2025年の夏、私は東北三大祭りのひとつ、秋田竿燈まつりを目的に、秋田県の旅へ出かけました。
この記事は、前回の「名水巡り」編の続きで、3泊4日の旅の最終日をレポートします。
最終日に目指したのは、男鹿半島の南側に位置する、まるでボリビアのウユニ塩湖のような風景を思わせると称される鵜ノ崎海岸。
この景観に出会いたいという期待から、訪問を決めました。
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秋田のウユニ塩湖「鵜ノ崎海岸」
秋田市から車で北へ走ること約1時間。男鹿半島の南岸にあるこの海岸は、夏には「鵜ノ崎公園」として海水浴場としても賑わうスポットです。
いつか本物のボリビアのウユニ塩湖を訪れたいと思っていて、その夢を重ねながら「日本版ウユニ塩湖」とも称されるこの場所に期待していました。
しかし訪れた日は、晴れたり曇ったり、雨がぱらついたりという不安定な天気。
残念ながら、鏡のように水面が空を映し出す“ウユニ風景”とは出会えませんでした。
(※晴天の日の写真を見れば、まるで鏡のような絶景が広がるそうです)
いつかはボリビアにあるウユニ塩湖へ行ってみたいと思っていますが、日本でもまるでウユニ塩湖のような風景に出会えると知って、期待が高まります。

晴れていればこんな風景が広がっているのだそうです。
公共交通機関で行くルート
鵜ノ崎海岸はJR秋田駅から公共交通機関でも向かうことができます。
・JR秋田駅 〜 奥羽本線 〜 JR男鹿駅
・JR男鹿駅 男鹿駅前バス停 〜 バス・男鹿南線 〜 水産振興センター前バス停
・水産振興センター前バス停から徒歩4分
男鹿半島 入道崎灯台

入道崎灯台に行くのは2度目となります。
以前は青森県から南下してバスで移動しました。
今回は秋田から北上です。
男鹿半島はまるで「J」の字のように日本海に突き出しており、その先端に位置する入道崎灯台には、鵜ノ崎海岸から車で30~40分ほどで到着しました。
灯台の周辺には、お土産屋・売店・レストランが並び、観光バスも多く訪れる人気スポットです。
雨が降ったり止んだりという天候でしたが、賑わいは感じられました。

到着時間が把握できているなら、名物「石焼料理」のお店、お食事処 美野幸は事前に予約しておくのがおすすめです。
私も滞在中に偶然見つけましたが、“予約なしでは入れない”という評判のお店でした。
さて、話しを入道崎灯台に戻します。
入道崎灯台は、中に入って登れる灯台になります。
灯台のてっぺんから見下ろす日本海と灯台周辺の、気持ちいいほどのひらけた景色が目に飛び込んできます。
ぜひ昇ってみることをお勧めします。


男鹿温泉郷 「元湯 雄山閣」なまはげの湯を日帰り入浴
男鹿半島をぐるっと外回りして、入道崎灯台から車で5〜10分ほどのところに「男鹿温泉郷」があります。
ここには複数の旅館が立ち並び、名物の石焼料理や温泉の湯が楽しめます。
私が立ち寄った「元湯 雄山閣」の露天風呂は、少しとろみのあるお湯で肌がしっとり。
浴槽の床や周囲に湯の花がびっしりと付いており、源泉ならではの濃さを実感しました。写真撮影はできませんでしたが、温泉好きならぜひ訪れてほしいスポットです。
まとめ
本記事では、3泊4日の旅の最終日に訪れた男鹿半島を中心に、鵜ノ崎海岸・入道崎灯台・男鹿温泉郷を巡る様子をご紹介しました。
- 「日本版ウユニ塩湖」とも呼ばれる鵜ノ崎海岸では、天候に左右されやすいものの、晴れた日には鏡のような水面が広がる絶景を楽しめる可能性があります。
- 入道崎灯台からの日本海の眺め、周辺の食事処(例:石焼料理の美野幸さん)も、旅のアクセントにぴったりです。
- 男鹿温泉郷の源泉掛け流しの露天風呂(元湯 雄山閣)は、旅の疲れを癒すラストにふさわしい場所です。
秋田という地の、自然・食・温泉という旅の三大要素が一度に揃った、満足度の高い日となりました。旅の行程を考える際は、移動時間と天候リスク(特に海岸・灯台)を考慮して、余裕あるスケジュールを立てるのがオススメです。
次の記事では「美味しいもの」をまとめた記事で、秋田旅行の記録最終回となります。
お楽しみに!







