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「東京の台所」大平一枝 著:使い込んだ台所の風景にホッと安らぎを覚える本

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今週読んだ本 2017/5/28~2017/6/3

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”キッチン”では無く”台所”

この春からずっと家の中を断捨離しています。
と言うのは、インテリア好きの知人・友人の事務所やお宅を訪ねるたびに「はぁ~・・・素敵だなぁ~・・・」とため息を漏らすと同時に憧れてしまうのです。
そこで、一念発起してコツコツと断捨離をし、
断捨離が完了したら、自分へのご褒美にお掃除業者にキッチンをピカピカにしてもらう!という目標があります。
キッチン以外は自分で大掃除する予定ですが、キッチンだけは自分ではなかなかに難しいところもあるので、そこは自分へのご褒美。
そして、スッキリ片付いて、ピカピカになった暁には”自分らしい”キッチンに模様替えをしようと言う2017年の壮大な夢があります。

しかし自分らしいスタイルのキッチンってどんなもの?と想像してはみるものの、なかなか具体的なキッチンが思い浮かばないのです。

そんな時に、和歌山の友人が無印良品の社員版売チケット(30%OFF)を送って来てくれたので、仕事場であるキッチンスタジオのワイングラスを買い足しにと、寝室のクッションカバーを買い替えするために、東京は有楽町にある、無印良品へ向かったのです。

有楽町の無印良品は、他の店舗と違って書籍コーナーがあり、しかもとても広く面積を占めていて、
本のラインナップも、スタイリッシュな雑貨の本やインテリアの本、レシピ本やキッチン本がメインなのが面白いのです。

そこで”自分らしいスタイル”を想像するヒントとして、手に取ったのがこの「東京の台所」なのです。

ページをめくってみると、そこには”断捨離”とはちょっと離れたスタンスをとっている、だくさんの使い込まれた道具が並ぶ台所の数々が紹介されていました。
”キッチン”と言うよりも”台所”という言葉がふさわしい、雑然としている様で、実は作業の流れや毎日の生活習慣の中で培われたベストな位置にそれぞれの道具が置かれていて、それがちゃんと”らしさ”を醸し出しているのです。

今人気の北欧スタイルや、ヨーロピアンスタイルとは真逆の、日本の昭和の時代の台所。
物は多いけれども、それぞれの道具が”現役で頑張っている”という存在感をもって置かれているのです。

カラフルなゴムベラよりも、使い込まれて飴色になった木べらが似合う台所。
欧米風のページがあっても、そこは元米軍ハウスをリフォームした家だったり、”真新しい”のではなく、使い込まれたレトロ感のある風景。
それが、なんだか見ていてホッとするんです。

私は、料理や家事は祖母から教えられたので、なおさら”懐かしさ”を感じ、その写真の中にもしかして、亡き祖母の背中が写っているのではないか?と見錯覚すらしてしまいます。
かと言って”古民家”では無く、本当に身近にありそうな台所なのです。
タイトル通りのリアル「東京の台所」の写真がふんだんに盛り込まれていました。
おそらくこれが、「京都の台所」や「網走の台所」や「福岡の台所」など、街が違えばまたこれはこれで違った台所風景がたくさん紹介されることになったのでしょうね。

”読む”と言うよりは”眺めて楽しむ”本でした。

・・・結局、自分の理想のキッチンスタイルは決まったのか?と問われると、それはまだまだ道半ばです(汗
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