会津若松ひとり旅、2日目。
飯盛山、さざえ堂、戸ノ口堰洞穴を巡り、そのあと御薬園で思いのほかのんびり。
気がつけば、御薬園には2時間半も滞在していました。
庭園を歩いて、蓮の花を眺めて、薬草園までじっくり散策。
さすがにお腹も空いてきました。
そこで遅めのお昼ごはんに向かったのが、会津若松の郷土料理店「田季野(たきの)」です。
目的はもちろん、
会津名物のわっぱめし。
古い建物の佇まいから、もう気分が上がる

お店に着くと、まず目に入るのがこの建物。
白壁に黒い柱、庭の緑、そして暖簾。
観光地の飲食店というより、どこかのお屋敷にお邪魔するような雰囲気です。
暖簾には大きく「輪箱飯」の文字。
田季野では、わっぱの器にご飯とさまざまな具材を入れて蒸し上げる「輪箱飯」をいただけます。
この建物の中で食べるというだけでも、ちょっと特別な気分になります。
店内も、会津らしさたっぷり

中へ入ると、大きな提灯と太い梁。
木をたっぷり使った店内は、落ち着きがあってとてもいい雰囲気です。

古い建物を大切に使っている感じがして、食事だけではなく建物を見るのも楽しい。
甲冑や会津らしい展示もありました。
そして思わず目を奪われたのが、こちら。

世界各国のお札がびっしり貼られた柱!
「これは何だろう?」と思いながら、しばらく眺めてしまいました。
こういうちょっとした発見も、旅先で食事をする楽しみのひとつですね。
メニューを見て悩む(笑)

さて、何を食べよう。
輪箱飯だけでも種類がたくさんあります。
鮭、いくら、かに、きのこ……
そして目に飛び込んできたのが、
「よくばり輪箱飯」
名前からして、もう私向きです(笑)。
いろいろな具材を一度に楽しめるので、今回はこれを選びました。
実は「会津そば」にもかなり惹かれました

そして、もうひとつものすごく気になったのが会津蕎麦。
メニューの写真を見ると、お蕎麦の中に長いネギが一本。
会津では、ネギを箸のように使って蕎麦をすくいながら食べるスタイルがあるそうです。
これ、ものすごく食べてみたい。
かなり迷ったのですが……
この日はわっぱめしが目的だったので、泣く泣く断念。
会津そばは次回のお楽しみにしました。
また会津へ来る理由がひとつ増えました(笑)。
ちなみにこのお蕎麦は、会津若松より南南西に向かってさらに山深い宿場町「大内宿」の名物蕎麦なのだそう。
味噌汁を「こづゆ」に変更しました

せっかく会津へ来たのだから、郷土料理もできるだけ味わいたい。
そこで、通常のお味噌汁ではなく、追加料金を払って「こづゆ」に変更しました。
こづゆは会津の郷土料理。
私が訪れたときのメニューには、ホタテの貝柱を出汁に使い、里芋、きくらげ、しいたけなどを入れたお吸い物として紹介されていました。
具材の数を縁起のよい奇数にするという習わしもあるそうです。
蓋を開ける瞬間が楽しい、わっぱめし

やってきました。
丸い木のわっぱ。
この蓋が閉まった状態、いいですよね。
何が入っているのかわかっていても、
「開けますよ〜」
という瞬間がちょっと嬉しい。
そして蓋を取ると……

わあ。
鮭、いくら、かに、筍、枝豆、玉子焼き、きのこ。
いろいろな具材がぎっしり!
見た目からして豪華です。

特に目を引くのが、たっぷりのいくら。
鮭といくらだけでも嬉しいのに、かにまで入っています。
その下には温かいご飯。
木のわっぱに入っているせいなのか、普通のお茶碗で食べるご飯とはまた違ったおいしさがあります。
古民家のような店内でいただくわっぱめし。
これは旅先で食べるからこその楽しさもありますね。
こづゆも付けて正解

こちらが追加でお願いした、こづゆ。
きくらげ、きのこ、里芋など具だくさん。
やさしい味のお吸い物で、わっぱめしともよく合いました。
会津へ来たのなら、わっぱめしだけではなく、こうした郷土料理も一緒に味わってみるのがおすすめです。
ただし、かなりお腹いっぱいになります(笑)
とてもおいしくて、夢中で食べました。
ただ……
結構、量があります。
見た目以上にご飯もしっかり入っていて、具材もたっぷり。
食べ終わるころには、
「お腹いっぱい!」
となりました(笑)。
このあとまだ観光の予定があったので、かなり満たされた状態で次の場所へ向かうことに。
でも、旅先で「食べた〜!」と思えるくらい名物料理を楽しむのもいいものです。
食事だけでなく、建物も楽しみたい田季野
田季野は、料理だけではなく建物そのものも印象に残りました。

木の梁、障子、丸い照明。
どこを見ても昔ながらの日本の家の雰囲気があります。

そして料理を入れる、この木のわっぱ。

会津の郷土料理と建物の雰囲気がぴったり合っています。
単に「ランチを食べる」のではなく、
会津らしい空間で、会津らしいものを食べる。
そんな時間を楽しめるお店でした。
次回は、あの「会津そば」を食べたい
今回いただいたわっぱめしは大満足。
こづゆも追加して、会津の郷土料理をしっかり味わうことができました。
でも、心残りがひとつ。
そう。
ネギ一本で食べる、あの会津そば(笑)。
次に会津若松へ来たら、今度はぜひ食べてみたいと思います。
……とはいえ、田季野へ来たらまたわっぱめしも食べたくなるんだろうなあ。
これは悩みそうです(笑)。
御薬園でゆっくり庭園を楽しんだあと、古い建物の中でいただくわっぱめし。
会津若松で郷土料理を食べたい人には、ぜひ候補に入れてほしいお店です。
そしてお腹いっぱいになったあとは――
末廣酒造へ。
会津若松2日目は、まだ続きます。
