ベトナム・ハロン湾での1泊2日クルーズ。
Starlight号に乗船し、ランチを楽しんだ後は、いよいよハロン湾観光のスタートです!
今回のクルーズでは、巨大な鍾乳洞「スンソット洞窟」と、山頂からの絶景で知られる「ティートップ島」を訪れます。
そして夕方には、ハロン湾の美しい夕焼けを眺めながらカクテルで乾杯。
なんとも贅沢な時間です。
……と、ここまでは素敵なリゾート旅行なのですが(笑)。
実際には、観光客の多さに驚いたり、ビーチで思いがけず荷物の見張り番になったり、ディナーでは時間どおりに来たのが私だけだったり。
そんな出来事も含めて、ハロン湾クルーズ1日目の様子をご紹介します。
世界自然遺産ハロン湾|「海の桂林」と呼ばれる絶景

ベトナム北部に位置するハロン湾(Ha Long Bay)は、1994年にユネスコの世界自然遺産に登録された、ベトナムを代表する景勝地です。
海に大小約2,000もの石灰岩の島々や奇岩がそびえ立つ独特の風景から、中国の桂林になぞらえて「海の桂林」とも呼ばれています。
「ハロン」は漢字で「下龍」。
その昔、国を守るために天から龍が舞い降り、口から吐き出した宝石が島々になったという伝説が残っています。
船のデッキから眺めていると、海の上に不思議な形の岩山が次々と現れます。
こんな景色が延々と続いているのですから、龍の伝説が生まれたのも納得です。
ハロン湾は、ハノイから車で約2時間半〜4時間。
日帰りクルーズもありますが、私は船に宿泊する1泊2日のクルーズを選びました。
せっかくなら、夕焼けも夜の海も、そして翌朝の景色も楽しみたい!
そんな期待を胸に、クルーズのアクティビティが始まります。
スンソット洞窟|「驚きの洞窟」という名前に納得!

最初の目的地は、スンソット洞窟(Sửng Sốt Cave)。
ハロン湾のボーホン島にある、湾内でも最大級の鍾乳洞です。
ベトナム語の「Sửng Sốt」は「驚き」という意味で、英語では「Surprise Cave(サプライズ・ケーブ)」とも呼ばれています。
なんとも期待が高まる名前ですね。
洞窟の入り口は観光客でいっぱい!

船から島を眺めると、すでにものすごい数の観光客が!
さすが、ハロン湾を代表する人気スポット。
静かな秘境を探検するというより、世界中からやって来た観光客と一緒に洞窟探検を楽しむ感じです(笑)。

船着き場から洞窟の入り口までは、階段を登っていきます。
これが、なかなかの上り坂。
洞窟の中を歩く前から、ちょっとした運動です。
暑い季節のハロン湾観光は、歩きやすい靴と飲み水が欠かせませんね。
想像以上に広い!自然がつくった巨大な地下空間

いざ、洞窟の中へ!
スンソット洞窟は、面積が約12,200平方メートルもあるといわれる巨大な鍾乳洞。
内部はいくつもの空間に分かれていて、奥へ進むほど、その広さに驚かされます。







天井から垂れ下がる鍾乳石、地面から伸びる石筍、そして不思議な形に成長した岩。
長い年月をかけて自然がつくり出した造形は、まるで彫刻作品のようです。
照明に照らされた岩肌も幻想的。
人間が設計したわけでもないのに、こんなに複雑で美しい空間ができるなんて、本当に不思議です。
洞窟を出ると、そこにはハロン湾の絶景
洞窟の見学ルートは約500メートル。
内部の神秘的な景色を楽しんだ後、出口付近からはハロン湾の奇岩群を見渡すことができます。
暗い洞窟から外に出ると、一気に視界が開ける。
これもスンソット洞窟の魅力ですね。
洞窟の中と外、まったく異なる景色を楽しめました。
洞窟内の動画も撮影しましたので、ぜひご覧ください。
ティートップ島|山頂の絶景か、ビーチでのんびりか?

