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ローザンヌ・ガラ 2013

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ため息が出るほど美しい。。

備忘録として、鑑賞した舞台の記録。
2013年8月18日 日曜日 東京青山劇場にて「ローザンヌ・ガラ」を鑑賞
ローザンヌ国際コンクールで入賞し、その後海外で活躍している人が主な出演者。
かつては海外で活躍していたが、今は国内で活躍している人も出演。

【プログラム】
「春の声」 河野舞衣/ルカス・スラヴィツキー
「ラ・バヤデール」よりヴァリエーション 山本雅也
「パキータ」よりヴァリエーション みこ・フォガティー
「海賊」よりグラン・パ・ド・ドゥ 平田桃子/ジョセフ・ケイリー
「アスフォデルの花畑」第2楽章より 崔由姫/平野亮一
「ドン・キホーテ」よりグラン・パ・ド・ドゥ 川村真樹/厚地康雄
「ジゼル」第2幕よりパ・ド・ドゥ 加治屋百合子/ジャレッド・マシューズ
「白鳥の湖」第2幕よりグラン・アダージォ SHOKO/ヴィスラ・ヂュデック
「Shaht」 小尻健太/島地保武
「ラフマニノフ・ピアノコンチェルト 第3番」

この日のお目当ては、まず映画「ファースト・ステップ」に出演してい、みこ・フォガティーである。
元ピアニストで日本人の母と英国人の父を持ち、サンフランシスコ在住の彼女のドキュメンタリーを映画で観て、一度生の彼女の踊りを観てみたいと思った。
『好きなことをして生きる』を100%実現している彼女。幼い頃から学校に一切行かず、全て通信教育で学び、自分の自由になる時間の全てをバレエのために費やしている。
我々一般人の常識から考えると遊びに行ったり、年相応の友人や恋人が欲しくないのか?と思うが、バレエと家族とがあれば彼女は幸せなのだ。私は羨ましい限りだと思う。
余計な事に一切関わらず、好きな事だけやって生きていけるなんて、こんな幸せな事は無いと思う。
この記事を書きながら、実はもうそろそろ会社に行く仕度をしなくては。。。このまま好きなだけブログを書きたいと思っているのだ。笑
自分の好きなことをして生きていけたらどんなに素晴らしいことだろう。
さて、彼女の「パキータ」エトワールのヴァリエーション。
映画でのユース・アメリカでの踊りを想像し、アメリカらしい観客を沸き立たせる少し派手な振付を想像していた。
しかし、予想外にノーブルな踊りだった。
アメリカならアメリカらしい、日本なら日本の観客に受け入れられるノーブルな踊りとしたのであろうか。どんな踊りでも踊り分けられるテクニックがあると言う事なのだろう。
もともと師事していたのは、ロシア系だったので、ノーブルな踊りは得意だったのかもしれない。
ノーブルな上に安定したテクニックで観ていて清々しい。
これから年齢を重ねるうちにもっと丸みのある踊りも出来るようになるだろう。これからが楽しみである。

予想外と言ってしまうと大変失礼なのだが、
河野舞衣ちゃんが「春の声」を踊るとは思わなかった。同じく出演者の崔由姫さんの十八番が「春の声」という印象が強かったからだ。
しかし、河野舞衣ちゃんの「春の声」は素晴らしく愛らしかった。
リフトされたまま花びらを散らしながら登場した時は、春の妖精かと思った。
ヨハン・シュトラウスのワルツに乗って、「春の声」独特のハーフリフトをしながら、まるで水面をポンッポンッと渡っていく妖精のような軽やかなステップ。
常々、先生からは「バレエはスタイルとルックスが一番肝心」と口を酸っぱくして言っているが、彼女はスタイルといいローザンヌコンクールではベスト・オーディエンス賞を受賞した愛らしいルックスと言い何もかもが揃っているダンサーだと思う。

と言う事で、続きはまた。
(以下、追って更新予定)

 

 

 

 

 

 

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