2025年の夏
竿燈祭りを見に行く旅に出かけた、その旅の記録です。
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動機
この度に行きたいと思った動機は「東北三大祭り」を体験したいというかねてからのウィッシュリストがあった。
東北三大祭りとは「仙台七夕祭り」「青森ねぶた祭り」「秋田竿燈祭り」
仙台七夕祭りは、20代の頃に行っていて、青森ねぶた祭りはコロナ禍前に2年続けて行ってきました。
残るは「秋田竿燈祭り」のみ。
開催日程は毎年8月3日~8月6日
けれどここ数年竿燈祭りの日程に用事が重なったり、秋田市内の宿が取れなかったりとでなかなかそのチャンスがなかったのです。
特に宿問題は深刻で、秋田市内のホテルは大手旅行会社がツアー用としておさえてしまうので、個人ではなかなか予約が難しいのです。
ところが、7月の上旬ごろ何気なくホテルを検索してみたところ、奇跡的にも取れたのです。
最初は8月3日~8月7日の4泊5日で予約でき、しかし、ホテル代が恐ろしく高くなったので、8月3日~8月6日の3泊4日に旅程を組み直して再予約。
だいたい8万円ぐらいの値段となりました。
高いけれどここはウィッシュリストなので、思い切って「予約」ボタンを押したのです。
初めての長距離での「あきたこまち」号
秋田へ行くのは初めてでは無いものの、前回は青森から南下したので、東京駅から秋田駅までフルで秋田新幹線に乗るのは初めてで、乗車した上野駅から胸が高鳴ります。
あきたこまち号は、仙台から帰るときにわざわざこまち号の車両を選んだぐらいで、秋田に行くために乗るのも初めてです。
盛岡から秋田までは在来線を走る新幹線なので、小ぶりな車両も新鮮。
何より一番驚いたのは、上下線すれ違いのた目の停車があること。
新幹線が・・・停車!!!
しかも大曲から秋田までは、椅子の方向とは逆に走行するということ!
盛岡から大曲に着いた後、Y字に秋田に向かって方向転換するため、スイッチバックします。
新幹線が・・・バックで走っている!!!

秋田犬とナマハゲとお祭りボランティアさんがお出迎えの秋田駅

たくさんの初体験で興奮しているうちに3時間半の旅が終わり秋田に到着。
秋田駅では秋田犬とナマハゲが出迎えてくれました。
竿燈祭りの最中なので、この大きな秋田犬の近くでは、竿燈祭りの会場案内やイベント会場のマップが配られていて、説明もしてくれるのが、初体験の私にとってありがたかったです。
千秋公園の見事な蓮の花



JR秋田駅からバスを利用してホテルへ向かうことにしました。
まず、バスの車窓からそれはそれは美しい蓮の花が咲き乱れる公園が目に飛び込んできたのに驚きです。
蓮の花の見頃は、7月から8月と言われていますが、8月上旬の一番美しい時期に千秋公園を訪れることができたのはラッキーでした。
竿燈祭りを楽しむのに最高のロケーションのホテル「クインテッサホテル秋田(旧ホテルメルディア秋田)」
予約したホテルは「クインテッサホテル秋田(旧ホテルメルディア秋田)」
〒010-0921 秋田県秋田市大町2丁目2−11
電話:018-853-0628
予約した時期は「ホテルメルディア秋田」でしたが、これを書いている今は「クインテッサホテル秋田」に名前が変わっています。
最初はここしか宿の空きがなかったからなのですが、お祭りに行ってみて分かったのは、最高のロケーションだったということ。
理由1:竿燈祭り会場の「秋田竿燈大通り」から徒歩1分
事前予約した観覧チケットの座席位置にもよりますが、竿燈祭りが行われる「秋田竿燈大通り」から1分で行けるのは、慣れない土地で混み合った道を歩くストレスを軽減してくれます。
理由2:ホテルの目の前がお祭り屋台村の会場
ホテルの目の前が、お祭りの屋台村の会場だったのです。
これ、最高ですね!
ホテルのすぐ近くにコンビニエンスストアはありますが、出来立てホカホカのきりたんぽ汁や、秋田比内地鶏の焼き鳥、キンキンに冷えた生ビールやチューハイが目の前で売っているんです。
ホテル代が高かったので、かなり活用してお祭り気分を味わいながら食費も節約できました。
おばあさんがヘラを使って薔薇の形に作ってくれる「ババヘラアイス」
秋田名物の「ババヘラ」アイスを堪能できてこれも嬉しかったです。


理由3:ホテルの斜向かいは「ねぶり流し館(秋田市民俗芸能伝承館)」
今回足を運ぶ時間はありませんでしたが、ホテルの斜向かいは「ねぶり流し館(秋田市民俗芸能伝承館)」があり、秋田の竿燈祭りの歴史を、展示等で知ることができます。
「ねぶり流し」とは、疫病や、邪気などの悪いものを追い払うために行われていた行事。 もともと「七夕」や「灯篭流し」にあたるもので、願い事を書いた短冊を川に流すことで穢れを払っていました。 青森ねぶた祭りの語源もこの「ねぶり流し」から来ているそうです
「秋田竿燈祭りホームページより」
理由4:ホテルの前で竿燈の演技がみられる

ホテルの目の前がお祭りの屋台村で、斜め向かいが「ねぶり流し館(秋田市民俗芸能伝承館)」
となると、なんとホテルの目の前で竿燈祭りの演技が見られるのです。
通常、竿燈祭りの演技は「秋田竿燈大通り」で19:00〜21:00の間に繰り広げられます。
ここで観るのには「観覧チケット」が必要ですが、そこで終わりでは無いのが秋田の凄いところ。
21:00に「秋田竿燈大通り」を退場した竿燈のいくつかは屋台村の前にやってきて、そこでまた演技が始まるのです。
チケットが万一買えなくてもここで観られるという太っ腹ぶり。
ホテルの目の前なので、疲れたらすぐに部屋に戻れるし、部屋にいて観たくなったら外に出るだけで良いのです。
理由5:駅へも繁華街にも歩いていける距離
秋田駅からは暑さのあまりバスを利用しましたが、千秋公園をこえて16分ほどで歩いていける距離にあります。
また、飲屋が多く集まる繁華街へも5分ほどでいける良い位置にあります。
竿燈祭りを兼ねて観光するにはとても良い条件にあります。
まとめ:移動で興奮、ホテルのロケーションの良さで興奮
秋田に着くまでも初めて尽くし、どうにか取れたホテルでしたがロケーションの良さにテンションが上がりました。
ハイシーズン価格のお値段でしたが、思い切って行くことを決めたのは良かったと思います。
今回、お祭りを観るということで、浴衣を持って行っていたので、ホテルで着替えて行くにもちょうど良い感じで、ラッキー尽くしでした。
チャンスを逃さないというの、大切ですねぇ、しみじみ。
次の投稿では竿燈祭りの様子を書こうと思います。