続いて訪れたのは、ティートップ島(Ti Top Island)。
ハロン湾クルーズでは定番の観光スポットです。
島の山頂には展望台があり、約400段以上の階段を登ると、ハロン湾の奇岩群を見渡すパノラマビューが楽しめるそうです。
観光パンフレットなどでよく見かける、あの美しいハロン湾の風景ですね。
ただし、山頂まで登るには15〜20分ほど。
しかも階段は急勾配。
私が選んだのは、もちろん……
ここでツアーガイドさんから、どちらにするか聞かれました。
「山頂の展望台まで登る人?」
「ビーチでくつろぐ人?」
山頂まで頑張って登れば、素晴らしい景色が待っているそうです。
エメラルドグリーンの海に、無数の奇岩が浮かぶ絶景!
……なんだそうです(笑)。
私は、迷わず後者。
ビーチでくつろぐ組を選びました!
朝から観光しているし、せっかくのリゾートですもの。
のんびり過ごす時間も大切です。
ビーチ組には、スタッフからバスタオルが配られます。
これを砂浜に敷いて、景色を眺めるもよし。海に入るもよし。
なんとも優雅な時間になりそうです。
……と思っていたのですが。
えっ!ビーチが芋洗い状態なんですけど(笑)

ティートップ島には、ハロン湾では珍しい三日月形の砂浜があります。
青い海と白い砂浜。
そんな南国リゾートを想像していた私。
ところが、実際に到着してみると……
いやいやいや、ものすごい人!!
まさに芋洗い状態です(笑)。
写真ではちょっと伝わりにくいかもしれませんが、本当に大勢の観光客で賑わっていました。
今回のツアーでも、乗船客の約3分の1が展望台へ、残りの約3分の2がビーチ組。
そりゃあ、混みますよね。
海の色も、想像していたのと違う(笑)

実は私、水着も着てきていたんです。
せっかくハロン湾に来たのだから、海に入る気満々でした。
ところが、海を見てみると……
エメラルドグリーンちゃうやん!(笑)
なんだか水が濁っています。
雨季だからなのか、その日の天候や海の状態によるものなのか、理由はわかりません。
もちろん、いつもこんな色というわけではないのでしょうけれど、少なくともこの日の海は、私が想像していたリゾートの海とはちょっと違いました。
ということで、泳ぐのはやめて、木陰でのんびり過ごすことに。
気づけば、ツアー仲間の荷物の見張り番に!

バスタオルを敷いて、ぼんやりと海を眺めていると、同じクルーズに参加している人たちが、次々と私の周りに集まってきました。
みんなバスタオルを敷いて、着ていたものを脱ぎ、海へ入っていきます。
楽しそうですね〜。
私はというと、相変わらず木陰でのんびり。
そして、ふと気づきました。

あれ? 私、みんなの荷物の見張り番になってない?(笑)
誰かに頼まれたわけでもないのに、いつの間にかそんな役割に。
まあ、これも旅の思い出です。
ティートップ島の名前は宇宙飛行士に由来
ところで「ティートップ島」という名前、ベトナムの地名としては少し不思議な響きですよね。
実は、旧ソ連の宇宙飛行士ゲルマン・チトフの名前に由来しています。
1962年、ベトナムのホー・チ・ミン国家主席とチトフがこの島を訪れたことを記念し、両国の友好の証として名付けられたのだそうです。
船着き場の近くには、現在もチトフの像があります。
こんな小さな島にも、歴史があるんですね。
ティートップ島を後にして、夕焼けのハッピーアワーへ

ティートップ島を出発すると、いよいよ夕方。
お楽しみのハッピーアワーが始まります!

海の色はちょっと期待と違いましたが、夕焼けは期待を裏切らない美しさ!
昼間とはまったく違う表情を見せるハロン湾。
夕日に照らされる奇岩群を眺めていると、時間がゆっくり流れていくように感じます。
美しい夕焼けを眺めながら、カクテルで乾杯!

