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琵琶湖のほとり 石山寺:平安の世にならって「石山詣り」

東京発10:00発の新幹線のぞみ号に乗る。

前日までそう決めていて、仕事やら家事やらやっておきたいことやらをやっていたら夜更かしすることになり、寝坊。

約45分遅れで10:55 品川発の新幹線に乗ることにした。

最初は、

東京→京都経由→三井寺(園城寺)→石山寺→浜松泊

という予定だったが、大河ドラマ「光る君へ」に影響されて、石山寺にまず行くことにする。

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品川駅:新幹線車内販売の代わりの自動販売機

時代の流れで新幹線の車内販売が終了し、車内販売ヘビーユーザーとしては寂しい限りだが、品川駅新幹線ホームには「#シンカンセンカタイアイス」で有名なアイスクリームと、コーヒーの自販機を発見。

並ぶ人まではいないが、誰かしら買い求めている人がいて、

そうだよね、コレだよね

と心の中で呟く。

が、お昼ご飯前なので、自分は買わず。

(買わんのかいっ)

京都駅:石山寺までの乗り継ぎ注意ポイントは2つ

京都駅に到着。

今回の乗り継ぐ旅程はこんな感じ。

京都→JR東海道線 石山駅→バス 石山寺山門前

注意ポイントとして2つ

1)Google mapだとバスは「野々宮」で下車と表示されるが「石山寺山門前」の方がアクセスが良い。

2)JR東海道線 石山駅に到着したら、改札を出て南口へ出ること。

慣れない旅先でバス停が発見できずに慌てることが多いので、ここは気を付けよう。

南口に出たら、石山寺行のバス停は分かりやすいように看板が出ていて案内してくれる。

石山寺門前に到着 甘味に惹かれる

石山寺山門前のバス停を降りたら、雪がちらついていた。

東京発京都行の新幹線の中から、外の景色を眺めていたら米原あたりで雪が降っていたので、もしやと思ったらここでも雪。

さっそくお参りにと思ったが、門前に「揚げみたらし団子」と「石餅」の看板が並んでいて、つい惹かれてしまった。

「石餅」は四角いお持ちに餡子がトッピングされている和菓子。

餡子が苦手なため、揚げみたらし団子を選ぶ。

美味しい!

が、みたらしが垂れてマフラーを汚してしまった(涙)

平安時代の女流文学で取り上げられている石山詣

石山寺は、平安時代の貴族の間で「石山詣」が盛んになったそう。

京都から山科、大津を超えると石山。

その時代の人にとっては”遠出”かもしれないが、とてつもなく遠いわけでも無かったのだろう。

「枕草子」・「蜻蛉日記」・「更級日記」などに石山詣のことが書かれており、これらはいずれも女性が書いたものだ。

女性の足でも行ける(牛車利用?)のだろう。

また、紫式部は石山寺に参詣する旅の途中で「源氏物語」の構想をしたとも言われている。

石山寺を参拝する

古のをんなせりと言はれたる石山詣を我もせむ

(いにしえの女性がしたという石山詣を私もしてみよう)

石山寺の詳細はこちらのホームページへ

石山寺の門
門をくぐってチケット売り場へ向かう
チケット売り場に向かう途中、左手にある「公風園」奥に平安風の車
平安調の車。これを牛に引かせていたのだろうか。

参拝チケットは「入山料」+「本堂内陣」セット券がおすすめ

入山チケットは600円(2024.3.2時点)

本堂に入るには500円が必要となるが、「入山料」+「本堂内陣」セット券だと1000円でお得。

もう一種類「入山料」+「大河ドラマ館」1000円もあるが、こちらはあまりおすすめでは無い。

理由はのちほど。

ここで手を清めて「参拝」コースへ進む
本堂へ向かう
石段を登り切ると多宝塔が見えてくる
ここからの多宝塔を望む景色が良いのだが、上手く撮れない
本堂、向かって右脇に紫式部がここから月を眺めたという部屋
「源氏の間」と呼ばれているそうだ。
「源氏の間」と呼ばれて、今は紫式部が月を眺めたことの方が有名になっているが、屏風絵に藤原道長がここで休んでいた絵が残っている。
本堂
立派な大提灯がお出迎え。ここから先は撮影禁止。

本堂の中はぐるりと1周内部を巡ることができる。

私が石山詣で一番感動したのは、本堂のご本尊の真裏に「吉祥天女像」が奉られていて、この吉祥天女の、笑っているのか無いのかの微細な微笑みが美しくて感動した。

無条件で手を合わせてしまいたくなるということは、こういう事なのか。

寺院敷地内を散策

比叡山も高野山も、”仏”を軸としたテーマパークだなと思うほど、建物や院、塔があちらこちらにあり、それを巡るのが楽しい。

石山寺も同じ様に敷地何に花・草木・院・塔などがあちらこちらに点在し、それをゆっくり観て回り手を合わせるのが、当時の人たちにも今の人たちにも楽しめるのだろう。

大体1時間前後ほどかかるし、ゆっくりじっくり見て回るのであれば2時間ぐらい必要かもしれない。

3月2日に訪れた時は梅林のつぼみが膨らみ始めたころで美しかった。

見ごろの寒桜
安産の腰掛石。この日、本堂で安産守りを授かる母娘連れも見かけた。
多宝塔
枝が色づいている梅林
東レが寄進した光堂
光堂下にある紫式部像
「石山」と呼ばれるのは、採石場があったからなのだろうか。

「光る君へ」大河ドラマ館

前述で「大河ドラマ館」はあまりお勧めしないと書いた。

理由は、私が到着した13:00ごろは長蛇の列。

14:00過ぎごろに、別料金600円を払って入ってみた。

「五節の舞」のシーンで主役のまひろが着た装束が展示されていた。

個人的な感想としては、良かったと思ったのは装束の展示のみで、あとはホームページでもわかることが、パネルにされて展示している感じだった。

ファンには嬉しいのかもしれない。

感想

ここ10年ほど、テレビドラマをほとんど観ていなかったのだが、久々にNHK大河ドラマ「光る君へ」にハマってしまった。

丁度、浜松へ行くことになり、それだったら犬山城に足を延ばそうか?

いや安土城へ足を延ばそうか?

と思案したとたん、安土まで行くのならいっそのこと石山寺まで足を延ばそうとなった。

昨年、琵琶湖近辺を旅をした際に、安土城と石山寺と三井寺を、時間の都合で見送ったから心残りだったのである。

念願叶っての石山寺だったので、感無量。

旅には自然を満喫する旅

移動を楽しむ旅

古跡寺院や歴史を巡る旅

など、いろんな目的があるが、私は「古跡寺院や歴史を巡る旅」がかなり好きなため、今回も大満足である。

ふと気づくと、京都に戻りがてら三井寺(園城寺)にも行けることに気付き、向かうことにする。

↓次の記事はこちら

石山寺へのアクセスは、京阪電車でもできる。

石山寺には、バス停 石山寺山門前からだと5分もかからないが、京阪石山寺駅からは約10分~15分ほど。

三井寺(園城寺)へは乗換無しで行けるので、寺巡りには良い路線だ。

あぁ旅は楽しい。

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