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【こころのおはなし】ネガティブな感情も自分の大切な一部

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最近読んだ本から「ネガティブを大切にする」

最近、再読した本であっ!と思った1節をご紹介します。

多くの人は、ネガティブであってはいけない、暗い感情から抜け出そう、と頑張っているはずです。

でも「前を向こう」「がんばろう」というポジティブなメッセージばかり聞いていると、心のどこかで息苦しさを感じることはありませんか?

私はネガティブな感情こそ、あなたが本当に感じていることを伝える大切な鍵だと思います。

ネガティブな感情を心から追い出さず、自分の心のなかに居場所をつくってあげたら彼らは何を語りだすでしょう。

 感情に、よい感情も悪い感情もありません。

 それはあなたの大切な一部です。

「自分を信じるレッスン」手塚郁恵 著

私自身、ポジティブが良くでネガティブがダメと、ずっと信じていました。

元々明るい性格な自分も誇らしいと思っていましたし、

「明るい梅ちゃんといると元気になる」と言われることが嬉しかったものです。

しかしその反面、自分の中にネガティブな感情が起きると、全力でポジティブに塗り替えることにしていました。

「よし、すぐに面白い漫画でも読んで気分を明るくするぞ!」と、むさぼるように漫画を読むのです。

読んで笑っているうちは楽しいのですが。

例えば全40巻もの長編漫画を読み終えたとしましょう。

その途端に、虚しさが襲ってくるのです。

自分の中のネガティブは消えていませんし、何も解決していません。

それを「〇〇ロス」または「漫画ロス」と称しては、嫌な気持ちを忘れるために次の作品を探してさまようのです。

私の場合は漫画ですが、人によっては「買い物」だったり「お酒」だったり「恋愛」だったりするのかもしれません。

時には、漫画を読んでいるうちにネガティブなことを忘れてしまったりもします。

それはそれでOKだとは思うのですが、何かの折にそのネガティブが思い出されてしまうのです。

ネガティブの中に、感じていることの鍵がある

私は趣味で1年半前からピアノを習っています。

そのピアノの先生が、とにかくお休みが多いのです。

レッスン日前日ならまだ良い方で、たいていは当日の朝に「今日お休みです」と連絡がくるのです。

それまでは、

芸術家ってそんなものなのか、とか

子どものコンクールなどでは入賞者をよく輩出する先生なので「自分は大人だからしょうがない」とか

私だって自分都合でお休みすることもあるし、とか

いろんな理由を付けては自分を納得させていました。

しかし、ある日ピアノに向かうのが嫌になったのです。

弾く気が起きないのです。

そこで、ようやく自分の中にあったネガティブな感情に向き合ってみました。

そう私は先生に突然休みだということを言われるのが「嫌」だったのだと、ようやく気付いたのです。

レッスン代とかのお金の問題だけではありません。

楽しく練習していたのに、突然その楽しみを奪われることが「嫌」だったのです。

嫌を感じないように、物わかりの良い大人の振りをしていたことに気付きました。

私を大切に出来るのは私だけ

気付いてからは、先生に「お休みが多くて、モチベーションが下がり、弾く気になれない」という事を伝えました。

この先どのような展開になるか分かりませんが、今までと同じ状況ではないことは、私にとって大歓迎。

乱暴な言い方かもしれませんが「先生が、相手が悪く思う」なんて、どうでも良いのです。

私が、私自身が嫌だ感じて悲しんていることを、私が第一優先にしたいのです。

なぜなばら、私を一番大切に出来るのは私自身しかいないから。

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