今回のクルーズでは、ハッピーアワーにビールやカクテル、ソフトドリンクなどを2杯まで無料で楽しめました。
私はカクテルを注文。


夕焼けに染まるハロン湾を眺めながら、乾杯!
なんとも贅沢な時間です。
昼間は洞窟を歩き、島に上陸し、たくさんの観光客に驚いていましたが(笑)。
こうして船の上でゆっくり夕日を眺めていると、やっぱり宿泊クルーズにしてよかったなぁと思います。
19時からディナー!ところが、誰も来ない(笑)

夕焼けを楽しんだ後は、ディナータイム。
夕食は19時からです。
ランチがかなりのボリュームだったので、正直なところ、それほどお腹は空いていません。
でも、ほかにすることもないし(笑)。
時間どおり、19時にダイニングルームへ向かいました。
ところが……。
誰もいない!
えっ、時間を間違えた?
と思いましたが、そんなことはありません。
ちゃんと19時です。
時間どおりに来ていたのは、日本人の私だけでした(笑)。
国際色豊かなクルーズの乗船客
今回のクルーズには、スペインから来た大人数のグループや、アメリカからの少人数のグループがいくつか参加していました。
そして、オーストラリア在住だというチリ出身の一人旅の男性も。
国際色豊かな顔ぶれです。
みなさん、時間に対しておおらかなのかな?
なんだか国民性の違いが出ているようで、面白くなってしまいました。
もちろん、たまたまこの日のメンバーがそうだっただけかもしれませんけどね(笑)。
ディナーも海の幸がたっぷり!
まずはビールで乾杯!
そして、次々と料理が運ばれてきます。
昼食も豪華でしたが、夕食も負けず劣らずのボリュームです。
海の幸をふんだんに使った料理が並び、どれも美味しい!
ただ、さすがに今回は食べきれませんでした。
後半に出てきたお皿は、少し残してしまうことに。
せっかくの美味しい料理なのに、もったいない……。
それでも、船の上でいただく食事は、いつもの旅先のレストランとはまた違った楽しさがあります。











ハロン湾の夜|海の上に浮かぶ船の灯り

ディナーを終えて外に出ると、昼間とはまったく違う景色が広がっていました。
海の上に浮かぶクルーズ船が、あちこちでライトアップされています。
船からは音楽も聞こえてきて、思っていたよりも賑やかな雰囲気。
といっても、大騒ぎというほどではなく、ほどよく楽しい夜の空気です。
ライトアップされたボートも素敵

私たちの船に係留されているボートも、夜になると美しくライトアップされていました。
ここでは、お酒を飲みながら歓談することもできるようです。
私の客室には専用のテラスがあり、そこからこのボートを眺めることができました。
スペインからのグループが楽しそうに過ごしています。
昼間はハロン湾の奇岩群を眺め、夕方は美しい夕焼け、そして夜は海の上に浮かぶ船の灯り。
同じ場所にいても、時間によってこんなに景色が変わるんですね。
日帰りクルーズでは味わえない、宿泊ならではの楽しさです。
こうして、ハロン湾での夜は更けていきました。
まとめ|ハロン湾クルーズは絶景だけじゃない!

ハロン湾1泊2日クルーズの1日目。
巨大なスンソット洞窟、ティートップ島、夕焼けのハッピーアワー、豪華なディナー、そしてライトアップされた夜の海。
盛りだくさんの1日でした。
特に印象に残っているのは、ティートップ島の混雑ぶり。
美しいビーチで優雅に過ごすつもりが、まさかの芋洗い状態(笑)。
そして、いつの間にかツアー仲間の荷物の見張り番になっていたことも、忘れられない思い出です。
旅行って、予定どおりにいかないこともありますよね。
でも、後になって思い出すのは、案外そんな出来事だったりします。
そして、何より感動したのはハロン湾の夕焼け。
あの美しい景色を船の上からゆっくり眺められたことだけでも、1泊2日のクルーズを選んでよかったと思いました。
翌朝は、どんな景色が待っているのでしょうか。
ハロン湾クルーズ2日目へ続きます!
