2017年の1月が半分過ぎました。
そして、1月17日から「冬土用」が始まりました。
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土用とは
土用って・・・?夏に鰻を食べる日じゃないの?
と思う方がいらっしゃるかと思います。
土用は実は年に4回のタイミングで訪れます。
その中の夏土用の丑の日に鰻を食べることが一番クローズアップされていますが、季節と季節の端境期に「土用」は存在しています。
分かりやすいようにグラフを作ってみました。
丁度今が、冬と春の間の「冬土用」と呼ばれる時期になります。
2017年1月17日~2月3日まで続きます。
土用が明ける2月3日が「節分」と呼ばれていて、字のごとく季節を分かつ時となります。
土用の過ごし方:しない方が良いこと
ではなぜ、わざわざマイナーな「冬土用」について書いているかというと、冬土用が始まったからです。
キリッ
冬に限らす、この土用の間は土公神(どくじん)といわれる土を司る神の支配する時期とされおり、土を動かす作業(柱立て、基礎工事、壁塗り、井戸掘りなど)を忌む習慣がありました。
また、引っ越しや新しいことを始めるのは控えた方が良いとされています。
例えば、旅行先に行って土を持ち帰ったり(甲子園で負けた高校球児ぐらい?)しない方が良いとされ、いろいろ調べれば調べるほど、土に関わることは避けるようにとされています。
例えば、
・土を動かす作業(柱立て、基礎工事、壁塗り、井戸掘りなど)をすると上手くいかない
・木を植えたり、土いじりをすると腰を痛める
・新しいことを始めても続かない
・言い争いやけんかをすると泥沼になる
などなど。
薬膳や中医学の勉強を始めてから、これらの暦について学ぶ機会がありとても興味をもったのと、
私は信心深い方ではないのですが、自分が会社員を辞めて独立してからはとにかく生きていかなくてはいけないので、担げるものはなるべく担いでいこう!!!と素直に従っています。
この期間にもし引っ越しを計画されているのであれば、土用が明るまで待った方が良いかと思います。
ガーデニングや、大きな買い物なども控えた方が良いと思います。
私は新しいことを始めるのは控えて、スタートするならその前か後にしています。
現代風に言うと”季節の変わり目なので体調を崩しやすい時期”と言い換えても良いかもしれません。
”間日”の使い方
土用の間は、新しいことをスタートさせるのは控えた方が良いとは言いますが、仕事をしている以上そうもいかなくなるわけです。
そのために「間日」という日があり、土用の期間中でも「間日」は土公神(どくじん)が天界に帰る日なので、影響が少ないと言われています。
参考までに「間日」はこの日となります。
2017年 冬土用の間日(寅・卯・巳)
【土用の期間1月17日~2月3日】
1月18日(水)
1月27日(金)
1月28日(土)
1月30日(月)
2017年 春土用の間日(巳・午・酉)
【土用の期間4月17日~5月4日】
4月24日(月)
4月25日(火)
4月28日(金)
2017年 夏土用の間日(卯・辰・申)
【土用の期間7月19日~8月6日】
7月20日(木)
7月27日(木)
7月28日(金)
8月1日(火)
2017年 秋土用の間日(未・酉・亥)
【土用の期間10月20日~11月6日】
10月23日(月)
10月25日(水)
10月27日(金)
11月4日(土)
11月6日(月)
土用の過ごし方:さゆりっぷ的過ごし方
1月17日から2月3日の節分まで2週間以上、何にもできないの?
と言うとそうではなくて、
では私はどう過ごしているかというと、
節分以降の春の季節から、新しい事をスタートするためにコツコツと準備をしています。
もちろん引っ越しもしないし、庭いじりもしないけれど、
春になったら猫の額のような庭に何を植えようか?と考えたり、
大きな買い物をするのであれば、パンフレットや資料を取り寄せたりして計画を立てます。
そして、土用が明けたら、春を謳歌するように外にでて、庭を整備してお花を植えたり
計画していた通り”待ってました”とばかりにショッピングに出かけると思います。
この間は、寒さも一番厳しい期間でもありますので、暖かい部屋でゆっくり過ごすことをお勧めいたします。