挟んで織るのがフィンランドの伝統手工芸であるピナハウタ織です。
出来上がりは、スイスのチロリアンテープのような、日本の真田紐のような、繰り返し模様が美しい織物です。
日本のガッタンゴットンという、鶴の恩返しなどに出てくるような人間より大きな織り機では無いので、これなら私もできるだろうと思っての挑戦です。
いざ挑戦
まずは、縦糸になる糸を織り機に仕込んでいきます。
縦糸の色が模様の基礎になるので、色の順番を間違えないようにします。
手前のT字のワイヤーは、織り機に糸をセットしやすくするための糸通しです。
縦糸が通ったら、端をゴムで縛ります。
この時に、縦糸同士が絡まないように注意します。
ゴムで縛ったら、椅子とか机の脚に括り付けて固定します。
逆側は、自分のお腹に安全ピンで固定します。
こんな感じでスタンバイ!
そこに横糸を通します。
右から左に横糸が通ったら、足の高さを下げて織り機を下に下げます。
すると、織り機にセットされていた縦糸が1本ずつ交互に上になったり、下になったりして模様を紡ぎ出していきます。
また、素直に横糸を右から左、左から右に通過するだけでなく、どの色を掬いながら左右に移動するかで同じ縦糸でも織りあがった時の模様の出方が違ってきます。
上の方が、素直に右から左、左から右に横糸を通した模様。
下の方が、縦糸の掬い方を変えて「リンゴンベリー」と呼ばれる、木の実の名前がつけられている、フィンランドの伝統的な模様となります。
※こちらのサイトから
しかし、”模様をつけよう”とすると、どの糸を掬っていいのかわからなくなる上に、今は縦糸は上の位置なのか下の位置なのか、夢中になればなるほどだんだん分からなってしまい、いびつな模様に。
先生に何度か直してもらい、最後には呆れられて放置されましたが(笑)
どうにか、クリスマスリースを飾るためのピルタナウハ織りのリボンが出来上がりました。
またもや不憫なフビンちゃんがこの世に送り出されてしまいました。。。
しかし、いくら先生に舌打ちされようが手作りは楽しいです。
今の野望は、このピルタナウハ織りで、私の運営するキッチンスタジオのコースターを織ることです。
ということで、織り機を買ってしまいました。
なんでもすぐに、パパっと出来てしまう人が羨ましいです。
いつも通りなかなか上達しませんが、ゆっくりと自分のペースで織って行こうと思います。
教室情報
ピルタナウハ織りの教室は、私の運営するキッチンスタジオのすぐ近くで開催されています。
今回のワークショップで教えてくれたヘイデイ先生のクラスがあります。
自分で織っていて、分からないことがて出来たら、また参加しようと思います。
Takku |
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